涸沢定着−奥穂高・涸沢岳・北穂高−
- GPS
- 50:47
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,717m
- 下り
- 1,930m
コースタイム
6:50 上高地 - 7:00 河童橋 - 7:40 明神館 - 8:50 徳沢 - 10:00 横尾 - 11:40 本谷橋 - 14:00 涸沢ヒュッテ - 幕営
■2014/05/04
5:30 涸沢テン場出発 - 9:00 穂高山荘 - 10:20 奥穂高山頂 - 11:40 穂高山荘 - 12:25 涸沢岳山頂 - 12:50 穂高山荘 - 14:20 涸沢テン場
■2014/05/05
05:15 涸沢テン場出発 - 7:45 北穂高山頂 - 8:45 涸沢テン場 - (テント撤収) - 10:30 テン場出発 - 11:40 本谷橋 - 12:40 横尾 - 15:40 上高地
天候 | 2014/05/03:晴れのち雨 2014/05/04:晴れ 2014/05/05:涸沢より上は雪、下界は雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
行き:沢渡駐車場〜上高地 ジャンボタクシー 帰り:上高地〜沢渡駐車場 バス@1,250円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■上高地〜横尾 数箇所残雪あり。 ■横尾〜本谷橋 横尾を出てしばらくすると所々雪が出てきます。 半分も過ぎるとしっかりとした雪道になりますが、アイゼンは不要。 トラバース気味の道は、若干滑りやすいので慎重に。 ■本谷橋〜涸沢ヒュッテ アイゼンをつけている人も多いですが、なくても十分に歩けます。 ■涸沢〜穂高山荘 朝のうちはアイゼンもしっかり効いて歩きやすい。 ■穂高山荘〜奥穂高 非常に混雑しており、登り下りのすれ違いが大変。 山荘前で岐阜県警から変なトレースがついているところは登らないように、特に下りでは絶対使わないように、との注意があったものの、登り/下りのすれ違いができず、登りはやむなくこちらのルートを使用。 しっかりとした階段状になっていたため、大きな問題はなかった。 下りでは、前が詰まってしまった為、トレースのないところを下ったが、雪がやわらかく、滑りやすい。 ■穂高山荘〜涸沢岳 特に危険個所なし。 ■涸沢〜北穂高 |
写真
感想
ここ半年ほどあまり山に行っておらず、まともな雪山は今シーズン初!というくらい久々で、涸沢に辿り着けるかも不安に思いつつのスタート。
2年前に上高地から明神まで歩いた時には、色々な花が咲いていて、akashoubin隊長に教えてもらったので、まずはお花♪と楽しみにしていたのに今年はまだ(?)咲いておらず、ちょっと寂しい林道歩き。
でも、日本三名鳥すべてのさえずりが聞けたらしいのですが、残念ながらオオルリだけは聞き損ねました。
横尾から先は初めての道。
まだ緩やかな山道を進みます。
本谷橋からいよいよ本格的な登りとなります。
比較的緩やか、なのだと思うのですが、結構シンドイ。
鈍った体がついていけず、まず左足がつります。
落ち着いた、と思ったら、右足が・・、しかも、脛側とふくらはぎ側が同時につるという悪夢。
通りすがりのおばさまに漢方薬をいただき、服用。
どうもありがとうございました。
その後は、ゆっくりゆっくり何とか持ちこたえつつ登ります。
そろそろ休憩したいと思った頃、ようやくヒュッテが見えます。
もう少し!と励まされて進むものの、幻か?と思うほど、ちっともヒュッテまでの距離が縮まりません。。。。
ようやく到着した頃にはすでにたくさんのテントが。
端の方に場所を見つけて整地。
テントを張り終えるころから雨が本格化。
行動中にこの降りでなくてよかったと一息。
初日はloloさんによる豪華な夕食。
ちょっと重かったですが、非常に美味しくいただきました。
早々に夕食を終え、19時頃には就寝。
2日目は、3時半起床。
予定より30分遅れて、絶好の登山日和の中、5時半に出発。
登り始めて早々にこの日は手がつります。。。
そんな鈍った身体にはちょっと堪える斜面ですが、腰を痛めたsasiさんも頑張っているのにへこたれてる場合じゃありません。
時折、後ろに出来た渋滞の列の方々に先に行ってもらいながら、3時間半かけて漸く穂高岳山荘に到着。
既に達成感でいっぱいです。
さて、いよいよ奥穂高です。
sasiさんは小屋で休養してもらい、残りのメンバで向かうことに。
が、はしごの先の急斜面をみて、去年、白毛門〜巻機山の縦走時に、ジャンクションピークの先のトラバースで軽く足を滑らせたトラウマが蘇ります。
常駐されている岐阜県警の方からルートに関しての注意事項を受け、いざ出発。
途中、ピッケルを持ってのはしごの上り方も教わりつつ、何とか第一段階クリア。
いよいよ核心部、が、下ってきた方々で渋滞していて正しいルートに進めません。
やむなく先程行ってはいけないと注意を受けたルートに進みますが、しっかり階段状になっていた為、心配したほどの怖さはなく登りきれました。
と、漸く一息をついたところでどっと疲れが。。
再び超スローペースで山頂に向かいます。(※皆様、スミマセンでした)
そして、山頂!
しばし景色を堪能して戻ります。
途中、もしどうしてもロープを出さなくてはならなかった場合のために、準備します。
再び、核心部へ。
先行者で立ったまま下っていた方の一人が、軽く滑落。
一瞬息を呑みましたが、すぐに止まってホッ。
恐怖心をあおられつつ、ピッケルの持ち方、足の運び方、入念に注意事項を確認して下ります。
途中、先行者が恐怖心から固まってしまい、歩みが止まります。
急斜面での停止状態はなかなか怖い。
shironekoリーダーが痺れを切らして、横にずれて新しいトレースを作りながら先に下って行きます。
階段を作ってくれているものの、雪がやわらかく、今までのトレースほどの安心感はない中、慎重に慎重に下り、何とかクリア!!
まもなく穂高岳山荘へ無事生還。
しばし休憩の後は涸沢岳をピストンし、テント場へ戻ります。
新人sasiさんと、akashoubin隊長、shironekoリーダー、wanさんは、途中滑落停止訓練を実施してから戻ります。
2日目のご飯もウィンナーにさつま揚げ、具沢山鍋と豪勢です。
お鍋を完食した後は、なんとデザートまで。すごすぎです。ご馳走様でした!
この日は、前日より少し遅い20時頃就寝。
3日目は、天候悪化の予報の為、3時起床、5時出発。
しかし前日から腰を痛めたsasiさんと、昨夜から体調を崩したnamenekoはテントでお留守番することに。
周囲では、早々にテントを撤収し下山していくパーティーも多数いる中、ヨチヨチメンバーは、ほぼ(?)予定通り出発です。
足の速い皆様は、サクッと行ってあっという間に戻ってきましたが、山頂付近は吹雪という悪条件だったとのこと。
namenekoも同行していたら、とてもこんな時間には戻ってこれなかったでしょう。
早々にテントを撤収して下ります。
涸沢ヒュッテを出てしばらくすると、雪が雨に変わり、憂鬱に。
当初は徳沢あたりで1泊の予定でしたが、順調に下って来れたこと、天候も悪いことからそのまま上高地まで。
3日目の夜ご飯は、テント泊にはなりませんでしたが、タケノコご飯に2色鍋と、またまた豪華メニューを頂き、解散。
皆様お疲れ様でした&ありがとうございました。
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