【オジサンのボッカ訓練】北ア前衛・宇奈月尾根第二登山口から僧ヶ岳往復
- GPS
- 08:22
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,318m
- 下り
- 1,314m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:23
天候 | 晴れ後時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 大阪屋ショップ宇奈月店で買い物。コンビニより安い(苦笑)。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
着替え
昼ご飯
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
サングラス
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
前週の栂海新道・犬ヶ岳(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4437468.html)に続き、テント泊装備を背負って僧ヶ岳を日帰りで往復する「訓練」を行なってきた。僧ヶ岳といえばちょうど52週前に訓練しに東又谷コースから登った(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3319801.html)けど、あれは小屋泊まり装備で標高差を克服する訓練だった。今回はテント泊装備の重さを克服する訓練のつもりで、前週の犬ヶ岳の時よりも水2 litterを追加し、前週は持っていかなかった着替えも追加。より実践的な装備になった(笑)。水を追加したのは、栂海新道とは異なり水場が少ないうえに、異常な速さで梅雨明けし酷暑が続いているための熱中症対策を考えてのこと。「訓練」には標高差がある程度あったほうがいいだろうってことで、宇奈月尾根第二登山口から僧ヶ岳までの往復とし、余裕があったら駒ヶ岳まで往復する予定だった。
朝5時に登山開始出来るように、朝3時に起床し、3時半『キャラメルハウス』(自宅)を出発。宇奈月温泉だったら高速乗ろうが下道だろうが大差無いので、下道で行く。6週前に『カーター記念黒部名水マラソン』で走ったばかりの道を往き、道の駅うなづきでトイレを済ませてから、宇奈月の温泉街へ。宇奈月スキー場のほうに入り狭い林道をクルマでグングン上がっていく。平和の像を過ぎ、宇奈月尾根第二登山口の前に4:45頃に到着。他にクルマは無く、私が一番乗り。林道はここで通行止めで、仮に第三登山口からの往復を企画してたらショックを受けたことだろう(苦笑)。山靴を履きスパッツを装着し、海鮮ちらし寿司を喰ってから、4:59に登山開始。すぐに送電塔の横を通過した。最初のうちは涼しい風が吹いていて、暑さとは無縁で居られるも…と甘い期待を抱いたけど、陽が昇り切ってしまい朝日を浴びて歩くようになるとすぐに灼熱地獄が始まった…。荷物が重いので1時間ではバイオトイレのある「1,043 m広場」には着かず、63分を要した。せっかくなのでバイオトイレを使用し、自転車を前に20回、後ろに10回漕いでみた(苦笑)。「1,043 m広場」には展望図もあって、後立山連峰がよくみえた。
「1,043 m広場」から第三登山口まではしばらく林道を往く。そしたら崖崩れや落石で林道はボロボロの状態。この林道は烏帽子尾根登山口への重要なアクセスルートなんだけど、黒部市は治す気はあるんだろうか? しばらくは烏帽子尾根登山口までクルマで行くことは無理と見た! 第三登山口からはハシゴで急斜面に取り付き、しばらく電光型に切られた道を登って尾根上に復帰。ここの道は陽の当たる尾根の南側の方が多く、日蔭となる尾根の北側を通ることは少ない。暑い〜! あわよくば「1,043 m広場」から烏帽子尾根合流点まで1時間で行けないか?…と思ってたけど、荷物の重さから絶対無理で、途中1,431 mピーク周辺でアップダウンがあったこともあり、コースタイムからの遅れが目立つようになってくる。烏帽子尾根合流点まで「1,043 m広場」から1時間どころか、約2時間で到着。暑さと荷物の重さにヤられ、ヘロヘロだ。ここで鋲ヶ岳から縦走だという登山者と出会う。初めて登山者の姿をみた。
重い荷物をここでデポ、または荷物を解体し一部デポすることを真剣に考えてたけど、よくよく考えてみると烏帽子尾根合流点から僧ヶ岳頂上まで標高差は300 mしかなく、20分と長めの休憩を取って冷静になった(苦笑)こともあり、そのままの荷物で頂上を目指す。暑いけど、7月上旬ということが幸いし、秋口なら存在しない水場がいくつかあり、冷たい水が得られたのも熱中症対策になった。鉱山道を分け、緩く回り込む形で前僧ヶ岳に出て、ここで休憩。休憩中に、登山者ひとりとトレランのお兄さんに抜かれた。
一旦仏ヶ平に下りてから、僧ヶ岳への最後の登りにかかる。仏ヶ平に限らずニッコウキスゲが咲いてる箇所が多かった。僧ヶ岳頂上直下に雪田があり、ここが水源となって冷たい水が取れた。10:08に僧ヶ岳頂上に到着。頂上には登山者が3人休憩中。私が抜かれた数と一緒だから、不思議は無い(苦笑)。
前週もそうだけど、5時出発で6時間経った11時が登りのリミットに設定してた。11時までに頂上に登れそうになかったらそこでストップ。前週の犬ヶ岳では残りもう少しなので11時を超えても歩いたけど、この荷物背負って11時まで駒ヶ岳までは無理なので、今回はここでストップ。イカ天丼喰ってから、10:33より下山開始。
いつの間にか雲が多くなってきて、陽が翳ることもあったけど、基本的には下りも灼熱地獄(苦笑)。こんなコンディションにもかかわらず続々と登山者が登ってくるのでビックリする。なかには高齢者の姿もあったから、なおのこと。11:21に烏帽子尾根合流点まで下り、次の1時間で避難小屋跡まで来た。第三登山口から少しの間だけ林道歩きをして、「1,043 m広場」からまた登山道に入る。北陸の山の道は湿ってることが多いけど、酷暑が続くせいか乾いた枯れ葉が滑って足を取られそうになることが何度かあった。送電塔の横を通るとゴールは近く、13:22に第二登山口に帰還。私のクルマしか無かった筈が、7台ほどクルマが居てビックリ! まあ、上までクルマで行きたくてもここで通行止めだからね…。
前週そして今回と、テント泊仕様で歩いてみて、現在の自分の体力がどんな状態か掌握出来た。この感じだと、来るべき本番では荷物の軽量化に工夫が必要だと思われる(苦笑)。
にしても、夏の宇奈月尾根は暑かった…。
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