那岐山〜滝山縦走 「空中散歩」の縦走路
- GPS
- 05:46
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,063m
- 下り
- 1,054m
コースタイム
天候 | 晴れ。ただし10時までは山頂部は雲多し。また風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・熊出没注意の看板あり ・道標、赤テープは多くあります。 ・私は行きませんでしたが、10kmほど離れた所に湯郷温泉があります。立ち寄り湯としては「白鷺の湯」あり ・登山口から2kmほどのところに「那岐山麓・山の駅」があります。トレッキングマップをゲットできます。 |
写真
感想
前から行きたかった、岡山県の名峰那岐山へ。せっかくだから西に尾根道を歩いて滝山まで往復することにしました。
「那岐山麓・山の駅」を通過して2km程車で走ると、登山口駐車場に着きます。那岐山の駐車場は3つあるのですが、一番登山口に近いのは「第3駐車場」。朝7時に到着したときには既に1台停まっていました。準備をして7時10分出発。第3駐車場すぐ側の「蛇渕の滝」を見てから登りだします。
5分ほど歩いて「BC分岐」。BコースとCコースの分岐点です。Bコースだと蛇渕の沢に沿って那岐山山頂に至る道、Cコースだと大神岩を経由して那岐山三角点峰に至る道です。「早朝だし、沢沿いだと熊に会う可能性が高いかな」とヘタレの私は考えたのですが、最初に那岐山山頂に着いておきたかったので、Bコースを選択しました。
暗い森の中を歩くのですが、沢から着かず離れず進むせいか、森林浴を楽しんでいるようなさわやかな気分で歩けます。傾斜も予想したほどきつくはありません。BC分岐から30分ほどで、菩提寺から登っていくAコースへ向う道と分かれます。ここで五合目。
しばらく歩くと黒滝に行く道と分岐しますが、私は黒滝には向わずそのまま登り続行。少し歩くと尾根に出て視界が開けます。今日は、麓の景色はよく見えるのですが、山頂は強い風に押された雲が流れています。「てんきとくらす」では「9時まで風強し」と予報されてましたが、那岐山頂からの展望は期待できないかも、と少しあきらめつつさらに登ります。
Aコースへの分岐から5分ほど歩くと林道に出会い。「携帯電話通話可能」の看板あり。ここから、山側から笹が覆う道を進みます。歩き疲れても振り返ると麓の景色が素晴らしいので、休みつつぼちぼち登山。登り始めて1時間10分で八合目到達。さらに10分歩くと山頂からの稜線に出ます。ここまでくればしめたもの。那岐山山頂まできつい傾斜はありません。しかし、雲の中に入ってしまって景色はうっすらとしか望めません。風が強いので、たまに雲が切れることはあるのですが残念。
登り始めて1時間半後に那岐山山頂到着。やはり展望はよくないので、そのまま先に進みます。20分後に那岐山三角点峰。ここから滝山への縦走路に入ります。
私は登山を始めてまだ1年も経ってないのですが、那岐山〜滝山のような山頂の草原を歩く縦走路は始めてでした。まるで、写真で見た剣山〜ジロウキュウの縦走路のようで、展望がきかないことで下り気味のテンションも一気に復活!たまに見える麓の景色を見ていると、まるで「空中散歩」をしているかのようです。景色を見つつ、写真を撮りつつ進んでいるうちに徐々に雲も晴れてきました。1時間かけて滝山山頂。縦走路はさらに西へ続いていますが、ここで折り返すこととし休憩します。
滝山山頂は立派な展望台があり、周囲の山を紹介したパネルがあります。360度、どっちを向いても山、山、山。東は兵庫県の日名倉山、氷ノ山。北西には大山。あらゆる山が見えます。おにぎりを1個食べつつ30分ほど長居をしてしまいました。
下山は一旦那岐山三角点峰へ戻り、そこからCコースで下ります。さっきまで那岐山頂にかかっていた雲も晴れ、歩いてきた縦走路が一望できます。滝山に行くまでは感じなかった縦走路のアップダウンがじわじわ堪えはじめ、一服する回数を増やします。しかし展望が素晴らしく、南側は岡山県奈義町の町並み、北側は鳥取県側の中国山地の山並みが広がっているため、疲れて無くても景色を見るために頻繁に一服していたかも。1時間かけて那岐山三角点峰に戻りました。
ここでおにぎり2個の昼食をとりCコースから下山開始。大神岩までは明るい登山道。やや石が多くありますので、足の置き所に気をつけつつ下ります。下山開始から20分で大神岩。岩の上からの奈義町側の展望は素晴らしいです。また東側に目をやれば、岡山県東部から兵庫県宍粟市、佐用町の山並みが広がります。兵庫県宍粟市では「宍粟50名山」というプロジェクトを行っていますが、この景色の中にいくつかあるであろう「宍粟50名山」もいずれ訪れてみたいです。
さらに明るい登山道を30分弱下ると、木のベンチが多数ある場所に到着。自然について説明した案内板が多数あります。自然学校の教室のよう。「檜皮の森林」の解説板があり、この森林が歴史的建造物の修復に用いられていることがわかります。
しばらくして林道と合流。林道には入らずさらに登山道を直進、石の多い明るい道を進むこと10分ほどでBC分岐に戻り、登り始めから5時間45分で登山口に戻ってきました。
那岐山〜滝山の縦走路が素晴らしいこのコース。今度は山の仲間と再訪したいと思います。
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