ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4455883
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

明神岳主稜

2022年07月02日(土) ~ 2022年07月03日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:36
距離
13.6km
登り
1,983m
下り
1,985m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:14
休憩
2:57
合計
13:11
5:47
5:47
4
9:59
10:42
35
11:17
11:28
18
11:46
12:19
26
12:45
13:17
13
13:30
13:40
17
13:57
14:12
100
15:52
15:55
37
16:32
16:58
116
18:54
2日目
山行
2:01
休憩
0:03
合計
2:04
5:12
56
6:08
6:08
38
7:00
7:00
7
7:16
ゴール地点
天候 初日:晴のち雨のち曇り 二日目:高曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
さわやか信州号(前日22:25新宿発)
コース状況/
危険箇所等
明神岳はバリエーションルートで全体的には踏み跡はあるが、一部は不明瞭。
快晴の上高地。5時50分、明神岳主稜へ出発。
ビバークを前提に、水は5Lを担ぐ!
2022年07月02日 05:47撮影 by  SH-M15, SHARP
7/2 5:47
快晴の上高地。5時50分、明神岳主稜へ出発。
ビバークを前提に、水は5Lを担ぐ!
7番標識の右から踏み跡を辿りながら登り始める。
いよいよ明神岳へ。
2022年07月02日 06:27撮影 by  SH-M15, SHARP
7/2 6:27
7番標識の右から踏み跡を辿りながら登り始める。
いよいよ明神岳へ。
5峰までは明瞭とはいえないまでも踏み跡もあるし、多くはないがテープもある。
2022年07月02日 06:40撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 6:40
5峰までは明瞭とはいえないまでも踏み跡もあるし、多くはないがテープもある。
5峰平までは強烈な急登が続く。
木の根や笹を掴んで、体を引き上げる。
2022年07月02日 07:39撮影 by  SH-M15, SHARP
7/2 7:39
5峰平までは強烈な急登が続く。
木の根や笹を掴んで、体を引き上げる。
樹林帯の急登でかなりツラいが、たまに見える穂高の稜線に気分がアガる。
2022年07月02日 07:52撮影 by  SH-M15, SHARP
7/2 7:52
樹林帯の急登でかなりツラいが、たまに見える穂高の稜線に気分がアガる。
2100mのあたりから長いトラロープがいくつか。
左右が切れ落ちている尾根もあるが、慎重にいけば問題なし。
2022年07月02日 08:12撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 8:12
2100mのあたりから長いトラロープがいくつか。
左右が切れ落ちている尾根もあるが、慎重にいけば問題なし。
森林限界を超えて、ハイマツの藪漕ぎを超えると5峰平。
テント適地で2-3張は快適に張れる。
2022年07月02日 09:22撮影 by  SH-M15, SHARP
2
7/2 9:22
森林限界を超えて、ハイマツの藪漕ぎを超えると5峰平。
テント適地で2-3張は快適に張れる。
5峰への最後の登り。ガレガレの登りで気を遣う。
2022年07月02日 09:54撮影 by  SH-M15, SHARP
7/2 9:54
5峰への最後の登り。ガレガレの登りで気を遣う。
5峰ピッケルから明神、前穂、奥穂。
息を飲む絶景と爽やかな風。出発から4時間、順調。
2022年07月02日 10:10撮影 by  SH-M15, SHARP
6
7/2 10:10
5峰ピッケルから明神、前穂、奥穂。
息を飲む絶景と爽やかな風。出発から4時間、順調。
癒される花々。
あちらこちらに群落があり、目を楽しませてくれる。
2022年07月02日 10:47撮影 by  SH-M15, SHARP
7/2 10:47
癒される花々。
あちらこちらに群落があり、目を楽しませてくれる。
4峰頂上から。出発から5時間。コンデションも良く、想像以上に順調。
このころから今日中に岳沢まで下ることを考え始める。
2022年07月02日 11:14撮影 by  SH-M15, SHARP
3
7/2 11:14
4峰頂上から。出発から5時間。コンデションも良く、想像以上に順調。
このころから今日中に岳沢まで下ることを考え始める。
3峰を巻く紫ロープ。
かなり劣化しているので、掴むことはせずに目印程度に。
2022年07月02日 11:36撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 11:36
3峰を巻く紫ロープ。
かなり劣化しているので、掴むことはせずに目印程度に。
結局3峰に登る。
頂上から気持ちのいい景色。
2022年07月02日 11:51撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 11:51
結局3峰に登る。
頂上から気持ちのいい景色。
3峰頂上からのクライムダウン。
下れる場所を探すのに、稜線上を行ったり来たりの一苦労。浮石だらけの微妙すぎるクライムダウンで、吐きそうになる。
2022年07月02日 12:19撮影 by  SH-M15, SHARP
2
7/2 12:19
3峰頂上からのクライムダウン。
下れる場所を探すのに、稜線上を行ったり来たりの一苦労。浮石だらけの微妙すぎるクライムダウンで、吐きそうになる。
2峰への登り。かなり急でガレている岩稜帯を登る。
2022年07月02日 12:30撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 12:30
2峰への登り。かなり急でガレている岩稜帯を登る。
2峰山頂からの下り。今回の山行で唯一の懸垂下降。
50mロープを2本繋げて1ピッチで下るが、50m1本で途中でピッチを切ることも可能。
2022年07月02日 12:57撮影 by  SH-M15, SHARP
4
7/2 12:57
2峰山頂からの下り。今回の山行で唯一の懸垂下降。
50mロープを2本繋げて1ピッチで下るが、50m1本で途中でピッチを切ることも可能。
明神岳登頂。ここまで7時間半。
飛騨側から濃密な雲が近づいているため、水飲み休憩だけで通過。
2022年07月02日 13:28撮影 by  SH-M15, SHARP
3
7/2 13:28
明神岳登頂。ここまで7時間半。
飛騨側から濃密な雲が近づいているため、水飲み休憩だけで通過。
午後から雲がかかることは想定内だったが、やっぱり稜線が雲に覆われてゆくのは残念。
前穂に登るまで天気が持つことを祈りながら歩を進める。
2022年07月02日 13:29撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 13:29
午後から雲がかかることは想定内だったが、やっぱり稜線が雲に覆われてゆくのは残念。
前穂に登るまで天気が持つことを祈りながら歩を進める。
1峰の下り。
フィックスロープが張ってあるが、それでも大変なクライムダウン。このころから雷鳴が聞こえはじめる。
2022年07月02日 14:11撮影 by  SH-M15, SHARP
2
7/2 14:11
1峰の下り。
フィックスロープが張ってあるが、それでも大変なクライムダウン。このころから雷鳴が聞こえはじめる。
きたー、雹!この後、1時間ほどは荒れた天気。
直径1センチほどで、手に当たると痛い。ヘルメットの恩恵を感じる。
2022年07月02日 14:42撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 14:42
きたー、雹!この後、1時間ほどは荒れた天気。
直径1センチほどで、手に当たると痛い。ヘルメットの恩恵を感じる。
視界も悪く、足元が滑るので、前穂までのいくつかの小ピークは大きく巻く。
2022年07月02日 15:08撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 15:08
視界も悪く、足元が滑るので、前穂までのいくつかの小ピークは大きく巻く。
前穂頂上直下の方向指示版。明神岳からここまで2時間強。
雷と雹と滑る岩にメンタルがやられたよ。
2022年07月02日 15:46撮影 by  SH-M15, SHARP
7/2 15:46
前穂頂上直下の方向指示版。明神岳からここまで2時間強。
雷と雹と滑る岩にメンタルがやられたよ。
明神岳、今日来た道。よく歩いたな、と思う。
2022年07月02日 15:48撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 15:48
明神岳、今日来た道。よく歩いたな、と思う。
紀美子平の手前。雲の間に穂高の稜線。
濡れていると、この下りも意外と厄介。
2022年07月02日 16:00撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 16:00
紀美子平の手前。雲の間に穂高の稜線。
濡れていると、この下りも意外と厄介。
紀美子平。
ここでビバークするかを悩んだものの、雹もやんだので岳沢までの下山を決意。しばらく休憩して、5時に下山開始。ここまで11時間。
2022年07月02日 16:46撮影 by  SH-M15, SHARP
7/2 16:46
紀美子平。
ここでビバークするかを悩んだものの、雹もやんだので岳沢までの下山を決意。しばらく休憩して、5時に下山開始。ここまで11時間。
羽虫の大群にまとわりつかれつつ、重太郎新道を下る。
だんだん晴れてきて、風が爽やかになる。レインウェアが恨めしかった。
2022年07月02日 17:30撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/2 17:30
羽虫の大群にまとわりつかれつつ、重太郎新道を下る。
だんだん晴れてきて、風が爽やかになる。レインウェアが恨めしかった。
19時、岳沢小屋テン場に到着。今日の行動時間は13時間、よく頑張った!
この後9時に消灯、就寝。
2022年07月02日 19:02撮影 by  SH-M15, SHARP
3
7/2 19:02
19時、岳沢小屋テン場に到着。今日の行動時間は13時間、よく頑張った!
この後9時に消灯、就寝。
明朝、5時。
乗鞍から虹がかかる。写真では美しさが全然伝わらない。
2022年07月03日 05:12撮影 by  SH-M15, SHARP
2
7/3 5:12
明朝、5時。
乗鞍から虹がかかる。写真では美しさが全然伝わらない。
小雨のなか、2時間弱で下山。
2022年07月03日 06:57撮影 by  SH-M15, SHARP
7/3 6:57
小雨のなか、2時間弱で下山。
朝のお散歩の人が行きかう中、下山。
始発のバスで松本へ。充実の週末。
2022年07月03日 06:59撮影 by  SH-M15, SHARP
7/3 6:59
朝のお散歩の人が行きかう中、下山。
始発のバスで松本へ。充実の週末。

装備

共同装備
テント(2-3人用) 50mロープ2本

感想

明神岳主稜に挑戦。
初日は奥明神沢のコルでのビバークを前提に、水を各自5L担ぎました。これに50mロープを2本。結果的にはビバークもしなかったし、50mロープは1本でも足りかもしれませんが、この荷物を背負って想定以上のペースで歩けたことは自信となりました。
明神岳は徳澤から見上げたり前穂から見下ろしたりするたびに、強烈な岩の稜線に息を飲む思いでいましたが、今回、その稜線を歩き通すことができて、本当に良かったです。
5峰までは急登こそ厳しいですが、比較的わかりやすい道でした。その後の主峰までの稜線歩きは、ガレた岩場、濃密なハイマツ、吐き気のするクライムダウンと、バリルートを堪能できます。最後に荒天にヤラれる落ちまで付きましたが、それでも充実感満点、悦楽至極の山行となりました。
共に登った仲間に限りない感謝、まだまだこれからも一緒に登りましょう!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2159人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳南稜(重太郎新道から下山)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら