小鹿野二子山 最後の埼玉県境ヤマレコ未踏の地へ

2014年05月11日(日) [日帰り]

• GPS: 03:56
• 距離: 7.8km
• 登り: 887m
• 下り: 866m

コースタイム

股峠登山口8:45−（舗装林道歩き）−矢久峠9:35−三岐峠10:10−992m峰10:40
最終鞍部11:15−西岳稜線12:00−（のんびり昼食）−股峠北登山口13:10

天候

ピーカン山日和♪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

股峠の北登山口まで坂本側からも入れるようになりました。
ただし、背の高い車両は倒木により難ありかと。

コース状況／危険箇所等

矢久峠付近は細く歩きにくい半藪・倒木ルートではあるが、踏み跡はある。
途中のピークは結構な急斜面で南側にトラバースしながら高度を稼ぐ踏み跡を辿った。
992m峰から987m峰の区間は、熊の痕跡ありまくりの要注意ルート。
987m峰から稜線までは、岩ルートとなる。枯れた立ち木は絶対に掴まないこと。
四つん這いで登るような斜面もあり、大岩を乗り越えるルートあり。
西岳稜線も通常の逆ルートのため、歩きにくかった。

写真

5/11 8:47

股峠登山口には車両が10数台、少し下った路肩に停めてスタート！！と言ってもまずは林道歩き5km　所要時間約1h

5/11 8:48

残雪がまだあります。

5/11 8:50

いっ、岩茸モリモリ♪
取り放題ですよ、奥さん！！

5/11 9:39

矢久峠には石祠があります。

5/11 9:40

なんとテテミエズ側には観音様が！
前回撮影忘れたので。
母の日のカーネーションがお供えしてあった。

5/11 10:08

県境の途中にも石祠、左右に峠道、三岐峠というらしい。

5/11 10:16

982m峰かな？

5/11 10:21

目指す二子山が近づいてきます。

5/11 10:42

992m峰

5/11 10:46

熊の引っかき傷、この周辺全ての樹木がこんな感じにマーキングしてあり、熊の居住区に踏み入りっています。

5/11 10:54

相棒が前方で何か動いた、動物が絶対いる（怯）
と言うので、観察すると、誰かこっち向いています。分かりますか？中央にある1時の方向に伸びる枝を上側に追うと、右側からカモシカがこっち向いています。

5/11 11:17

最後の鞍部、ここから西岳稜線まで150m高度を一気に稼ぎます。

5/11 11:53

右手には叶山が見える

5/11 11:53

歩いてきた県境尾根

5/11 12:11

西岳山頂までちょっと遠いので、ここでランチ。

5/11 12:36

この男、登山初心者（過去3回）なのに、バリエーションにデビューし、岩も藪もトラバースも問題なし。恐るべし全日本代表クラスのスポーツマン

5/11 12:41

この高所恐怖症さえ克服すれば、

5/11 12:41

最強です。少なくとも私よりもセンスあります。

5/11 12:42

登山日和とあって、クライマールートも大盛況。こんなに多くの取り付いている人を見たのは初めて。

5/11 13:12

無事下山。楽しい4時間半でした。

撮影機器：

Canon PowerShot A3300 IS Canon

感想

🌵🌵🌵hase🌵🌵🌵

GWの埼玉県境ヤマレコ未踏区間、馬立沢−矢久峠↓では
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-435294.html
想像していたよりも疲労があり、2日目の矢久峠−二子山を断念していたので、
今回はリベンジ企画となった。
（GPSのログが前回のデータが残ってしまい、起点が変な位置になっていますが、お許しあれ。）

股峠北登山口まで坂本側からは、残雪と倒木が道を塞ぎ、通行不可との情報があったが、
そろそろ残雪も消えて、倒木も整備されているだろうと、車を走らせてみると、
小型車ならば難なく通行できる状態になっていた。
自宅の朝霞から2時間半要し、8時半に到着です。

まずそこから、舗装の林道4．5kmを歩く、
途中残雪があったり、沢でニホンジカの半生屍があったり、岩茸ビッチリの岩を見たり、
まぁ、そんなに楽しみはない林道をたらたら1時間弱かけて歩く。

やっとのことで、前回の終点：矢久峠に到着。
前回撮影し忘れた観音様と、石祠に安全祈願して入山。
しかし、最初は歩きにくい獣道、体のデカイ相方は可愛そうと思っていたら
少し歩くと踏み跡バッチリの歩きやすい道となり、一安心。
杉の枝打ちもしてあるので、見通しもよく2箇所ほど迷い尾根はあったが、
今回もGPS片手に方向確認して・・・というのは、最後の鞍部までです。

途中、982m峰は南側にトラバースしてクリアする。
それ以外は基本直登、結構急な斜面が多い。

992m峰付近は鹿ネットが出てくる。
これを過ぎると、熊の引っかき傷盛り沢山の熊の居住区となる。
この区間は見通しは良いので、ホイッスル等で合図して通行願います。

987m峰のトラバースは掴むものがないので、結構緊張した。
それを過ぎた鞍部から西岳稜線まで40分ほどで上がれますが、
ここは基本岩稜上を歩くのが正規？ルートのようで、青テープが細かくある。
右手に大きくえぐれたゴルジュがあったり、右手に叶山の採石場が見えたりしたが
それ以降は岩選びにかなり集中する必要があり、写真を撮るのも忘れた。

稜線直下の大岩にぶつかった時に、左に回りこんで弱点を探したが手詰まりとなり、
戻って岩稜を正面突破した。
浮いている岩はほとんどないが、枯れた枝を掴むことは避けて頂きたい。
岩レベルは二子山の上級ルートを難なく登れる人なら問題ないであろう。

稜線に出ると、山頂には人影が見え、大人数で賑わっていたので、
手前の広いスペースで食事にした。
南には両神山、山友達が西岳新道というバリエーションルートを歩いているはず、
予定通りの12時に登頂できたので、こっちを探しているかな？
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-446023.html
どこを歩いたのかなとルートをなぞってみたり、自分たちが歩いてきたルート、
そして塚山から二子山を経て、赤岩尾根へと続く、埼玉県境踏破区間、
そして未踏の天丸山・帳付山を眺め、達成感に浸った。

二子山アルパインルートの中央稜を見ると、クライマーが続々登攀中。
こんなにも大勢が取り付いているのは初めて見た。
天候は最高なので、一般登山者も大勢、皆さんスリリングな岩ルートを難なく歩いているのに
高所恐怖症の相棒はビビリまくり、さっき上級の岩ルートを登ってきたとは思えない情けない姿。
この恐怖症さえ克服できれば、かなりハイレベルな山歩きも余裕であろう。
これからバンバン連れ出して、育てていこう♪

コメント

とらＺ

これは
なかなか面白そうだね。
つか観音様が見たい！
それだけのためにいつかきっと行くぞ！(笑)

🌵🌵🌵hase🌵🌵🌵

Re: これは
土坂峠から二子山まで、石祠が五カ所、観音様が一体、
とらさんならば日帰りできそうですよ。

熊ポイントは観音様と鉄塔の間、と今回のカ所だけですよ。
藪も酷くないですし、ゼヒゼヒ

🌵🌵🌵hase🌵🌵🌵

Re: これは
なお、観音様は車で行けますよ