常念岳 一の沢ピストン テン泊
- GPS
- 09:31
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,164m
- 下り
- 2,143m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:08
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 5:50
天候 | 7/2 晴れのち雷雨のち晴れ 7/2 曇りときどき小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特別な危険箇所はなし。胸突き八丁の先などで滑落、転倒あるようなので注意。 一の沢周辺と常念小屋テント場はau電波なし。稜線では安曇野側へ寄ると電波が入ります。 |
写真
感想
購入したシェルターm trailを試しに常念岳へ行ってきました。
忙しい合間に準備を進め、懸念だった雷雨の予報が好転したため決行を決意(結果として雷雨に遭いましたが…)。仮眠をとって深夜出発のはずがアラームミスで寝坊。
これは駐車ムリだなあ…と思いながら車を走らせ、駐車場に到着したのは7時前でやっぱり駐第2駐車場まで満車。さらに下の空地に駐車させてもらい登山口まで40分ほど歩きました。
かなり余裕ある予定を立てていたので時間に問題はなかったのですが、駐車場に停めるにはやはり早朝に着かないと厳しいようですね。
1日目の夕方はテン場で雷雨に見舞われましたが、青空の元の夏山ハイクと、夜には星空の常念乗越を楽しむことが出来ました。久々に汗だくになりました。2日目は曇天でときおり小雨がぱらつきましたが、本降りにも遭わず初登頂の常念岳から槍穂を眺めることが出来ました。
今回は道中もテン場も羽虫が多かったです。バグネットを持っていって正解でした。虫除けスプレーも持っていけばよかったです。
いつもの体調不良で夕方から夜までシェルター内でかなり苦しんでいたこと、帰路の休憩時にザックが川にダイブし、ショルダーベルトに取り付けていたカメラが水没したことが今回の難点でした。体調不良は補給不足が原因な感じもしてきました。また次回以降に活かしてみたいです。カメラは乾燥中です。
あと久しぶりに長めに歩いたからか太ももが筋肉痛に。5日経っても治っていないのは歳のせいなのか…?
■常念小屋のテン場
砂礫ベースの水はけのいいテン場です。夕方1〜2時間雨が降りましたが、シェルター内に水が流れ込むことはありませんでした。固定に使える岩がたくさん転がっておりペグも刺さります。段々になっているものの平らな場所がないのが玉に瑕です。地面が斜めだと寝ているうちにずり下がったりするので…。小屋の入口側ではなく、少し離れたほうのテン場のほうが傾斜は少なめで槍穂の眺めもいいです。
トイレは2か所のテン場それぞれにあり、男性用小便器、洋式の男性用、女性用の3つが並んでいます。新しくなったらしいですが匂いは強く虫もすごかったです。
auの電波は圏外。テン場から10mほど安曇野側へ寄ればアンテナ4本立ちます。
■フリーライトm trail
レビューをあまり見ないのでレビューしてみます。
ヾ靄椒好撻奪
フロアレスツーポールシェルターで大きさ重さは240x150x115cmの360g(+袋6g)。重さは実測値=公称値でした。オリジナル生地Steck20は20デニールのシルナイロンだと思います。
入り口は短辺1箇所。換気用メッシュが前後にあり、ペグダウンループが8箇所、ガイライン用ループが4箇所あります。シーム処理はされていません。
バグネットやスカート付きモデルもあります。自分はオプションなしの最軽量モデルを購入しました。
購入理由
現在テントはHi-revoを使用しており、ここから快適さを犠牲にしてさらなる軽量化を検討し、ツエルトかシェルターの購入を考えていました。
候補は多岐に渡りましたが、乱暴に約すと、軽さと専有面積、幕内の広さ、設営のし易さ、耐風性(これは期待込みですが)のバランスでm trailを選びました。耐風性はkhufuなどより低いと思われ、自分の活動エリアである北アでは見たことがないという不安もあるのですが、風が強い予報のときは使わない前提で使用してみたいと思ってます。
使用雑感
一枚布なので設営はかなり楽です。風がなければ4隅をペグダウンしてポールを立てるだけ。耐風性を上げるにはガイライン含め12箇所のペグダウンができますが、そこまでしても楽です。撤収もペグを抜いて丸めて収納袋に突っ込むだけ。袋はペグを入れる余裕もあるサイズ感です。
幕内は一人で使うにはかなり広いです。ただし三角なのでサイドリフトを引かないと上部はやや狭く感じます。サイドリフトを引くと風でも潰れず快適に過ごせます。ポール間は180cmで、片側に寄って寝ると幕に触れそうでちょっと窮屈な気もするので、自分は真ん中に斜めに寝ました。
今回はテン場にも大小の羽虫がかなりいて幕内にも入り込みました。這う虫も出入り自由ですし、やはり虫が苦手な人にはフロアレスはお勧めできませんね。バグネットやスカート付きモデルなら虫の侵入は減らせると思います。
夕方に1〜2時間ほど雷雨に見舞われました。小雨程度でしたが一時は本降りに。頂点ラインから水が垂れることはありませんでしたが、サイドリフト用ループの縫い目から水が滴っていました。ここはシーム処理したほうがいいと思いますが、真下に物を置かなければOKなのでとりあえずそのままにしています。
雷雨中〜後に風も吹いていました。予報通りなら最大瞬間10m/s程でしょうか。今回はガイラインをサイドリフトしか張らなかったため、強い風が吹いたとき1回だけポールが1本倒れました。短辺にもガイラインを張っていれば間違いなく倒れなかったと思います。ポールは特に苦労なく立て直すことができ、倒れてもそこまで問題ではないということもわかりました。
最後に結露についてですが、雷雨の間に早くも結露しており、たまに風に煽られたシェルター内に霧雨が降りました。これは想定内なのでシュラフカバーなどで対策しており問題なく、これが噂に聞く結露の雨かあ…と変な感動を覚える余裕もありました。
夜中にはばっちり結露しており、それを拭き取ってからの翌朝にもまた結露していました。ちなみに結露の拭き取りにはスイムタオルがオススメです。絞ればまた無限に吸水してくれます。
朝の結露は常念岳へ登っている間に完全に乾いていました。人体ってこんなに水分を発してるんですね。
■装備メモ
キャプリーンクールライトロング、カミノパンツ、TX5 Low GTX、ULサーマラップJKT&パンツ、フェザーレインフルジップJKT&パンツ
山と道mini、アルパインカーボンポール、m trail、ネオエアーXライト、ダウンスリーピングラップ#5、ブリーズドライテックプラススリーピングバッグカバー、エアロウルトラライトピロー、ウルトラファインメッシュヘッドネット
朝方シェルター内11℃でした。上下サーマラップを着て、ダウンラップ#5とXライトで寒さは感じませんでした。
臨場感あって、自分が登ってるような気持ちで拝見しました^_^
常念乗越到着は私もワクワクして解放感ありました!
フリーライトカッコいい、ペグだけ使ってますが、あれこれ欲しくなります。
風が強い予報のときは使わない前提ならありですね
私は他メーカーの自立式ツエルトですが、撤収もザックへの収納もいいですよね!あとは気象条件ですね
素敵な夏山シーズンが来たようですね
お疲れさまでした
コメントありがとうございます。
自立式ツエルトもいいですよね。テント型だと場所のとらなさに対する幕内の広さが魅力ですし、欲しい物リストにいつも入っています。
耐候性はまだ見極めできていませんが、基本的に山には天気のいいときに行くようにしているので、自分が使用する範囲ならわりと使えるのではないかと期待しています。
お互いよい夏山を過ごせるといいですね。
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