後ろ髪を引かれる思いの月山
- GPS
- 05:30
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 919m
- 下り
- 918m
コースタイム
5:55 リフト上駅
8:15 山頂
8:50 リフト上駅
10:00 駐車場
天候 | 曇りときどき晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
環境なんとか金¥500 |
写真
感想
また後ろ髪を引かれました(笑)
最近の自分の雨男っぷりには心底嫌になってきたところです。
休みはいつも雨。
天気がいい休みは嫁ちゃんの実家の農家作業に行かなくてはいけない…。
田植えシーズンですからしゃーないっちゃしゃーないんだけど。
2週間前鳥海山でガスにまかれ、遭難しかけ(笑)それからちょっとこわくなっている。
ならば、月山。
ここも常にガスってるイメージだけど…。
前日の天気予報では晴れのち雨。
朝だったら天気がいいはずなので早朝から登り、昼くらいには降りてくる予定で月山に決定。
朝2時30分に起床。
準備をして姥沢駐車場に着いたのが4時。
着替えて4時30分に出発。
朝は肌寒く、インナーに薄いフリース、その上にカッパを着てみた。
スノーボードを背負い、スノーシュー装着。
少し歩いてリフト乗り場の辺りで風がなかったのでカッパを脱ぐ。
さすがにこの時間では人は誰もいない。
空がだんだん明るくなってくる。
本当はゲレンデを登り、山頂まで行く予定だったが、なんとなく違うルートで
行ってみたくなった。いや、前にそのコースは歩いているから違うルートで
行ってみたかったってだけなんだけど。。。
今日もスノーボードを担いではりきって歩いているが、たまにくる強風に煽られる。
まるで後ろ髪を引かれる思い。
リフトに向かって右側の斜面を登る。
が、結構な急斜面だった。見るより登ったらその急さにビビリ、張り付くように登る。
5:25 ようやく登りきると右側の斜面はクラックだらけ。
もう一度登り返し、とりあえず高い所まで登った。
そこからは緩い斜面をトラバースしていくような登り。
そこもいたるところに切れ目があり、スリル満点。
そこで思う。「素直にスキー場のコースを登ればよかった」。
恐怖という心はいろんな物を消耗してしまう。
体力だったりやる気だったり。
5:55 ようやくリフト上駅からもうちょっと進んだ位置にたどりつく。
正直この時点でやる気が半分くらいになっていた。
そこから金姥、牛首をトラバースしていくんだけど多少のアップダウンがある。
途中、金姥の稜線から続く足跡が…。
!!!
多分熊。大きさ的にも肉球的にも熊。くまったなー。
東方面の斜面まで続いていた。
さらに歩く。
止まると結構寒い。
太陽はもう出ているが暖かくない。
さらに表面はパリッと凍ってて中が柔らかい。モナカっている。
山頂に続く斜面はさらに急でバランス崩したら下まで急滑走っていうくらいの斜度。
しかも表面は凍っているのに、たまにズルっと表面ごと崩れ、
慌てて張り付くように滑落しないように防御態勢。
板も煽られ、まさに『後ろ髪を引かれる思い』。
8:00 山頂直下につくと多少岩が出ているのでそこで休憩。
風はかなり強い、吹き止むどころか常に吹く。そして寒い。
カッパを着た。手袋も中厚手を装着。
ヘルメットを装着した。
しかし、景色はきれい。
わが町、鶴岡市や庄内平野を一望、朝日連峰、多分飯豊連峰や蔵王も見える。
多分俺んちも見える(笑)
もうちょっとを死ぬ気で登り、カメラを出し撮ろうとしたら
コンデジのレンズが出たり入ったりしてうまく撮影出来ない事態。
しかも寒い。誰もいない。
ぐぬぬ。
速攻で下山。
滞在1分くらい。
少し高い位置から斜面があるのでそこで板を装着。
結構急な斜面なのでズルズルブレーキ掛けながら標高を下げる。
いい感じの斜面になったので滑り始めると、いきなり転ぶ!!
すこしエッジを立てると5センチくらい埋まってしまうのだ。
表面はガリガリなのに中が柔らかい。
モナカ雪は最高にすべりにくい。
太陽が少し高く上がってきたら気温も上がり、標高を下げてきたらザラメの砂みたいな雪質。
板も走らない。
なるべく高さをキープしてリフト上駅につく予定がどんどん標高をさげてしまう。
板を外し、歩き、また装着し、外し、登る。
いつの間にか風は無風。暑い。でも脱ぐの面倒!
そのまま歩く。
8:50 ようやくリフト上駅の小屋に到着。
中をのぞくと誰もいないので着替える。
ついでにラーメンでも食べようってことでお湯を沸かしていたら
従業員の方が自動販売機にジュースとか入れに来た。
しばらくしたら「火使うなら外でお願いします」と言われ
「ごめんなさい!」と答え、あわてて火を消した。
もうちょっとで沸騰するくらいだったのでその状態でラーメンを作り食べる。
昼くらいまでまあ多少時間のゆとりがあったが姥ヶ岳には登らずゲレンデ滑走。
なかなかボコボコしまくって柔らかくなっている上に太腿は悲鳴を上げる(笑)
2回くらい休みながら10:00駐車場まで戻りました。
明日は田植えを手伝うことになっているのでこのくらいにしといてやろう!
なんていういい訳を自分にしながら家路につきました。
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