御殿場口七合五勺・砂走館
- GPS
- 08:27
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,641m
- 下り
- 1,656m
コースタイム
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:12
- 山行
- 2:04
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:05
天候 | 11日最初晴天から曇り。 12日小雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上り口から噴石の砂利道が延々と続くコース。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
いつもよりもかなり早かった梅雨明けの後の大雨続きだった天候を縫うように富士山初登頂を目指してやってきました富士山5合目御殿場ルート!
これまで登った山の標高とは倍以上も違うことで高山病予防で身体を慣らすためにあえて1000mも低い場所から長距離を歩くことを選択しました。
駐車場から5号目登山口に入った瞬間からもう普段登っている山道とは違い、細かな砂礫の上を歩いていくことに。
気温的にはちょうど良い感じだったのですが、少し歩いただけで砂礫に足を取られて上手く歩けずこれまでにないほど汗だくに。
最初の山小屋を通り過ぎて山道の先が見える場所にくるまでは、まさかずーっとこの砂礫の道を歩き続けることになるとは思いませんでした。
多孔質で軽い砂礫をひたすらザクザクと踏みつつ、できるだけ平らな場所を選んで歩くのですが足を取られる、めりこんで1歩進んで半歩下がる、ずっと緩い登り坂でジワジワと高度が上がり続ける道を延々と進んでいきます。
景色を見渡すと、黒々とした広陵とした風景が広がり、点々と生える背の低い植物と稜線を滑るように風に乗って移動してくる雲の塊の大きさに圧倒されながら森林限界と呼ばれる不思議な風景に何度も目を向けました。
高度2500mくらいに山小屋があり、そこでトイレ休憩をした後、あとはもう修行のように歩を進めていきます。
砂礫に足を取られるのが砂丘を歩いているような感覚と少し似ていて、とにかく歩きづらい。
高度も徐々に上がるので呼吸を整えるだけでも大変でした。
高度3000mを越えるくらいの頃、ようやく見えた山小屋の印の日本国旗。
そこを目指して一歩ずつ。
7合4尺わらじ館やっと到着です。
管理の方に御殿場ルートを6時間くらいで上がってこれるのはすごいよ!と褒めて頂けました!
山小屋の寝床はロフトになっていて寝袋が寝具。
頭が入る方に仕切りが作ってあるのでなんとなく個室感がありました。
夜のメニューはカレーライス。
すごく美味しかったです!
ただニンニクがたくさん入っていたので深夜にお腹を壊してしまって参りました。
夕食中に電話にメッセージが。
妹からの緊急連絡で、急遽明日の予定を変更。
ご来光が拝める早朝に登頂チームと下山チームに分かれて行動することになりました。
同行していたメンバーたちが休憩している間、一人で外に出てくっきりと浮かび上がっている山頂の全景と雲海と月を眺めていると山小屋からツアーのアテンドをしている方に話しかけられ、富士山の森林限界や山梨から登る吉田ルートのバードウォッチング、雲海の上の積乱雲の中に稲妻についてなどの富士山についての色々な話を伺えました。
富士山は見るものであって登るものじゃないというようなことおっしゃる方もいるけれど、富士山からしか見られない景色があるということを知っていると一見単調でつまらなく思える砂礫の道もきっと楽しいと教えてくださいました。
翌早朝4時過ぎ、小雨の降る中それぞれ支度をして登頂チームは先行で出発。
見送った後、雲海の隙間の隙間からほんの少しだけ見えたご来光を拝んでいざ大砂走りで下山スタート!
昨日6時間かけて登ったにもかかわらず2時間で下山完了!
面白いくらいに加速がついて止まるのが大変本当にあっという間に降りれました。
登頂はできなかったけれどまた登れたらいいなと思います。
とにかくこれまで登ったどの山よりもスケールが違いすぎて自分の存在の小ささを感じられる所でした。
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