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記録ID: 4481905
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

御嶽山回顧録(田ノ原〜お鉢巡り)【22.07.12作成】

2009年09月06日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.6km
登り
1,075m
下り
1,069m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
田ノ原駐車場に早朝入り。
当時は深夜でも車が多く人もそれなりにいた。
直接山頂まで行けなくなった現在の状況は不明。
コース状況/
危険箇所等
直ぐに森林限界を迎えるため、日差しが強い日は注意。
歩き始めが2300mという事で比較的簡単に森林限界を超えることが出来る、ある意味初心者向けの山です。
中学生が学校登山に使う山でもありましたので標高の割に難易度は低め。
実際に小学生くらいの登山者を何度も見かけました。
当時は真夜中でもそれなりに歩いている人がいたため、安全にナイトハイクを楽しめるコースとして知人を案内していた山でもあります。
その他周辺情報 2022年現在田ノ原から剣ヶ峰に至るルートは通行止めです。
王滝山頂までは行けるようですが(噴火警戒レベルによる)レベル1であっても剣ヶ峰まで行くことはできません。
山頂まで行きたい場合は別のルートを選択する必要があります。
2009年09月06日(日)

夫婦では初の3000m級ということで、安全を期すために早い時間に駐車場へ到着。といっても今思えば別にそれほど早くもないんですけどねw
2009年09月06日 04:57撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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2009年09月06日(日)

夫婦では初の3000m級ということで、安全を期すために早い時間に駐車場へ到着。といっても今思えば別にそれほど早くもないんですけどねw
駐車場には車もいっぱい、早い時間から歩き始めている人もちらほらいるようで山にはヘッドランプの明かりが筋を作っていました(この写真では見えませんけど)
2009年09月06日 05:13撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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駐車場には車もいっぱい、早い時間から歩き始めている人もちらほらいるようで山にはヘッドランプの明かりが筋を作っていました(この写真では見えませんけど)
標高差も距離もさほどあるわけではなく、酸素が薄いことによる体力への影響は未知数でした。
2009年09月06日 05:17撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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標高差も距離もさほどあるわけではなく、酸素が薄いことによる体力への影響は未知数でした。
歩き始めは砂利道。
2009年09月06日 05:24撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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歩き始めは砂利道。
途中から木の階段になりますが、階段の間隔広すぎて普通に階段として登るのは難しいかな。
2009年09月06日 05:31撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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途中から木の階段になりますが、階段の間隔広すぎて普通に階段として登るのは難しいかな。
あかっぱげ。赤土の露地ということであかっぱげという名前が付いたのでしょうかね?
2009年09月06日 05:53撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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あかっぱげ。赤土の露地ということであかっぱげという名前が付いたのでしょうかね?
あかっぱげを過ぎると一気に展望が開けます。中央アルプスが眼前に綺麗。
2009年09月06日 06:05撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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あかっぱげを過ぎると一気に展望が開けます。中央アルプスが眼前に綺麗。
金剛童子。丁度良い休憩地点です。
2009年09月06日 06:06撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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金剛童子。丁度良い休憩地点です。
景色も天気も最高でした。
2009年09月06日 06:07撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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景色も天気も最高でした。
このあたりから岩場の登りになります。といってもそれほど歩きづらいこともなく。
2009年09月06日 06:18撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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このあたりから岩場の登りになります。といってもそれほど歩きづらいこともなく。
八合目石室。このルートは定期的にこのような休憩場所避難場所があります。
2009年09月06日 06:24撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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八合目石室。このルートは定期的にこのような休憩場所避難場所があります。
富士見石。ということはまぁ富士山が見える場所なんでしょうね。この日は雲海と一体化してしまって富士山がはっきりわかりませんでした。
2009年09月06日 06:42撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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富士見石。ということはまぁ富士山が見える場所なんでしょうね。この日は雲海と一体化してしまって富士山がはっきりわかりませんでした。
ずっと近くに見えているのになかなか近づかない王滝頂上山荘。
2009年09月06日 06:53撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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ずっと近くに見えているのになかなか近づかない王滝頂上山荘。
剣ヶ峰への道が寸断されてしまった今となっては、昔のような賑わいを見せることはあるのでしょうかね?
2009年09月06日 06:53撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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剣ヶ峰への道が寸断されてしまった今となっては、昔のような賑わいを見せることはあるのでしょうかね?
右側は崖です。
2009年09月06日 07:23撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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右側は崖です。
王滝頂上。
2009年09月06日 07:44撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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王滝頂上。
現在は通行止めとなっている剣ヶ峰への道。
2009年09月06日 07:53撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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現在は通行止めとなっている剣ヶ峰への道。
これから5年後、あのようなことになるとは全く想像していませんでしたね。
2009年09月06日 07:53撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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これから5年後、あのようなことになるとは全く想像していませんでしたね。
今思えば普通に蒸気は吹き出していたんですよね。
2009年09月06日 07:56撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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今思えば普通に蒸気は吹き出していたんですよね。
この道、本当に大好きでした。
2009年09月06日 07:59撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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この道、本当に大好きでした。
山頂直下の階段も今となっては懐かしい。最期の最期で地味にしんどかった記憶がありますね。
2009年09月06日 08:14撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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山頂直下の階段も今となっては懐かしい。最期の最期で地味にしんどかった記憶がありますね。
間もなく剣が峰。
2009年09月06日 08:23撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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間もなく剣が峰。
最後の一登。
2009年09月06日 08:25撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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最後の一登。
山頂からの二ノ池方面。この景色大好き。
2009年09月06日 08:27撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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山頂からの二ノ池方面。この景色大好き。
お鉢巡りルート。
現在は通れません。
2009年09月06日 08:27撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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お鉢巡りルート。
現在は通れません。
火口方面。
噴火したのはこの先でしょうか?
2009年09月06日 08:51撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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火口方面。
噴火したのはこの先でしょうか?
山頂のお社の裏手からお鉢巡りコースに行けました。今は多分ロープが張られて通れなくなっていると思います。
2009年09月06日 08:51撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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山頂のお社の裏手からお鉢巡りコースに行けました。今は多分ロープが張られて通れなくなっていると思います。
お鉢巡り。
2009年09月06日 09:06撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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お鉢巡り。
一見砂漠のようにも見えるお鉢巡りルート。登りの岩場とはまた少し趣が違った登山道です。
2009年09月06日 09:15撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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一見砂漠のようにも見えるお鉢巡りルート。登りの岩場とはまた少し趣が違った登山道です。
景色と開放感は最高でしたね。
2009年09月06日 09:15撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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景色と開放感は最高でしたね。
継母岳。
いつか行きたいと思っていた破線ルートですが、もはや二度と行くことが叶わぬ山となってしまいました。これだけは本当に悔やまれる。
いつかお鉢巡りルートが解放されることがあるならば絶対に行く。
2009年09月06日 09:24撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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継母岳。
いつか行きたいと思っていた破線ルートですが、もはや二度と行くことが叶わぬ山となってしまいました。これだけは本当に悔やまれる。
いつかお鉢巡りルートが解放されることがあるならば絶対に行く。
お鉢から剣ヶ峰。
2009年09月06日 09:26撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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お鉢から剣ヶ峰。
後半は結構岩場でした。
2009年09月06日 09:33撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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後半は結構岩場でした。
二ノ池を上から見下ろす。
2009年09月06日 09:51撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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二ノ池を上から見下ろす。
摩利支天。
2009年09月06日 10:02撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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摩利支天。
二ノ池と二ノ池小屋ですね。私と妻が中学時代に学校登山で泊まった小屋です。私は喘息を発症して一晩中咳が出てまともに眠れませんでしたけど。
2009年09月06日 10:02撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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二ノ池と二ノ池小屋ですね。私と妻が中学時代に学校登山で泊まった小屋です。私は喘息を発症して一晩中咳が出てまともに眠れませんでしたけど。
在りし日の美しい二ノ池。現在は半分ほどが火山灰によって埋まってしまっていると思います。
2009年09月06日 10:08撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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在りし日の美しい二ノ池。現在は半分ほどが火山灰によって埋まってしまっていると思います。
当時の定番メニュー。
初期の頃は本当に真面目に調理してたんですねw
2009年09月06日 10:31撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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当時の定番メニュー。
初期の頃は本当に真面目に調理してたんですねw
メモ帳開いて妻が山行記録をしたためています。もう山なんて登らないと言っていた人の行動とは思えませんがなw
2009年09月06日 11:13撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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9/6 11:13
メモ帳開いて妻が山行記録をしたためています。もう山なんて登らないと言っていた人の行動とは思えませんがなw
二ノ池をもう一枚。
2009年09月06日 11:15撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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二ノ池をもう一枚。
帰りはガスガスになってしまいました。しかし最高に楽しい山でしたね。
2009年09月06日 12:08撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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帰りはガスガスになってしまいました。しかし最高に楽しい山でしたね。
撮影機器:

感想

2009年09月06日(日) [日帰り]

◆登山の背景
中学時代、私には感動を、妻にはトラウマを植え付けた問題の山。
私と妻の中学校は御嶽山に泊りがけで登山するのが慣例でした。
つまり事実上私と妻が一緒に登った最初の百名山です。
私はここで山の原点を見出し、そこから高校の山岳部へと続いていくわけですが、妻からすれば苦しい思い出が眠る因縁の山ということになります。

この山を最高の思い出に塗り替えられれば、あるいは妻の山に対する感情が一変するのではないか?という仮説の下、最後の賭けで登った山です。
ここでもなお妻が山を嫌うのであれば無理強いはしないつもりでした。

◆登山の詳細
中学当時の記憶を頼りに、同じコースを辿るべく田ノ原から入山しました。
あかっぱげが森林限界になっており、以降遮るものが何もなくなります。
比較的岩の多い登山道ですが決して歩きづらくはありません。
避難小屋や休憩ポイントがちょうど良い間隔で設置されているので、休憩しながらペースも作りやすいルートになっています。
剣ヶ峰から当時はお鉢巡りをすることが出来ました(2022年現在は立ち入り禁止)
お鉢から継母岳に縦走する破線ルートもありましたが、今となっては幻の山となってしまい、行けなかったことが今でも悔やまれます。

◆登山の感想ほか
私たち夫婦のターニングポイントになったと言っても過言ではない山です。
結論から言うと妻にとって大変思い出深い山行のひとつとなっています。
トラウマは払拭され、以降山に登ることに抵抗を示すことが全くなくなりました。
それどころか妻にとって好きな山にノミネートされているところを見るに、私同様妻にとっても重要な山になったことを意味していると思います。

安全で登りやすく、比較的簡単に体験できる3000m峰ということで、以降登山初心者や知人を連れてくる入門の山として何度も訪れることになりました。
ナイトハイクにも向いている山という事で、真夜中に星空の下歩いて山頂でご来光を拝むといったプランも最高に楽しかったです。

しかし、御嶽山を語る上で2014年の噴火は避けて通ることが出来ません…
御嶽山が大好きとなっていた私たちにとっては本当に心の痛い出来事でした。
この山行記録の当時の姿はもはやなく、同じルートを辿ることも二度と叶わないかもしれませんので、写真多め、画像大き目で記録しておきたいと思います。

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