御嶽山回顧録(田ノ原〜お鉢巡り)【22.07.12作成】
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,075m
- 下り
- 1,069m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当時は深夜でも車が多く人もそれなりにいた。 直接山頂まで行けなくなった現在の状況は不明。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
直ぐに森林限界を迎えるため、日差しが強い日は注意。 歩き始めが2300mという事で比較的簡単に森林限界を超えることが出来る、ある意味初心者向けの山です。 中学生が学校登山に使う山でもありましたので標高の割に難易度は低め。 実際に小学生くらいの登山者を何度も見かけました。 当時は真夜中でもそれなりに歩いている人がいたため、安全にナイトハイクを楽しめるコースとして知人を案内していた山でもあります。 |
その他周辺情報 | 2022年現在田ノ原から剣ヶ峰に至るルートは通行止めです。 王滝山頂までは行けるようですが(噴火警戒レベルによる)レベル1であっても剣ヶ峰まで行くことはできません。 山頂まで行きたい場合は別のルートを選択する必要があります。 |
写真
感想
2009年09月06日(日) [日帰り]
◆登山の背景
中学時代、私には感動を、妻にはトラウマを植え付けた問題の山。
私と妻の中学校は御嶽山に泊りがけで登山するのが慣例でした。
つまり事実上私と妻が一緒に登った最初の百名山です。
私はここで山の原点を見出し、そこから高校の山岳部へと続いていくわけですが、妻からすれば苦しい思い出が眠る因縁の山ということになります。
この山を最高の思い出に塗り替えられれば、あるいは妻の山に対する感情が一変するのではないか?という仮説の下、最後の賭けで登った山です。
ここでもなお妻が山を嫌うのであれば無理強いはしないつもりでした。
◆登山の詳細
中学当時の記憶を頼りに、同じコースを辿るべく田ノ原から入山しました。
あかっぱげが森林限界になっており、以降遮るものが何もなくなります。
比較的岩の多い登山道ですが決して歩きづらくはありません。
避難小屋や休憩ポイントがちょうど良い間隔で設置されているので、休憩しながらペースも作りやすいルートになっています。
剣ヶ峰から当時はお鉢巡りをすることが出来ました(2022年現在は立ち入り禁止)
お鉢から継母岳に縦走する破線ルートもありましたが、今となっては幻の山となってしまい、行けなかったことが今でも悔やまれます。
◆登山の感想ほか
私たち夫婦のターニングポイントになったと言っても過言ではない山です。
結論から言うと妻にとって大変思い出深い山行のひとつとなっています。
トラウマは払拭され、以降山に登ることに抵抗を示すことが全くなくなりました。
それどころか妻にとって好きな山にノミネートされているところを見るに、私同様妻にとっても重要な山になったことを意味していると思います。
安全で登りやすく、比較的簡単に体験できる3000m峰ということで、以降登山初心者や知人を連れてくる入門の山として何度も訪れることになりました。
ナイトハイクにも向いている山という事で、真夜中に星空の下歩いて山頂でご来光を拝むといったプランも最高に楽しかったです。
しかし、御嶽山を語る上で2014年の噴火は避けて通ることが出来ません…
御嶽山が大好きとなっていた私たちにとっては本当に心の痛い出来事でした。
この山行記録の当時の姿はもはやなく、同じルートを辿ることも二度と叶わないかもしれませんので、写真多め、画像大き目で記録しておきたいと思います。
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