【日本百名山】伊吹山【日本武尊が敗退した山】 〜表登山道からピストン〜
- GPS
- 06:39
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,181m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 6:39
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◆ゴンドラ跡駐車場(300円) ・ここは20台くらい停められますが、周りにも駐車場は複数あります。 ・仮設トイレ、靴洗い場があります。 ・料金は料金箱へ投函する方式です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※危険箇所、不明瞭箇所はありません。 ※石灰岩が雨に濡れると滑るので注意。 |
その他周辺情報 | <日帰り入浴> ◆いぶき薬草湯 620円(JAF割引570円) ・薬草をブレンドした薬湯が楽しめます。 ・「温泉」でなく「わかし湯」ですが、伊吹山から近く、料金も安いのがありがたい。 |
写真
感想
岐阜県から滋賀県にまたがる伊吹山地の主峰であり、日本百名山にも選定されている伊吹山(1377.3m)。山頂が滋賀県に属することから、貴重な関西圏の一座となっています。
伊吹山は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が敗退したと伝えられる山であり、役行者や泰澄大師(白山の開山者)とも関わりがあるなど、神話や信仰とも結び付きがある山です。
ところが、1965年に伊吹山ドライブウェイが開通し、九合目まで車でアクセスできるようになったことで、一気にメジャーな観光地となりました。
ピークのみを狙うのであれば九合目から楽々ですが、それでは味気ないので、表登山道(一合目)から歩くことにしました。
傾斜はそれ程キツくないですが、この日はとにかく蒸し暑く、すぐに滝のような汗が吹き出しました。
伊吹山は標高1400mに満たない山ですが、地質的に石灰岩が広く分布しているために高木が育たず、日陰がほぼありません。
暑さでバテかけましたが、何とか3時間ほどで山頂に到着しました。
山頂は、土産物屋(兼食事処)が建ち並び、3連休の中日とあって、大勢の人で賑わっていましたが、広くて開放的なので、ゴミゴミした感じはありません。
晴れていれば琵琶湖や白山、御嶽山などが見渡せる筈でしたが、残念ながらガスガスで何も見えませんでした。
また、伊吹山は「新・花の百名山」の一座にも選定されており、山頂には花畑が広がっています。初夏から夏にかけて、シモツケソウやイブキトラノオなどが見ごろを迎えるとのことでしたが、咲いていません…。
花のベストシーズンに登るというのは、やはり難しいものです。
山頂を一通り巡りましたが、待っていても眺望が望めそうにないので、下山を開始しました。この日はとにかく人が多く、続々と登って来る登山者に道を譲る繰り返しでした。
ところが、とあるすれ違い時に、登山道を空けようとしたところ、脚を置いた岩がツルっと滑ってバランスを崩し、左脚を捻ってしまいました。
伊吹山に広く分布する石灰岩は、雨に濡れると表面が溶けてヌメる性質がありますが、その辺りの認識がありませんでした。
幸い軽く捻っただけなので、ゆっくり歩いて下山できましたが、観光地のイメージがあったために、「簡単に登れる山」だと甘く見ていたのかもしれません…。
なお、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)は伊吹山の荒神(大蛇とも白い猪とも言われる神)の討伐に向かう際、草薙剣をミヤズヒメ(日本武尊の妻)の元に残し、素手で挑んで返り討ちに遭いました。
日本武尊と自分を重ねるのもおこがましいですが、「この山を舐めると痛い目を見る」のは、先達の教えなのかもしれません。
登頂はできたものの、不本意な山行となってしまったので、天気の良い日にでも再訪したいと思います。
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