谷川岳 (天神尾根往復)
- GPS
- 04:32
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 970m
- 下り
- 962m
コースタイム
天候 | 晴れ 山頂付近以外は無風・微風 山頂付近は弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・土合駅から谷川岳ロープウェイ駅までは路線バスもあるが便数少ない。 ・谷川岳ロープウェイ往復利用。 ・土合駅利用の場合は事前に時刻表確認のこと、運転本数が少ない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天神平から熊穴沢避難小屋までは積雪路と通常の登山道が交互にあらわれる。雪道のほうが割合としては圧倒的に少ないため、アイゼンの必要性は感じず。但し、所々残雪があってすっぱり切れ落ちた箇所を通過(トラバース)するので、そのようなところは要注意。雪解け水が多く、夏道の多くの箇所は泥濘となっていた。気にする人はスパッツがあると裾を汚さないで済む。 避難小屋から肩の小屋まではほぼ夏道を歩くが、最後だけ残雪の上を歩く。この区間だけはアイゼンを付けて歩く人も見られ、その場合は、避難小屋の直後から残雪の上を歩くことも可能。肩の小屋から山頂までは積雪なし。 登山者の多くがピッケルを持って歩いていたが、自分は持参したものの使用せず、ダブルストックで歩き通した。 |
写真
感想
山スキーシーズンの終盤にも関わらず、愛車が不調に陥りクルマでの外出ができない。とは言え好天の週末を逃したくなかったので、電車で出掛けられて、なおかつ歩き甲斐があるところを探していた。谷川岳がそれに相応しいかは人によるだろうが、結果的に新緑も残雪も楽しむことができた。
列車を3本乗り継いで土合駅に定刻着。噂に聞く「モグラ駅」で、下り線が発着するホームから駅の外に出るまではたっぷり10分かかった。この階段を歩くだけで既にウォームアップは終わった感じだ。駅舎の外に出て国道沿いに歩きロープウェイ駅に到達する頃には、駅到着から30分以上経過していた。5年前の秋にここに来た時は、紅葉の時期で、早朝にも関わらず大混雑していた記憶があるが、今日はスキーシーズンでも連休でもないので閑散としている。チケットを買う際、帰りくらいはまともに歩こうかとも少し考えたが、西黒尾根は案外滑りやすかったことを思い出し、残雪や雪解け水の多いこの時期なら尚更と思い却下、往復ロープウェイとした。ロープウェイは全く待たずに乗車。
天神平に着くとさすがに少しひんやりしたが、準備をして歩き始める。が、スキー場のゲレンデから登山道にどう上がったものかよく分からない。取り敢えず方角だけ合わせて斜面に取り掛かるが斜度が案外きつくて難儀する。尾根に上がり踏み跡に従って歩いたところ、何と天神平から出ているリフトの終点方面に向かってしまった。何という失態。この道間違いで15分ほど時間をロスしてしまう。
天神尾根は比較的緩い尾根だった記憶があるが、果たしてそのとおりで、歩いても標高はあまり上がらない。樹林帯歩きのため日が当たらずに沢筋に解け残った残雪も多い。幸いに雪は緩んでいたのでアイゼンの必要性は全く感じなかったが、所々あらわれる切れ落ちた斜面は緊張しながら通過した。
道間違いから復帰してからは順調に距離を伸ばし熊穴沢避難小屋に到達したが、休憩せずに先を急いだ。ここから先は右手に残雪の残った斜面を見ながら夏道を歩く。山スキーで来ていれば、迷うことなくシールで登るようなきれいな斜面だが、さすがにこの日はスキーヤー、ボーダーの姿は見ず。この辺りの山域のバックカントリーの賞味期限は5月の連休までか?夏道を登るものの、肩の小屋に至る最後の登りでは残雪の上を歩かざるを得ない。ここは傾斜は若干急ではあったが雪は既に緩んでいたので、アイゼンがなくても問題なく上がることができた。無事に肩の小屋着。ここまでは日差しも少なく、歩いていてちょうど良い程度だったが、小屋付近から山頂までは弱いながらも風が吹いていて、休憩していても寒さを感じた。ここでシェルを1枚羽織る。
ここから先は風はあるものの、完全に夏道。トマノ耳を通過して取り敢えずオキノ耳まで。道間違えがあったものの、2時間強で到着。360度の大展望を期待したが、雲底が低くて山並みは完全には見えず。時間は12時前でまだ日は高いが、この先の一ノ倉岳の往復は2時間かかると登山地図にあったため諦める。とは言え、この時間から下り始めると電車の時間には早過ぎるため、山頂でのんびりすることに。雲の流れが早いため、いままでガスで見えなかった谷川の稜線が徐々に見えるようになってきた。それでも一ノ倉岳方面は最後まで見えず。
20分ほど滞在して下り始める。肩の小屋直下の残雪は下りでは少し緊張したがそれでもストックのみで降りる。一旦夏道に戻るが、雪道のほうが歩き安く見られ、途中からは雪上歩行に。但しこのあと夏道に戻る際は少しヤブ漕ぎが必要だった。山頂付近は風があって暑さを感じることはなかったが、標高が下がり避難小屋を過ぎて樹林帯に入ると暑くなってきた。ミドルはザックにしまって長袖のTシャツ一枚で歩くがこれで十分だった。最後、尾根からスキー場のゲレンデを下って天神平駅に到着。干し物をしてからロープウェイに乗るが、電車の時間よりはだいぶ早く着いてしまった。
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