雲ノ平〜鷲羽岳
- GPS
- 22:17
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 3,000m
- 下り
- 2,801m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:33
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:37
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:54
天候 | 7/19 雨 7/20 晴 7/21 晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは太郎平小屋にあり。 雨が続くと登山道は沢のように水が流れるが、難所は少ない。 岩場や木道はスリッピー。 雪渓の通過が数箇所あるが、アイゼン不要。 |
その他周辺情報 | 7/18に富山入り。富山駅のビジネスホテルに一泊。 7/21は下山後、スーパー銭湯へ。車輌が有れば、駅までの間にいくつもある。 |
写真
感想
今回は、仕事のロケハンで雲ノ平山荘を目的に入山しました。
仕事内容は、ぜひ多くの方に知ってもらいたいので最初に、
日本で1人しかいない、14サミッター(世界にある14座の8,000m峰を登った)竹内洋岳さんがプロデュースする、小学4年生から中学3年生を対象とした、北アルプス「雲ノ平(くものだいら)」完登を目指す「未来につながる環境教室 年間プログラム」を実施します。
詳しくは、動画をご覧ください。
前述は以上に、今回の登山のレポートを。
▼前泊【東京〜富山駅】
東京からの移動のため、夕方には富山駅入り。
駅近くのビジネスホテルで前泊。
▼DAY1【富山駅〜折立〜太郎平小屋】 天候:雨
富山駅のホテルから折立に移動。
当日は雨が強く降る予報があり、折立には9時に到着したが、1時間ほどは待機をした。10時には一旦雨も弱まったので、準備をし入山。
登山道は、滝のように水が流れ、大きな水溜まりも多くあったが、危険を感じるような場所はなく、黙々と登ることができた。
樹林帯を抜けると、ガスっていて展望が効かない中で太郎平小屋を目指した。
太郎平小屋に着く頃には雨に打たれびしょびしょになったが、宿のご主人が快く迎え入れてくれた。疲れて冷えた体に、優しさが沁みた。
乾燥室はしっかりと温まり、登山者の荷物をどんどんと乾かしてくれた。
このようなサポート体制があるのは嬉しい。
この日は、多くの方が先を目指さず太郎平小屋に停滞した模様。
泊まられる方も、平日にも関わらず多くいらっしゃった。
夕食は、お腹が一杯になるようなご飯。
パーテーションなどもあり、感染症対策もしっかりとされていた。
夕食後は、
三八豪雪(昭和38年)での山岳遭難のドキュメンタリー映像の上映があった。
NHKクルーの滞在があり、そこに併せて?の上映の模様。
当時の難しい捜索の様子や、ご子息が遭難したお父様の捜索の記録が描かれていた。
太郎平小屋のご主人は、この映像にも写っており、当時の話もお話いただいた。
この日は、翌日の長丁場に備え、21時には休んだ。
(この頃には、全ての荷物が乾きました!)
▼DAY2【太郎平小屋〜雲ノ平山荘〜鷲羽岳〜雲ノ平山荘】 天候:雨のち晴れ
2日目は元々は曇り予報であったが、朝からずっと雨が降っていた。
やはりアルプスの天気予報は、なかなか当たらない。。
2日目は、午後から天候が回復するということで、
お昼に雲ノ平山荘に着くように見越し、到着後その後の行程をどうするか決めることとした。
太郎平小屋から薬師沢小屋へは、ガスの中を進む道のりとなった。
薬師沢小屋の近くまで行くと、雲ノ平までの台地が見え始め、奥には黒部五郎岳も見えてきた。
薬師岳は山頂が見えないが、大きな山体の様子はよくわかり、左手に薬師を見ながら歩みを進めた。
薬師沢まで降りるととても綺麗な水に癒された。薬師沢小屋での休憩は、沢沿いということもあり涼しい休憩となった。
ここからが、今回の行程の中でも大変な登り。
2時間30分の登りは、ながーーーーい登り。
いいペースで黙々と登ったが、途中休憩しなければしんどい登りだった。
ただ、登っていくと上部が明るくなり、「あと少しで雲ノ平!」と期待を持たせた。
樹林帯を抜けると、一気に雲ノ平の楽園の雰囲気に。
この頃には、晴れ間が差し気分も上がる。
雲ノ平は、本当に楽園だった。
多くの高山植物、そして雷鳥、周りには黒部五郎、三俣蓮華岳、祖父岳、水晶岳、そして薬師岳。
素晴らしい景色や出会いがあった。
雲ノ平山荘に着くと、チェックインをして、予定通りお昼の到着だったので「鷲羽岳」を目指すことに。
途中の祖父岳も素晴らしい眺望であったが、その先のワリモ岳と鷲羽岳は、これまでの道中とは違い、アルプスらしい山歩きとなった。
一緒にいった相棒も大喜び。
本当にいい時間だった。
雲ノ平山荘に戻ってからは、
スタッフの方々といい時間。
語らいの時間は、とても素晴らしい時間だった。
この日のハイライトは、雷鳥に6回も出会ったこと。
相棒は、「雷鳥って結構いるんだね」といっていたが、
そんなことはない!といっておきたい。
▼DAY3【雲ノ平山荘〜太郎平小屋〜折立】
雲ノ平の朝も素晴らしかった。
朝焼けが綺麗で、時間が止まっているようだった。
ぜひ、子ども達に見せたい景色だ。
3日目は、とにかく折立を目指す日。
6時発で14時を目指して出発した。
雲ノ平山荘の方に別れをつげ(また来ることも誓い)
薬師沢小屋を目指す。
登りきつかったが、下りも長い。
大きくスリッピーな岩に苦戦しながらも、
いいペースで薬師沢へ。
その先は、前日はこの場で見れなかった薬師岳を右目に見ながら進んだ。
本当に大きな山だ。
太郎平小屋での、遭難の話が頭から離れなかった。
太郎平は、前日ガスで展望がきかなかったが、今回はばっちりの展望!
こんなにいい場所だったとは。
雲ノ平はもちろん素晴らしいが、太郎平も素晴らしかった。
本当は薬師岳にも登りたかったが、グッと堪えて折立に。
折立に向かう下りも、ずっと登山道が見える素晴らしい尾根歩き。
初日もこんなに見えていたら、テンションはもっと上がっていたか。
でも、この雨があったから、いい時間が過ごせたとポジティブに考えて、
折立を目指した。
下る道から、反対に登ってくる人も多くいらっしゃった。
シニアの方が多かったが、登山はやはり生涯続けられるいい趣味だ。
自分も長く続けたいと思った。
そんなことを考えながら下っていくと、あっという間に折立。
予定通りの時間に到着することもでき、雨もかわせて大満足。
車を走らせるとすぐに雨が降ってきた。
本当についている。
また、雲ノ平にこよう。
今回の企画にもある、子ども達の未来につながるものだと確信をした。
今回、興味を持った方で、
お子様やお孫さんに登らせたい方がいたら、是非コメントをいただきたい。
大人もですが、子供たちが雲の平見たら感動するでしょうね。いい大人になれそうです。
メッセージありがとうございます。
お陰様で、多くのご応募をいただき、来年雲ノ平に連れていく事業は実施できそうです。
今回は天気もいいアルプスだったので、
子ども達にもそんな景色を見せてやりたいです。
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