8歳児とお手軽に登るお花いっぱい櫛形山【山梨百名山】
- GPS
- 03:58
- 距離
- 3.6km
- 登り
- 282m
- 下り
- 265m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とてもきれい 危険箇所は皆無 |
その他周辺情報 | 赤石温泉 かなりワイルドな手作り広大露天風呂 |
写真
感想
あまり天気はよくないけど山登りしたい。
そう思って早起きし、首尾よく南アルプスインターに9時前に着いた。さあ今日は櫛形山、ちょっとガッツリめだけどがんばっていくぞー
と思っていたら「道の駅しらね」に長蛇の列を発見。おー、これは桃の行列だね!ということで親子3人、道の駅に無事吸い込まれていきましたとさ。
【完】
いやもう、桃シーズンの山梨の道の駅とかJAはヤバいんですよ。桃13個入って1500円とか、超デカ黄桃ふたつで450円とか。
そんなわけで道の駅を出てきたらもう10時半。どうすんだこれ、と思ったけど、櫛形山にはチート登山口があるのだ。
旧増穂町の中心街から平林集落に上がり、丸山林道を進む。予想通り、この7月下旬でも林の中は空気がひんやりして気持ちがいい。富士山が見事に見えるところがいくつもあった。
新しくできたと思われる丸山林道支線を通って、池の茶屋登山口に到着。駐車場はほぼ満車、よくみんなここまで来るもんだ。
駐車場の奥にある避難小屋のところから登山スタート。最初は深い山感のある緑の林の中をゆったりと上がっていく。シロバナヘビイチゴがちょいちょい実っているのでいくつかいただく。まさしくストロベリーの味、甘みはひかえめ。
少し登ると尾根に到着。なかなか景色がよいところなので、ベンチでひとやすみ。
尾根はすぐ急坂になって、道は大きいジグザグを描く。このあたり、いろいろな花が咲いている。ホタルブクロ、シモツケソウ、ハナチダケサシ、カワラナデシコ。息子はナデシコを見つけるなり速攻においをかぎにいく。シロバナヘビイチゴにいたってはそこかしこで実をつけている。許されるものならばジャムにしたかった。ぜったいおいしいよこれ。
お花たちに見とれ、観察しながらゆっくり進む。今日はもう急ぐ必要がない、のんびり花を楽しむハイキングにしよう。
坂の途中、ゲートのむこうに展望台があった。ベンチもあるので入ってみる。南アルプスと鳳凰三山が見えるはずなのだが、見事なまでに雲の中。ふさふさしたハチがヤマオダマキの蜜を必死に吸っていた。
展望台から少し上がるともうほとんど傾斜はなくなり、ひたすら気持ちいいだけの森歩きになった。防火帯なのか、ゆったりスペースのとられた林にはサルオガセがたくさん。まばらな下草のあいだにつけられた道をのんびり上がっていくと、三角点に到達。ここが櫛形山の最高点、奥仙重のようだ。とはいえ景色もない小ピークという風情なのでそのまま進む。
奥仙重からわずかにくだり、なんとなくうっそうとした森に入る。またわずかな登りになり、コケがたくさん生えたところを過ぎると広場に出た。標柱がある。ここが櫛形山の山頂だ。
森の中の広場、といった感じのこの山頂で、眺望があるのは1箇所だけ。そこに倒木があるので、すわってごはんにする。天気がよければ富士山が見えるのだが、この日は雲に隠れていた。
ソーセージをゆで、マルタイの棒ラーメンをつくる。息子がかぶりつく。今日は山登りというより、お花を見るのとお昼を外で食べるのが目的という感じだ。
さてお昼を食べたら山をおりよう。山頂付近はコケがたくさん生えていて、クッションみたいにフカフカ。ここはまた別の機会に下から登ってみたい。
ゆるいくだりとのぼりを経て奥仙重、そこからは快適すぎるゆるいくだり道。息子がバイケイソウとせいくらべをする。
ゲートをくぐるとお花畑の急斜面。ホタルブクロで斜面がピンクになってる。すごい。シロバナヘビイチゴはよく見たらものすごくたくさん実をつけている。
展望台に少し出てどこの山も見えないことを確認し、花を愛でながらのんびりおりていく。尾根からくだるところのベンチに座って景色を見ていたら、富士山が頭だけをちらっと出して、恐竜みたいな雲が見えた。日食なつこの「真夏のダイナソー」そのもの、ちょっとうれしい。
ここから少しおりれば、もう登山口。避難小屋の中のトイレを使ったが、外にも仮設トイレが置かれていた。どうも後者のほうがきれいそうだった。避難小屋は駐車場に隣接するせいかそれほど使われている感じではなく、土っぽかった。
車で平林集落までくだり、そこから赤石温泉へ。日帰り入浴はやたらでっかい露天風呂のみだが、さすがの泉質と野趣感で大満足だった。
桃に吸い取られて登山がプチハイキングになってしまったが、いつの日かまたきちんと登ってみたい。
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