大原散策と比叡山縦走
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- GPS
- 05:38
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 588m
- 下り
- 1,181m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:38
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
[下山後]北白川仕伏町…北白川別当町⇒京都駅(市バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
比叡山では東海自然歩道と京都一周トレイルの2種のルートについては道標がよく整備されているが、それらのルート外を歩くにはやや不親切な状況と感じた。 特に比叡山最高点の大比叡と比叡アルプスの入口となる一本杉付近は道標類が全く見当たらず迷う所だ。 その大比叡については、今回ルート・ファインディングに失敗したが、2万5千の地図をよく見れば延暦寺へ直接下る道を見つけられそうだ。 一方、一本杉では比叡アルプスの入口が私有地立入禁止区域の先にあるという問題があり、昭文社地図にあるようには一般登山道と言えない状況だと思う。 コース全体では明王堂以降が本格的な登山道と言えるが、多少の崩壊箇所があるもののそれほど危険な所はない。 |
写真
感想
前回でヤマレコ記録3桁に達し、101回目は初めての西日本の山、と言っても関西での用事のついでに京都の大原から比叡の山を歩こうというものだが。
まず始めは大原温泉に泊まり、翌日は寂光院から三千院への散策。
その寂光院と三千院とでは同じ大原でも雰囲気はまるで違う。寂光院は山間の里の静かなお寺という趣なのに対し、三千院はいわゆる京の上品な観光地そのものだった。
今の時期、その三千院では苔の庭が瑞々しくて美しい。だが、モミジがこれだけ多いと紅葉の秋がベストシーズンだと思わずにいられない。たしかに、茶屋のおばさんは11月のシーズンはバスを連ねて開門前から大混雑だと言う。
さて、本当は大原から比叡まで歩きたかったが、バスで八瀬へ。そこからケーブルカーで比叡の山に取り付いた。
ケーブルを降りるとすぐに延暦寺方面の道が見えるが、それを横目に右側に行くと京都の町並みが一望できる絶好の展望所がある。少し霞んでいるがなかなか楽しい眺めだ。御所の緑が想像以上に広いことに気づく。
そのあと、急勾配を登って、ロープウェイをくぐり、スキー場跡を横切ると鮮やかなツツジで覆われた所に出る。ここがつつじヶ丘。その横に眺めのよい所がある。
ここから大原から何と琵琶湖まで展望できてちょっと感激する。そして歩道側にお地蔵さんが並んでいるのが微笑ましい。
ここから比叡山頂上に向かって登って行く。着いた所が大きな駐車場。ここから琵琶湖を望めるが肝心の大比叡はどこか分からない。
駐車場横のガーデン・ミュージアム比叡の案内で尋ねると1枚の紙切れを渡された。そこに大比叡の位置を記したメモ書きがある。同じ質問をする人が多いので用意しているのかもしれない。メモを見て放送局の中継施設の奥に大比叡の表示と三角点を見つける。展望はないがここに来なければ比叡山に登ったことにはならないのでやれやれと思いつつ、三百名山という割にはちょっと冷遇されすぎているのではないかとも思う。
頂上からは参道跡の道があるが途中で行き止まり。結局、延暦寺に下る道があるはずだが見つけられず、ハイウェイまで降りて元の駐車場に戻った。あとで確認したところアサッテの方向を探していたようだ。地図に照らして方向をよく確認しなかった初歩的ミスだ。
このあと頂上の駐車場から元のつつじヶ丘に戻り、一般道で延暦寺に向かった。
延暦寺では阿弥陀堂、根本中堂と廻って、鐘楼でひとつ鐘を突いてから次の坂本ケーブル駅に向かう。
駅前は広々とした琵琶湖の展望所、竹生島から琵琶湖大橋、大津の街が展望できる。なかなか素晴らしい眺めだ。国の有形文化財だという風情のある駅舎を横目で見て無動寺に向かう。
すぐに無動寺明王堂に着く。明王堂を過ぎるとようやく本格的な登山道に代わる。くねくねとしたトラバース道が延々と続く気分的に少々厄介な道と言えよう。この道は鳥居のある桜茶屋跡の広場で終わり、ドライブウェイ沿いに行くと一本杉の標識。この辺りからは京都、大阪方面の展望が楽しめる。
さて、一本杉の向こうに比叡アルプスの入口があるはずだが、立入禁止の文字があり、どうしようか迷ったものの先に進む。NHKの中継所の脇を抜けると尾根道が現れ、そこが比叡アルプスの入口だ。
尾根道は広葉樹に覆われ今までの針葉樹林と比べ格段に明るい。右側に比叡の山頂が見える。
このままどんどん進んで二ノ鳥居に着く。比叡アルプスを歩き続けるつもりだったが、どうやら途中で間違ったらしい。結局、二ノ鳥居からは比叡アルプスのひとつ京都よりの尾根を進むことになった。
その後、天子山の直下を通過し、瓜生山に達する。ここは山城の跡、京都側からはよく目立つとあるが、山頂からは眺望はきかない。
瓜生山を越えると沢沿いの道を下っていく。もう町並みが近いはずだが、道は岩がごろごろして荒れている。と、もういきなり市街地に出くわし、今回の山行の終点となった。
なるほど京都はごく山に近いところだとあらためて印象を深くした。京都市は京都一周トレイルとして市の周回ルートを整備している。機会があればぜひ歩いてみたい。それも素晴らしい紅葉の秋に。
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