幌尻岳(渡渉ジャブジャブコース)
- GPS
- 11:30
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 2,504m
- 下り
- 2,493m
コースタイム
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 11:28
天候 | ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
バス: 富川市街→振内はバス タクシー: 振内→とよぬか山荘 登山バス: とよぬか山荘→登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
渡渉は膝くらい(深いとことで太ももくらいまで濡れたがラインをうまく取れば膝くらいで済むかも) |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
靴
行動食
飲料
日焼け止め
携帯
|
---|
感想
百名山最難関の幌尻岳。3つのルートがあるが、マイカーやレンタカーを使わずに行けるのは(田中陽希みたいな超人を別とすれば)現実的には渡渉ジャブジャブコース一択。ヒグマ、渡渉などの話を聞けば聞くほど行きたくなくなってくるのだが、一方で行って良かったという話もちらほら見かける。案ずるより産むが易しという言葉もあるし行ってみるか、ということで行くことにした。
まず、時期によって沢の水量がかなり変わるらしく、7月半ばくらいまでは雪解け水で水量が多く、8月に入ると減り始めて9月はかなり少なめとのこと。一方で気温を考えると寒い日の渡渉は水量が少なくてもつらいはず、というわけで行くなら7月末〜8月半ばがよいと判断。天気予報を見るとここ1週間くらいまとまった雨は降ってなさそうで、土日も天気は良さそう。土曜移動で日曜登ることにしたが、天気予報を見ると土曜はだんだん良い方向に向かってるのに対し日曜はちょっと怪しい。仕方ないので金曜に移動して土曜に登ることにした。
4時のバスでとよぬか山荘を出て登山口到着は5時前。バス停には待合室と簡易トイレがあるが、アブが大量にいて地獄のようだった。
今回は日帰りの健脚マンが自分の他に2名いたので林道〜渡渉〜幌尻山荘までご一緒させていただいた。やっぱりヒグマは怖いのでこの区間を一緒に歩いてくれる人がいるのは心強い。渡渉はワークマン特性マリンシューズを使ったが、めちゃくちゃ滑った。濡れ岩は基本的にヌルヌルしてるのでゴム底だと滑る。滑ること前提で四つん這いになって進んでたので傍から見たらクマと間違えられたかも。ちなみに一緒に歩いた方はフェルト底の靴でエレガントに歩いてらした。行きのコースは分かりやすかった。
幌尻山荘から先はガシガシ登って山頂に到着。時間に余裕があったのでトッタベツまで往復してきた。この区間はハイマツが登山道を覆っている区間が長く、足が傷だらけになった。本当はトッタベツからそのまま幌尻山荘に戻る周回ルートにしたかったのだが7月半ばに六ノ沢のクマが狩猟に目覚めたらしく(鹿を襲って食べた痕跡が確認されたらしい)しばらく通行止めとのことだったので再びハイマツの藪漕ぎをして幌尻岳に戻って休憩。早く下山しても地獄のようなバス停で待つことになるので天国のような山頂と現世の普通の山荘で時間調整。とはいえ何かアクシデントがあるといけないので4時半くらいに着くように調整した。
帰りの渡渉は何ヶ所か分かりにくいところがあった。というのは、行きは渡った先にリボンが付いているが渡り始めるところにリボンがない箇所があり、それはつまり帰りは渡渉先にリボンが付いてないということになるので渡るのか渡らないのか分からない、みたいな状況が何度か発生した。行きにある程度道を覚えておいたほうがいいかもしれない。水量少なかったし暑くてジャブジャブ歩くの気持ちよかったので無駄に渡ったりしても全く問題なかったが状況次第ではつらみが深そう。
林道をアブに追い回されてジグザグに走ってみたりタオルを振り回したりしたが結局何ヶ所か刺された。バス停のあたりが特に地獄で、休憩所の入口にも大量に待ち構えてる奴らがいて休憩所にも入れず、20分ほどアブと格闘していたらようやく救済が来た。帰りのタクシーの運転手さんの話だとここ10日くらいで異常発生したらしく、ここまでひどいのはこの登山バス始まって以来始めてとのことだった。
アブには本当に参ったが、渡渉も楽しく、クマも出ず、天候に恵まれて絶景を拝めて良い登山だった。ご一緒させていただいた方々ありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する