記録ID: 4539771
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無雪期ピークハント/縦走
日高山脈
(北海道遠征 鵬晴のカムイエクウチカウシ山!
2022年07月30日(土) ~
2022年07月31日(日)
- GPS
- 17:32
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 1,561m
- 下り
- 1,549m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
チェックポイントごとに状況が変わります。全行程モンベルの沢タビで通しましたが、足の裏が痛くなってしまい、最後はビーサンで歩きました。 ここは日帰りしてる人が多いですが、相当なスピード健脚でないと難しいと思います。コースタイムの0.5ぐらいのスピードは必要です。 私は普段コースタイムの0.6ぐらい、甲斐駒黒戸尾根は約10時間で日帰りできましたがここは無理でした。 ただ沢歩きに慣れていないので八ノ沢出合から三股の沢遡行パートでコースタイムより時間がかかりましたが、ここを早く歩ければ日帰りも狙えると思います。 入山者は土日ともに10名前後でした。長らく雨が降ってない条件の良い土日だったので入山者は多かったと思います。 (駐車場〜七ノ沢出合)ダートの林道歩きです。ほとんどの人は自転車を利用してました。 (七ノ沢出合〜八ノ沢出合)川の遡上です。ピンクテープの類はありません。陸地を歩いて途切れたら次の陸地へ渡渉します。浅い所は膝下でも、深い所は臍上までありました。浅い所を選んで渡りましょう。 札内川の水量が多いと渡渉が困難となります。ダム流入量が7?を超えると渡渉がやや困難に、15?を超えると撤退検討レベルになるようです。 https://yukinoshingun.com/kamueku-toshou/ http://www1.river.go.jp/cgi-bin/DspDamData.exe?ID=1368010829410&KIND=3&PAGE=0 この日の流入量は5?弱。雨は数日以上振っていない状態でこれぐらいでした。後日雨が降った後に流入量を見ると100?を超えていたので、わずかに降雨があるだけで渡渉が困難になるのではないかと思います。 (八ノ沢出合〜三股)沢登りです。ペンキマークなどはありません。適当に岩の上を渡って沢を遡行していきます。個人的にはここが一番苦労しました。日帰りできるかどうかの鍵はここのセクションをいかに早く通過出来るかと思います。 (三股〜八ノ沢カール)沢の脇の激登りです。ピンクテープがあります。迷いやすいといわれるところですが、基本的に沢の左岸(沢を見上げると右側)に巻き道がついていて沢からそんなに離れることはありません。行き詰まったら少し戻るなどしてピンクテープを探しましょう。ピンクテープのところは藪だったりしますが、掻き分けて入ると奥に道があったりします。滝以外のところは沢を遡行することも可能で、そちらを歩く方がいいような気がします。 個人的には迷うことは全く無く、言われてるほど心配する必要はないのかなと思いました。 (八ノ沢カール〜頂上) ようやく普通の山歩きです。稜線はハイマツの藪漕ぎですが、なんとなく道があります。急登や岩登りなどもないので沢靴のまま歩いても問題ないと思います。 (飲み水について)ここはずっと沢沿いを歩くので水筒だけ持っていけば大丈夫です。北海道の水はエキノコックスが危険なので要煮沸といわれていますが、なぜ水にエキノコックスが混じるのか考えれば、沢上流の水はそれほど心配しなくていいという事が分かると思います。 http://www17.plala.or.jp/h-porter/echinococcus.html |
写真
感想
5回目の北海道遠征。残った200名山はカムエク始め難関ぞろい。カムエクは2年前の北海道遠征の時にもガイドを頼んで登る予定でしたが悪天候で登れませんでした。今回の遠征ではトレーニングも積んで経験値もアップして挑むカムエクということで最優先でチャンスがあれば登ろうと思ってました。
それで行きのさんふらわあの中で天気予報を見ると初日が晴れ予報ということで初っ端からカムエクに登ってきました。
カムエクって累積標高差1500m、距離30kmうち12kmは林道歩きってことでスペックだけ見ると他の難関の二百名山より楽そうだけど、まともな登山道がほとんどなくてほぼ全般沢登りってことで、登りも下りも8時間かかって大変でした。
それでも晴れのカムエク山頂に登ることができて、今回の遠征の目的はもう殆ど達成した気分です(まだペテガリとか残ってるけどwww)。
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コメント
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天候に恵まれて良かったですね。ここで悪天候だったら大変な事になりますね。
残りの行程も気をつけて楽しんでください。
天気がいいのは初日だけでした。今日は曇り明日は雨で停滞です。どうなることやら😅
このところ凄い所を連発ですね。
お見事でした。この界隈(神威岳とかの日高山脈)、実は完全に諦めモードなんですよね。どう考えても行けそうに無い。
北海道、楽しんでくださいね。レコを楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
今年は笊ヶ岳に向けてロングコースのトレーニングなど積んだので他の200名山の厳しい所も極力登るようにしてます。
ehasegawaさんも百名山王手ですね! 槍ヶ岳も山小屋の予約次第でしょうか。
カムエクは日帰りの人の方が多いし、神威岳は普通に日帰りの山だし、ペテガリは無人山荘泊なのでehasegawaさんでも大丈夫ですよ!うだうだ悩んでないで行ってみれば登れちゃいます。あきらめずに頑張ってください
教えてください。
今度カムエクを計画中ですが、沢タビという事はラバーでしょうか?
自分もラバーで行く予定ですが、滑る感じですか?
カムエクはぬめりが少なく、沢以外の歩きも多いと聞いており、ラバーがベストと思ってます。
気にしてるのは、やはり急登箇所。特に下山時です。
分かる範囲で教えて頂けるとありがたいです。
こんにちは
私が履いてたのはモンベル沢タビでゴム底なのでラバーですね。
https://kinkinkikikin.com/sawatabi
歩いてて滑ることは全くなかったですが、私が沢歩き全く慣れてないので、そもそもヌメッた岩に滑りそうな角度で足を置かないように慎重に歩いていたので、グリップ力はよくわからないというのが正直なところです。
神威岳でも沢歩きがあったので、そちらではKEENのサンダル(行き)とトレランシューズ(帰り)で歩いてみましたが、どちらも全く滑らず問題なかったですが、やはり石の上に斜めに立つことはなかったので真のグリップ力はよくわからないですねw
カムエクはカールから三股までの下りが急ですが、ずっと巻き道で沢を歩くことは無く、岩場もロープがあって大したことはなかったのでサワタビで問題ありませんでした。事前は色々不安でしたが、行ってみると長いだけで、道に迷うこともなくすんなり登れました。
munaitaさんの神威岳と幌尻のレコを拝見しましたが、全行程お持ちの沢シューズで全く問題ないと思いますよ。
天候(水量)だけが運任せになってしまいますが、気を付けて行ってきてくださいね
ご相談に乗って頂きありがとうございます。
神威岳の時に使ってたのはフェルトですが、サイズが少し小さくて買い直しました。
沢以外は草付が多くフェルトは逆に滑るって聞いてたので、今回はラバーにしました。
先日練習で軽い沢に入りましたが、ラバーはヌメリは弱いですね。
ただtake1104さんが言う通り、ヌメッた岩に滑りそうな角度で足を置かないように歩けば良いかなと思います。足の置き場の選択肢は結構ありそうだし、take1104さんのコメで少し自信が持てました。ありがとうございます。
山は毎週のように登ってますが、カムエクは皆さんかなり構えてるので、自分も結構緊張気味です。
今回は思いきって天気を天に任せ航空券を買ってしまいました。
毎年狙ってたので、今度こそ行けたらよいですが、現状は天気悪そう・・。
今回登れないと、三百名山最後を飾る山になるかもしれません。
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