尾瀬ヶ原・至仏山(鳩待峠→山ノ鼻→ちょっと尾瀬ヶ原→至仏山→鳩待峠)
- GPS
- 07:12
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 890m
- 下り
- 876m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
蛇紋岩は滑りやすいので注意。残雪は無し |
その他周辺情報 | 尾瀬ぷらり館で温泉。大人600円。駐車場の川向いだが、歩くのが面倒で車で行った。駐車スペースは10台分くらいしか無い。 |
写真
感想
前週に、初めての尾瀬として、燧ヶ岳に福島側の御池から登ったが、天気が悪く、尾瀬ヶ原も至仏山も見えなかったので、今週は表側(?群馬側)から至仏山に登ることにした。
尾瀬ヶ原を歩いてみたかったので、至仏山から尾瀬ヶ原に下りてくると、尾瀬ヶ原の向こうに燧ヶ岳を見ながら下りてこれるかと思ったが、そこは一方通行(上り専用)なので、尾瀬ヶ原を少し燧ヶ岳方面に歩いて、尾瀬ヶ原を堪能して、戻って至仏山に登る、という計画にした。
鳩待峠に車を止めて、という計画だったが、鳩待峠はマイカー規制中だった。(6・7月はずっと、8月からは平日以外)
尾瀬戸倉温泉郷の「尾瀬第1駐車場」に車を停めて、バスで鳩待峠まで。片道千円。
バスは、途中、尾瀬戸倉スキー場にも寄った。多分、ゲレンデの尾瀬高原ホテルのお客さんを拾うため。
実は、尾瀬戸倉スキー場は、1年半前にスノーボード中に頭を打ち救急車で運ばれた現場で、それ以来だったので、鳩待峠に行く時に、ちょっとスノーパーク尾瀬戸倉にも寄ってみようとか考えながら走っていて、マイカー規制に気づかず、少し登ってから気が付いて戻った。余談でした。
鳩待峠は、なぜ登山口なのに峠(つまり鞍点)?と思ってたけど、なるほど、鳩待峠から尾瀬ヶ原までは、下り坂なのね。
尾瀬ヶ原全体をダム湖にする計画が前にあったという話や、尾瀬の水を只見川(日本海側)だけでなく、利根川(太平洋側)にも分水する計画があったという話を、wikipediaとかで読んだが、その日本海側(阿賀野川水系?)と太平洋側(利根川水系)の分水嶺というわけだ。なるほど。
なお、前週の尾瀬御池から燧ヶ岳往復した後は、帰りは奥只見湖の脇を通って小出に出て関越道で帰ったが、その国道の奥秘境感は半端なく、只見川すげえ、と思って、帰ってから色々調べたら、尾瀬ヶ原ダム計画とかを知った。国道352号線の奥秘境感は、会津側から小出付近までひたすら携帯圏外で、ごく一部docomoだけが入る区間はその旨の標識があるし、奥只見湖の急峻な山肌に作られた国道352号線は、しばしば車が落ちるらしいし、山からの沢水にいちいち橋を作っていられないので道路上を沢が横切る(道路に直角な凹みを作ってある)箇所が度々あるし、1時間以上走って数台しかすれ違わないし、という感じだった。
本題に戻ります。
尾瀬ヶ原までは下りで楽ちんだが、木道はずっと下を見てないと踏み外すといけないので、写真やスマホやる時に気をつけなければならない。歩荷さん(ぼっかさん)がチラホラいて、すごい高い背負子にダンボールをいくつも載せて歩いていて、すごいなあと思った。
尾瀬ヶ原を歩き始めてからは、尾瀬の管理関係者らしき方とたまたま一緒に歩いていて、色々と教えていただきながら歩いて、とても楽しかった。
水芭蕉のトウモロコシのような部分はクマの好物で、食べに出てきてしまうという話など。
牛首分岐まで行って戻ろうかと思っていたけれど、きれいな湿地帯に延びる木道のはるか向こうに燧ヶ岳(振り返ると同様に至仏山)、という見たかった風景も見れて、至仏山経由で戻るコースの長さへの不安もあり、牛首までの半分くらいで引き換えした。見本園も見たいと思っていたけれど、クマが多いからとのことで閉鎖中だった。
山の鼻で、花豆ソフトを食べて、至仏山への登山開始。
蛇紋岩はとても滑りやすく、雨の日などは本当に大変と聞いていたが、晴れていたけれどかなり滑りやすかった。水平じゃないところに乗ると、かなりの確率で滑った。水平なところには皆が乗るから磨かれて黒光りしていた。
至仏山山頂まではずっと急登という感じで、岩の段も高めの段が多いし、日差しも暑いし、かなり疲れた。至仏山山頂の時点で、約2.5L持ってきた水分は2Lくらい飲んでしまった。オレンジジュース紙パックとコーヒーのマグボトルも持ってきといて良かった。
蛇紋岩のため、森林限界がかなり低く、2000メートル行かないくらいの辺りで樹林帯が終わり、振り返っての尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の美しい景色が素晴らしかった。また、様々な高山植物が岩の隙間に可憐な花を咲かせていて、とても良かった。
至仏山山頂は人がたくさんいた。裏側は結構切れ落ちていた。
人々は尾瀬ヶ原の山ノ鼻経由ではなく、尾根伝いに小至仏山経由で登ってきている人も多いようだった。
裏側のダムや向こうの山々もたくさんあって、山深いなあと思った。朝日岳とか谷川岳とかが見えていたと思うがどれがどれだかはよくわからず。振り返っても、日光白根山も、もちろん燧ヶ岳も、その左の会津駒ヶ岳も、見えているはずだが、どれがどれかはなかなか難しかった(燧ヶ岳はもちろんわかるけど)。
帰ってからGoogleEarthとかで見たら、主要な山々は結構山頂が雲に隠れてるのが多い感じだった。
武尊山かな?と思ったのは武尊山だった。
見えていたダム湖と思われる湖は、最初、先週見た奥只見湖かな?と思ったが、近すぎるなと思って(&利根川水系側かなと思って)、矢木沢ダムかな?と思ったが、地図を見ると、奈良俣ダムらしかった。
山ノ鼻から至仏山山頂は登り専用なので、下りは皆、小至仏山経由で下る。
小至仏山まではちょっと登り返しがあって、急登を3時間位登ってきた身には、ちょっとの登りももう勘弁、という気分だった。
しかし、岩尾根歩きは結構楽しく、小至仏山への登りも結構すぐだった。
滑りやすい岩の岩尾根を歩くのは、再来週の北アルプスの練習になって良いなとも思った。
小至仏山からはひたすら下りで、筋肉はあまり使わないけど、長くて疲れた。
ついに鳩待峠に着いて、コーラを飲みたい!と思ったら、500mLは全部売り切れてて、350mLでもいいから買った。うまかった。なぜ登山の終わりのコーラはこんなに美味いのか。(普段はまず飲まない)
帰りはどこでもいいから温泉入って帰ろうと思ったが、駐車場のすぐそばの「尾瀬ぷらり館」に、日帰り温泉「戸倉の湯」というのがあったので、そこに寄った。
洗い場4つくらいの小さな温泉だったけど、全然満足。内湯も露天風呂もこじんまりした感じ。アルカリ性のヌルヌルした温泉。
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