百名山【雨飾山】急坂と笹の美平原を準備運動気分で♬お花も満喫🌸
- GPS
- 05:25
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 975m
- 下り
- 992m
コースタイム
天候 | 快晴 山頂ではガスがかかる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雨飾高原登山口の駐車場 無料、20〜30台駐車可、トイレ有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
メジャーな一般登山道 荒菅沢の雪渓は既に解けている ※当日朝に登山道に於いて熊の目撃情報あり |
写真
感想
北アルプスで予定している2日間の山行の前に一日余裕が出来たので、一日早く現地入りして近くの百名山に登ることにした。雨飾山である。長野県小谷村の雨飾高原登山口からのメジャールートのピストンだ。
距離もコースタイムも短いので、翌日からの山行に備えて軽く準備運動感覚で行ってみよう。
序盤の木道のある湿地帯を抜け、徐々に標高を上げながらブナが綺麗な林を過ぎるとやがて荒菅沢へと一旦下る。標高1,600mほどの場所なのに雪渓が現れた。登山道の部分は解けているが、つい最近まで抜け落ちそうなグズグズの残雪で登山者は難儀されたことだろう。
沢を渡ると急坂登りの始まりだ。樹林に囲まれた急峻な尾根を頑張って登ってゆく。やがて一気に視界が開け、東側の峰々と、このあと辿る雨飾山の美しい稜線が目に飛び込んでくる。
開放的な尾根にはタテヤマウツボグサやシナノオトギリなどの花々が咲き乱れている。ハクサンフウロもチラホラと現れ出した。
やがて広大な山上台地に出る。笹に覆われた広い稜線だ。笹平と呼ばれているようだ。
そして、とても美しい笹の平原の向こうには雨飾山の山頂部が一段階高いところにドドーンと居座るように聳えている。その山頂を目指して笹の中の登山道を快適に進んでゆく。
それにしても辺りはお花だらけだ。様々な種類の可愛らしい花々が咲き誇っており、写真に撮ったりしていると中々前に進まない。
ようやく鞍部(荒菅沢の源頭)から山頂への最後の急坂へと差し掛かる。やはり花が多いので上り坂の辛さなど一切感じるヒマもなく、いよいよ頂上へ。
何となく登り上がったのは石仏が数体並ぶ西峰(南峰)だった。南側の視界が広く開けるのだが、あいにく先ほどからガスが沸き上がってきており眺望は見え隠れしている。しかしそのガスの切れ間に一瞬だが山肌に雪渓のラインを二筋携えた高く美しい山容の峰が見えた。方角的に明日から訪れる予定の北アルプス最北の峰ではなかろうか。
雨飾山は双耳峰であり、今居る場所のすぐ50mほど離れた場所に東峰(北峰)がある。そちらに移動すると立派な山頂標が立っており、直ぐそばに二等三角点があった。
東西併せて山頂には10人以上のハイカーが集まって来られた。平日にもかかわらず、さすが百名山である。そして確かに、百名山の名に恥じない素晴らしい山であることを実感したのだった。
下山は来た道を戻る。往路で見落としていたステキな花々を見つけては喜ぶ。
急坂尾根を下り荒菅沢へと戻ってくるころには気温も上がって結構な体力の消耗を感じる。沢の雪解け水をマグカップに注ぎ入れ、立て続けに2杯飲み干した。氷水のように冷たくとても美味かった。
ブナの美林を抜け、湿地帯の木道を軽快に歩くとあっという間に雨飾高原の登山口に到着だ。
駐車場で隣に停めておられたご主人が先に帰着されていた。少し話を伺えば、何と福岡から来られたとのことだ。百名山巡りをされておられ、この山で約80座を踏破されたとのこと。明日は苗場山だそうだ。贅沢で優雅な山の旅を羨ましく思うのだった。
なお、このご主人が仰るには、この日の朝、登山口から入山してほど近い場所で熊に遭遇された方がおられたということである。訪れる方は十分にご注意を。
さて、この日はとてもいいお天気だった。
翌日からのアルプス2日間の山行も引き続き!と行きたいところだが…天気予報はよろしくない。まぁ仕方がない、雨なら雨なりの楽しみ方をしよう。きっと素晴らしい光景を見られる瞬間もあるだろう。
と、楽観的に考えていたが…予報以上に大気の状態が不安定になってゆくことを知らないまま、翌日スマホの電波が全く通じない山域へと入ってゆくのだった。
雨飾の乙女、夏でもくっきり見えるのですね〜!
もうかなり前になりますが、私が訪れた時はもっとガスが酷くて、乙女にも一瞬しか出会えずだったので羨ましいです。
ブナ平は素晴らしいところですよね、もしやウリさん、よだれ垂らしながら歩いてませんでしたか?
なんて、失礼しました(^^)
でもそれぐらいブナが圧巻の大きさだったのを覚えています。
紅葉が綺麗でしたが、夏も花が咲き乱れる美しい山だったんですね(^^)
写真を拝見してまた違った一面を知り、嬉しいです。
山頂への登りしなに数名の奥様方が美女だの乙女だのと言いながら笹平の方を見下ろされていたのですが無視して登頂しました。
何のことやったのかと下りで気になって見てみたら、何とホントに乙女の涼しげな横顔に見えるじゃないですか!
これって有名な話なんですね。急遽雨飾山に登ることにしたので、ほとんど予習なしの山行でした。
初見の山の場合、事前情報が無い方が新鮮でいいのか、見どころを見逃してしまうリスクが高いのか、うーむ、難しいところです。
しかしそう言う意味ではブナ平付近でブナの大木にたくさん出逢えたことは望外であり、とても嬉しくてヨダレをダレダレ流しながら何回樹に抱きついたことか😍
なるほど!紅葉もステキでしょうね。お手軽に登れる山ですので、是非また季節を変えて訪れてみたいものです。でも…大津から現地まで遠すぎますね〜😂下道で8時間でした。
朝日岳へ行くって聞いていたけど、準備運動がてらに雨飾山登られたんだ。
ピストン5時間? いつもながら強脚ですね。
白馬行ったときにでも帰りにサクッと登れるかな? なんて考えたこともあるけど、私では1日要りそうでムリ無理。昼飯前で降りてこられたんですね。さすが〜
雨飾山と言ったら笹原や木道が目立ちますが、ブナが綺麗なエリアもあるんですね。
そこから県道39で乙見山峠を越えたら火打・妙高の登山口の笹ヶ峰へ1時間強で行けるんだけど、事故ったら助からんかな〜って考えると尻込みしちゃいます。
北陸道かと思ったけど8号線でいかれたの?? お疲れさまでした。
先日はどうもありがとうございました。
遠征の支度が早く出来たので予定より一日早く家を出ました。本番の2日間の天気がよろしく無さそうでしたので、好天のうちに先に何処か登っておこうと思って、テキトーに考えついたのが雨飾山でした。
サクッと登れますよ!荒菅沢からの急登が核心部ですが、急坂区間の距離は短いです。そこさえ頑張ればあとはユートピアです😁
そうなんですよね、以前からののさんが訪れたいと仰っている火打・妙高が近いんですよね。
今回下道8時間耐久レースを案外と難なくクリアしましたので、遠過ぎると思っていた山域も結構行けるかも!なんて思っております👍
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