諏訪山 深い森の寂峰
- GPS
- 07:44
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 981m
- 下り
- 966m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
西上州の最奥の寂峰。深い森と奥まった山頂までの長い道という印象です。神流川に沿って上野村に向い、楢原トンネルを過ぎると左手に登山口へとつながる林道がありました。登山口の標識には頂上まで5864mとあり、やけに細かいです。山道に入ると、まずは堰堤を越え、しばらくは沢の左岸に沿った道を辿ると、やがて沢から離れて斜面を折り返しながら登っていくようになります。ある程度高度を上げると、突端にお堂のある小尾根に出て、ジグザグに高度を上げれば主稜線です。
主稜線も急坂の無い歩き易い道が続き、ピークは巻いていきます。小倉山のエリアを越えると、いくつかの祠を見て稜線を進み、残っているヤマツツジを見ながら進んでいくと、やがて浜平からの道を合わせる湯ノ沢ノ頭に到着しました。道はずっと落葉樹の美しい初夏の森で、このあたりからブナの木も現れました。あたりはエゾハルゼミと思われる蝉の合唱が響き渡り、静かな山の雰囲気を増しています。
湯ノ沢ノ頭からは、稜線も狭くなってくるためか、一部のピークは越えて行くようになります。やがて、破れたトタンで囲われただけの小屋を過ぎるあたりから本格的な登りとなり、正面に岩峰が見えてきました。ヤツウチグラへの登りに入りました。梯子のある急登をこなし、一つ岩峰を越えた先がヤツウチグラでした。山頂には、三笠山の標識と祠があり、360度の展望が広がりました。帳付山の稜線やその向こうの両神山の山頂部が見え隠れしています。霞んだ陽気で遠望が利かないのが少し残念です。
ヤツウチグラから、急下降で下ったあとは、全くの暗い森の道になります。最後に、少しの間急な斜面を登り、平坦な山頂部の一角に出て緩やかなアップダウンを歩いていくと、すうっと、そろそろ山頂だぞという雰囲気を感じないで着いてしまいました。樹林に覆われた暗い感じの場所で、エゾハルゼミの合唱が聞かれました。静かな山頂でした。帰路は往路を忠実に辿りました。途中湯ノ沢ノ頭で休憩しましたが、時間的なものか、エゾハルゼミの合唱は途絶え、とても森閑とした森となっていました。
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