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Yamareco

記録ID: 4549605
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ハイキング
甲斐駒・北岳

雨乞岳は水晶ナギとともに

2022年06月25日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.1km
登り
1,407m
下り
1,411m

コースタイム

日帰り
山行
7:16
休憩
1:25
合計
8:41
9:30
46
10:16
10:30
44
11:14
12:00
28
12:28
12
12:40
15
12:55
13:12
41
13:53
14:01
99
15:40
登山口
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道小淵沢インターより白州へ。
石尊神社の駐車場を利用しました。
コース状況/
危険箇所等
★石尊神社〜ホクギノ平
樹林帯の中の、展望はないけれども歩きやすい道が延々と続きます。意外と高度は稼いでいるようです。
★ホクギノ平〜水晶ナギ分岐
緩やかなアップダウンの笹原の道で、今までとは一転して明るい雰囲気に変わり、変化が出てきます。木々の間からの展望に南アルプスの雰囲気を感じ、ハッとしたりします。
★水晶ナギ分岐〜雨乞岳
ひたすら急登をいくことになります。
★水晶ナギ周辺
道は踏み跡程度になります。強風に注意して、慎重に歩きます。
その他周辺情報 何年振りかに「むかわの湯」に立ち寄りました。1000円でした。
雨乞岳は、甲斐駒ヶ岳の展望台。美しい姿を正面に見られます。
雨乞岳は、甲斐駒ヶ岳の展望台。美しい姿を正面に見られます。
水晶ナギに向かう途中のナギから雨乞岳を振り返ります。
水晶ナギに向かう途中のナギから雨乞岳を振り返ります。
黒沢ノ頭の巻道から水晶ナギの向こうに鋸岳など甲斐駒周辺の山々が見えています。
黒沢ノ頭の巻道から水晶ナギの向こうに鋸岳など甲斐駒周辺の山々が見えています。

感想

雨乞岳は、古いガイドブックで名前は知っていましたが、行程が長くかつマイナーな山という印象で、あまり登る意欲をそそられていませんでした。今回のきっかけは、頂上直下まで緩やかないい道が続いているという情報を見て、登りが4時間のロングコースであっても、ストレスなくじっくり長い登りを体験できそうだと思ったことで、これが長年のブランクの解消と、次の山へのトレーニングや意欲に繋がっていきそうだと思ったからなのです。

石尊神社の駐車場に車を停め、神社の鳥居から左に進むとすぐに登山口が現れます。この登山道はホクギノ平までの2時間は、目標物が無いので、まずは1時間と区切ってじっくりベースを作って歩いていきました。良く踏まれた、落ち葉でフカフカのU字状の道で、時折白砂を敷いた舗装路のような雰囲気にもなり、この辺りは花崗岩の山だということを改めて気づかされ、懐かしく感じます。1時間が経過して、適当な道端で休憩し、そして次の1時間も風景の変わらない登りが延々と続いていきます。そして2時間を過ぎると、わずかで左上に作業小屋が見え、ホクギノ平に到着。道から外れて小屋の方に向かうと、少し高いところに三角点がありました。

ホクギノ平から道も明るい雰囲気に変わり、水晶ナギ分岐まではピークを巻きながらの150mの登りです。少々間隔の開いているカラマツの中から、多少遠望も効くようになります。ストイックな今日のコースの中では一番の雰囲気の良い場所かもしれません。対面する日向山や前方の水晶ナギなどが、ちらほらと見えてくると、笹の中の三叉路である水晶ナギ分岐に到着。これからの急登に向けて休憩しました。

分岐からは、黒沢ノ頭を回り込んで、雨乞岳への登りに入りました。直線的な急登となり、ロープも所々に張られていました。ひたすら急登をこなし、切り開きまでくると山頂が見えてきます。最後は休み休みになりながらも、なんとか山頂に到着しました。山頂は、刈り払いや倒木などで、少々殺風景な印象でしたが、展望は素晴らしく、甲斐駒や鳳凰三山、そして日向山から大岩山への稜線が良く見えていました。3000m近い山々は、ここから見ると別世界のように感じました。

分岐まで戻り、水晶ナギに向かいます。きっとこの山の名物で、場合によっては山頂より重要地点かもしれません。分岐までのいい道も、水晶ナギあってできたものではないかとも思えます。小さな上り下りで、右側にナギのある場所にでると、風がとても強く、このナギ越しに、先ほどまでいた雨乞岳の山頂がよく見えていました。さらに進んで水晶ナギの上に出て、ナギに沿って歩けるところまで下ってみます。ガンガワラに行った時以来の白い風景です。風が強く、きっとこの風がナギを作っているのかなと思いました。再び分岐まで戻って笹の上で休憩しました。ここは大変落ち着く場所で、そよ風が吹く穏やかな場所。ここでビバークしたいぐらいだと思いました。

標高の低い前衛の山ではありますが、なかなかのロングコースで、さすがに南アルプスの一角だという感じの、歩きがいのある道でした。体力的には少々昔に復帰したような気がして、夏山シーズンに向けて一歩前進という感じでした。

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体力レベル
3/5

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