雨乞岳は水晶ナギとともに
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,407m
- 下り
- 1,411m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
石尊神社の駐車場を利用しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★石尊神社〜ホクギノ平 樹林帯の中の、展望はないけれども歩きやすい道が延々と続きます。意外と高度は稼いでいるようです。 ★ホクギノ平〜水晶ナギ分岐 緩やかなアップダウンの笹原の道で、今までとは一転して明るい雰囲気に変わり、変化が出てきます。木々の間からの展望に南アルプスの雰囲気を感じ、ハッとしたりします。 ★水晶ナギ分岐〜雨乞岳 ひたすら急登をいくことになります。 ★水晶ナギ周辺 道は踏み跡程度になります。強風に注意して、慎重に歩きます。 |
その他周辺情報 | 何年振りかに「むかわの湯」に立ち寄りました。1000円でした。 |
写真
感想
雨乞岳は、古いガイドブックで名前は知っていましたが、行程が長くかつマイナーな山という印象で、あまり登る意欲をそそられていませんでした。今回のきっかけは、頂上直下まで緩やかないい道が続いているという情報を見て、登りが4時間のロングコースであっても、ストレスなくじっくり長い登りを体験できそうだと思ったことで、これが長年のブランクの解消と、次の山へのトレーニングや意欲に繋がっていきそうだと思ったからなのです。
石尊神社の駐車場に車を停め、神社の鳥居から左に進むとすぐに登山口が現れます。この登山道はホクギノ平までの2時間は、目標物が無いので、まずは1時間と区切ってじっくりベースを作って歩いていきました。良く踏まれた、落ち葉でフカフカのU字状の道で、時折白砂を敷いた舗装路のような雰囲気にもなり、この辺りは花崗岩の山だということを改めて気づかされ、懐かしく感じます。1時間が経過して、適当な道端で休憩し、そして次の1時間も風景の変わらない登りが延々と続いていきます。そして2時間を過ぎると、わずかで左上に作業小屋が見え、ホクギノ平に到着。道から外れて小屋の方に向かうと、少し高いところに三角点がありました。
ホクギノ平から道も明るい雰囲気に変わり、水晶ナギ分岐まではピークを巻きながらの150mの登りです。少々間隔の開いているカラマツの中から、多少遠望も効くようになります。ストイックな今日のコースの中では一番の雰囲気の良い場所かもしれません。対面する日向山や前方の水晶ナギなどが、ちらほらと見えてくると、笹の中の三叉路である水晶ナギ分岐に到着。これからの急登に向けて休憩しました。
分岐からは、黒沢ノ頭を回り込んで、雨乞岳への登りに入りました。直線的な急登となり、ロープも所々に張られていました。ひたすら急登をこなし、切り開きまでくると山頂が見えてきます。最後は休み休みになりながらも、なんとか山頂に到着しました。山頂は、刈り払いや倒木などで、少々殺風景な印象でしたが、展望は素晴らしく、甲斐駒や鳳凰三山、そして日向山から大岩山への稜線が良く見えていました。3000m近い山々は、ここから見ると別世界のように感じました。
分岐まで戻り、水晶ナギに向かいます。きっとこの山の名物で、場合によっては山頂より重要地点かもしれません。分岐までのいい道も、水晶ナギあってできたものではないかとも思えます。小さな上り下りで、右側にナギのある場所にでると、風がとても強く、このナギ越しに、先ほどまでいた雨乞岳の山頂がよく見えていました。さらに進んで水晶ナギの上に出て、ナギに沿って歩けるところまで下ってみます。ガンガワラに行った時以来の白い風景です。風が強く、きっとこの風がナギを作っているのかなと思いました。再び分岐まで戻って笹の上で休憩しました。ここは大変落ち着く場所で、そよ風が吹く穏やかな場所。ここでビバークしたいぐらいだと思いました。
標高の低い前衛の山ではありますが、なかなかのロングコースで、さすがに南アルプスの一角だという感じの、歩きがいのある道でした。体力的には少々昔に復帰したような気がして、夏山シーズンに向けて一歩前進という感じでした。
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