富士山は赤かった(富士宮ルート)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,413m
- 下り
- 1,400m
コースタイム
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 3:15
- 合計
- 11:10
天候 | 晴れ一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
富士山スカイライン入口で体温チェック 検温済みリストバンドをつけて登山する |
コース状況/ 危険箇所等 |
道は広いが端を歩くとつづら折りの下側の道へ落石させる可能性があるので注意 今回も30cmくらいの岩が上から転がってきて怖かった |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
生まれて初めての富士山!
死ぬまでに一度は登ってみたかった。
やっと念願かなって
ここ数年、毎年富士山登頂している仲間たちとGO!
今回は私と同じ初富士山の小学二年生のハル君も一緒の楽しい旅。
朝7時に姫路の自宅を出発し
仲間と合流して途中のSAで遊んだりしながら
8時間かけて富士宮の旅館へ。
すでにかなりクッタリしている。
20時に布団に入り
「こんな時間に寝られないよ」と言いながら即爆睡。
夜中の1時にバッチリ起床。
タクシーで富士宮五合目を目指す。
期間限定の予約割引で45%オフなので
みんなで割るとバスより早くてお安いらしい。(約7,500円)
明け方3時に五合目到着。
満天の星に感動する。
雷雨の天気予報が吹っ飛んだ。
高山病対策で高度に身体を慣らすため1時間ほど待機。
ヘッデンもいらない明るさになったところで出発する。
登山口から見上げると
まっすぐに山頂らしきピークが見える。
富士山ってほんまキレイな富士山形なんやな。
あんな見えてる場所、楽勝やんと気が楽になった。
実際つづら折りで登るとなかなか近付かないんやけど
一合目ごとに小屋があるのでいい目標になる。
ハル君に合わせてゆっくりゆっくり登る。
高山病対策にもその方がいいらしい。
ゆっくりと深く息を吐いて息を吸ってを心がける。
富士山の広大な山裾は登るにつれてどんどん広がっていく感じ。
下から雲がモクモクと湧き上がってくる光景も
ここに来なきゃ見られない。
足元は火山らしく赤黒く軽石だらけ。
すごい場所に来ちゃったな。
八合目直下でハル君とお父さんが登頂断念。
残念だけどハル君にはいくらでもチャンスのある長い未来がある。
いっぱいトレーニングしてまた一緒に登ろうねと約束する。
だんだん酸素缶を吸う人や頭を抱えて座り込んでいる人が増えてくる。
相棒も「気持ち悪い」と言いながら真っ青な顔でうつらうつらし始める。
完全に酸素が足りていない。
九合目で相棒が下山することに。
全く足も頭も元気十分の私と仲間のおっちゃんと
二人で山頂を目指す。
しかし九合目でおっちゃんもだんだん遅れ始める。
下山してくる人たちも足元よろよろの人が多い。
深呼吸してもたくさん吸うことができなくて
ひゃ〜、ほんまに酸素薄いんや〜とテンション上がる。
遅れるおっちゃんは捨てて
単独で剣ヶ峰を目指す。
富士山の火口は赤黒く大きく禍々しささえ感じる。
こんなん噴火したら日本おしまいやなーと思いながら
火口の縁を登っていく。
いよいよ日本最高峰へ!
剣ヶ峰山頂からは火口しか見えなかったので
高さの感覚は麻痺していたんだけど
石碑の少し先にある正真正銘一番高い岩の上に立つと
たった今、私は日本の誰よりも高い人になっているんだと
不思議な感覚に陥る。
ついに念願かなって富士山登頂成功だ。
ほんまはここで仲間と喜びを分かち合いたかったけれど
仲間の屍を踏み越え捨て置き
一人で「写真撮ってくださーい」と満面の笑みを浮かべていた私。
富士山に登ったらちっぽけなことなんか気にならなくなるのだ。
ある意味。
無事下山。
自分が高山病に強いこと、
テーピングしておいたら下山時に膝が痛くならないこと、
筋肉痛になることもなく
自分で思ってた以上に頑丈な身体だったことを知って
かなり自信がついた。
ほんま楽しかったなー。
来年はハル君もみんなも全員で山頂行けるといいなー。
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