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Yamareco

記録ID: 456569
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沢登り
谷川・武尊

七段ノ滝沢 赤谷川 熊穴沢 【追憶】

2001年09月24日(月) [日帰り]
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がんこ屋☺️ その他2人
GPS
--:--
距離
7.7km
登り
1,104m
下り
1,103m

コースタイム

★手書きのルートはあてにしないで下さい★

05:45     林道P
06:45〜07:10 860m 赤谷川渡渉点
07:35〜07:45 970m 熊穴沢出合
09:05〜09:15 1100m 60m大滝下(右岸高巻)
10:00〜10:15 1220m 七段ノ滝沢出合(地獄の底)
11:25〜12:00 1300m F2上の快適テラス
01:50〜02:10 1400m 七段滝 終了点
        1600mから疎ヤブになる
04:30〜04:50 1870m 東俣の頭
05:10     1568m 毛渡乗越
05:35〜05:40 越の滝沢水場
06:30     860m 渡渉点
08:20     林道P
天候 晴れ 
アクセス
利用交通機関:
自家用車
当日はたまたま林道のゲートが半開きになっていた。
帰路に閉じこめられる不安よりも往復3時間の歩行短縮の魅力が勝り、林道最奥まで車両で進入した。

コース状況/
危険箇所等
熊穴沢ゴルジュの側壁をそのまま攀じるような、
豪快で爽快なルートです。
詰めは万太郎山南面の縦走路で終了し、深山気分も満点です。

日帰りは厳しいルートですので体力のある40台にトライするか、
ビバークまたは避難小屋利用が良いでしょう。
赤谷川
マワット下ノセン
1
赤谷川
マワット下ノセン
熊穴沢出合の15m2段滝
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熊穴沢出合の15m2段滝
熊穴沢の核心 F4-12m
右壁の半洞窟状を登り、泥壁の強烈なトラバースで滝身に向かい、細灌木にすがって落ち口へ登る。

書けば簡単だが、…。
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熊穴沢の核心 F4-12m
右壁の半洞窟状を登り、泥壁の強烈なトラバースで滝身に向かい、細灌木にすがって落ち口へ登る。

書けば簡単だが、…。
熊穴沢の核心 F4-12m
半洞窟を抜けるまでは快適

この後のトラバース
セカンドの僕は「ヒェ〜」
ラストのKちゃんは「ヒョエー」
平然としていたのはトップのごぉちゃんだけだった
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熊穴沢の核心 F4-12m
半洞窟を抜けるまでは快適

この後のトラバース
セカンドの僕は「ヒェ〜」
ラストのKちゃんは「ヒョエー」
平然としていたのはトップのごぉちゃんだけだった
熊穴沢のゴルジュ
「地獄の底」と呼ばれる

雰囲気は険悪だが、ここまでの遡行に難は無い
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熊穴沢のゴルジュ
「地獄の底」と呼ばれる

雰囲気は険悪だが、ここまでの遡行に難は無い
証拠写真(笑)

当時はスワミベルトで何処でも行った
懸垂すると痛いので最近は使わないが…
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証拠写真(笑)

当時はスワミベルトで何処でも行った
懸垂すると痛いので最近は使わないが…
七段ノ滝沢 出合

唐突に現れるスラブ滝
天まで続くように感じる
七段ノ滝沢 出合

唐突に現れるスラブ滝
天まで続くように感じる
1段目
ダブルロープを引いて右カンテのごぉちゃん
1
1段目
ダブルロープを引いて右カンテのごぉちゃん
3〜5段目

総じて左岸よりのライン取り
快適な登攀だが傾斜は強かったと思う
2014年05月31日 11:56撮影 by  MX890 series, Canon
1
5/31 11:56
3〜5段目

総じて左岸よりのライン取り
快適な登攀だが傾斜は強かったと思う
6段目

岩質は良さそうだが、メモによるともろい部分もあったようだ
6段目

岩質は良さそうだが、メモによるともろい部分もあったようだ
ビレイ中のごぉちゃん
楽しそうな姿は今も変わらない

背景はエビス大黒の頭
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ビレイ中のごぉちゃん
楽しそうな姿は今も変わらない

背景はエビス大黒の頭
7段目 

体が熱くなり、好んでシャワーした
ここで急勾配からは解放される
2014年05月31日 11:56撮影 by  MX890 series, Canon
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5/31 11:56
7段目 

体が熱くなり、好んでシャワーした
ここで急勾配からは解放される
ツメの小滝群

3〜10mの登れる滝がいくつかあったようだ
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ツメの小滝群

3〜10mの登れる滝がいくつかあったようだ
当時の、遡行後のメモ
「記録より記憶」の時代だったので、今見るとあきれる内容。

手書きの遡行図はムーディなんだが、
赤谷川のマワットノセンは無視して記入なし。
豊野本(上信越の谷105)では熊穴沢出合から七段の滝出合までに10の滝記号があるが、出合の2段滝も無視し、F4-12mとF5-60mのふたつしか滝記号がない。
労せずして越えられるのは記憶しないって事かな?
我が事ながら真意は不明。
2014年05月31日 11:56撮影 by  MX890 series, Canon
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5/31 11:56
当時の、遡行後のメモ
「記録より記憶」の時代だったので、今見るとあきれる内容。

手書きの遡行図はムーディなんだが、
赤谷川のマワットノセンは無視して記入なし。
豊野本(上信越の谷105)では熊穴沢出合から七段の滝出合までに10の滝記号があるが、出合の2段滝も無視し、F4-12mとF5-60mのふたつしか滝記号がない。
労せずして越えられるのは記憶しないって事かな?
我が事ながら真意は不明。
撮影機器:

感想

少し古い記録ですが、webで検索しても全くヒットしない沢なので登録してみます。

高校時代からの友人Kちゃんに引きずられるようにして、
web上に名前の出ないような沢に結構登ってます。
それらの沢自体は豪快で楽しいものばかりでしたが、たとえばアプローチに難があったり、フィナーレが猛烈な藪コギだったり,雪渓処理でやたら苦労したりで、「二度と行きたくない沢」が各所にできてしまいました(笑)。

そんな中でこの七段ノ滝沢では、珍しくすばらしい1日を過ごした記憶があります。
掲載した13枚が当日全ての写真です。

核心とされる熊穴沢F4-12mは泥壁のトラバースが恐怖です。
昨今はゴム底沢靴のおかげで難易度が0.5下がったとは思いますが、やはり私にはリードする自信がありませんね。
(熊穴沢を遡行した豊野さんはトラバースを諦め、右壁にボルトを打ったと記録にあります)
熊穴沢F5-60mは写真が無いところを見ると、「大きいけれどただの滝」だったんでしょうね。
(今、webで見るととても立派な滝なんですがね)
七段ノ滝はとても快適でサササッと登ったように思ってましたが、記録を見ると結構時間を使ってました。仲良し3人なので3〜5分の小休み連発だったとは思いますが…。
この日はダブルロープでしたが、沢用のシングルロープ(できれば50m)でOKです。
薮は濃くなくて、突入から1時間で抜けたので苦痛はありません。
東俣の頭から笹原を踏んで谷川連峰主稜線に出た時の気持ち良さははっきりと記憶しています。
やがて秋の短い陽が落ちて、ヘッデンつけてヘロヘロで駐車地に帰着しました。

この当時は「記録よりも記憶」を信条にしていた数年間のため、
1日の行動で写真を10枚以上撮る事は希であり、目で見る記録としては不足の感があります。
手書きの遡行図も正確性でなく、感性で描いているのでちょっと「?」な感じですね(笑)。

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コメント

2001年、山を始めた年です
いい記録ですね〜
フイルム写真の色あせが時代を感じさせます。とはいってもまだ13年ほどなんですね。
かなり難しそうな沢です。トラバースとか
自分が初めて富士山登った(ヤマレコ記録1番目)ころ、こんな危ない事をされてたのですね。当時は沢登り?と言われてもピンとこなかった事でしょう(笑)
貴重なレコ楽しめました
2014/5/31 14:45
2001年、今はむかし
そうですかー。
この年、私は44才でしたね。
改めて年齢差を痛感させられますね(笑)。

私、当時からがんこやだったみたいで、「記憶、記憶…」ってこだわって。
一体なんだったんでしょうかね?
高校時代からの習慣で時間の記録はきちんと取っていて、
1991年からプロトレックの前身の高度計付き腕時計で標高も記録してたのに、
「頭に記憶して、目に記録して」って、写真だけは閉じこめちゃってね(笑)。

古い記録にコメントいただきありがとうございました。
2014/5/31 15:25
行けない沢のひとつです。
想像はしてましたが、なまくらな今の山やじゃないですね。
当時の装備で「記録よりも記憶」も頷けます。
埋もれてしまった貴重な記録も沢山あるんでしょうねぇ…
gankoyaさんの片りんをちょっと垣間見たような気分です。
(*Θ_Θ*)/
2014/6/1 17:49
行けない沢ではありませんが…
立派な中高年になったsawadonさんや私には、日帰りは絶対に無理でしょうね。
沢自体はwataさん先輩の得意なタイプだと思います。

あっと、、私はついて歩いただけだから(笑)
2014/6/1 20:12
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