八ヶ岳(赤岳;美濃戸口より)
- GPS
- 08:06
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,337m
- 下り
- 1,240m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 8:06
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(帰路;15:00八ヶ岳山荘 発〜佐久〜上信越道〜関越道〜北関東道〜東北道〜22:00自宅 着) 八ヶ岳山荘から赤岳山荘までの3kmの林道は、悪路につき四駆RV車以外は不可 (道路脇で、底をぶつけて外れたオイルパンをいくつかみました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
しっかりした道で歩きやすいです 赤土と苔のコントラストがとてもきれいです |
写真
装備
個人装備 |
麦茶600mm
アクエリアス900mm
行動食(トレイルミックス/SOYJOY)
昼食(ミニあんぱん×5/ウイダーゼリー)
キャップ
半袖シャツ
短パン
コンプレッションタイツ
靴(スポルティバ;エクイリビウム)
靴下
ザック(サロモン;12L)
雨具
グローブ
タオル
ストック
AppleWatch
iPhone
モバイルバッテリー
ヘッドランプ
予備眼鏡
GoPro(HERO9)
|
---|
感想
天下に名だたる名山“八ヶ岳”,いつか行ってみたいなと思いつつも,とにかく遠いという印象で,気にもとめない感じでしたが,今回の南アルプス山行に向けて地図を眺めていると,全く土地勘のない私でもようやく“何だ,甲斐駒ヶ岳の向かいにあるんだ“と言うことが判明。帰路につく最終日,縦走は無理でも,一座くらい登ってみるかぁと言うことで,ぼんやりルートを作って登ってきました。
旧甲州街道沿いの宿(とても親切で食事もおいしかった)を朝5時に出発し,40分ほどで八ヶ岳山荘到着。ここから,赤岳山荘に向けて全長3kmの林道を進みましたが,かなりの悪路。あと1kmと言うところで,ガリガリガリという音とともに,決定的に底を擦ってしまい,断念。林道口に戻るのも,この時間帯は車がどんどん上がってくるし,まずいなと言うことで,申し訳ないけど待機場に停めさせてもらいました。道路脇を見れば,所々オイルパンがぶん投がっていたりしていたので,私は幸いでしたが,ダメージを受けた車も多くあるようです。待機場から歩くこと15分,ようやく赤岳山荘に到着。
いよいよ登山開始です。赤岳山荘の上部にある美濃戸山荘からは北沢ルートと南沢ルートに分かれていますが,今回は南沢ルートを選択。行者小屋に向けて,苔むした森の中を登っていきます。
にしても,この森,緑の絨毯のように苔が広がっていて,気持ちが癒やされます。屋久島の森とは,また違う雰囲気。屋久島は,岩と杉に苔が張っている感じですが,こちらは,苔に覆われた山肌の中に広葉樹が伸びている。屋久島は幻想的ですが,こちらは明るい雰囲気で庭園のようです。
気持ちよく2時間ほど進み,涸れ沢に出ると,視界が開け,目の前に八ヶ岳の稜線が現れました。これまでの穏やかな森とは打って変わってバキバキの岩場です。
やがて,行者小屋へ。水場もあり,開けているので,既に多くのテントが張られています。
15分ほど休憩して,いよいよ,稜線に至る急勾配へ。岩場をよじ登り,どんどん標高を上げていきます。左手を見れば,硫黄岳の平たい稜線が崖の上に広がっています。
あちらにも行ってみたいなぁと思いながら,稜線に上がります。おー,雲の合間に富士山が見える。右には,どんっと赤岳。これまた急だなぁ。
展望小屋を過ぎて,赤岳への岩場をまたもよじ登りますが,幸い岩は滑りにくく,しっかりグリップするので,登りやすかったです。
午前10時半,赤岳到着。ガスが出てきてしまい,あまり展望は望めませんでしたが,変化のある充実したルートで達成感がありました。
下山は文三郎尾根へ。階段が連続しており,登りで使うのは負担が大きい気がしました。あ,コマクサが咲いていました。充実度高いなぁ。
正午に行者小屋を経由し,午後2時に赤岳山荘に無事下山。
苔の森から,岩場の急登,山頂からの展望とコンパクトに山の醍醐味を楽しめるまさに”名山“でした。山頂を目指すだけの登山ではなく,森を楽しんだり,テントを担いで,キャンプを楽しんだり,登山の魅力・可能性を改めて感じることができました。
今度は森の中にテントを張って,そこをベースに縦走してみたいです。また,登りに来ます。
いいねした人