6月の雪山:鳥海山(七高山)
- GPS
- 06:33
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,074m
- 下り
- 1,056m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は無し。頂上までほぼ雪上、祓川ヒュッテから湿原通過して雪上を少し登った所に少し夏道、舎利坂は最後の頂上まで200m程夏道。全て雪上を行くことも可能。アイゼンを持参したが、使用せず。 |
写真
感想
東北の山は春から夏への季節の移ろいがゆっくりで、いつまでも楽しめて良いな、と思っていたら急速に夏になってきた。仙台が最高気温32.2℃であったこの日、以前から行きたいと思っていた残雪期の鳥海山で、ほぼ雪の上を歩いてきた。今回は東京の友人と登るので、土曜夕方から山麓で前泊。この所晴天が続いていたので、週末はどうだろう、と思っていたが、日曜の鳥海山は快晴。
駐車場から祓川ヒュッテまで、既に雪上、ヒュッテで登山届けを出し6:00に出発。天気は快晴で、青空に浮かぶ白い鳥海山が素晴らしい。湿原の木道は一部出ているが、直ぐに雪の上を行く。踏抜き注意。竹竿に従ってやや急な雪面を登ると100m程だけだが、夏道を行く。そこから雪面に出ると一旦右にトラバースしてから、左の方向に登っていく。七ツ釜避難小屋下の急登の前で休憩。避難小屋を過ぎると急登と緩斜面を繰り返し、徐々に雪のない七高山山頂に近づいていく。雪面は適度に柔らかくツボ足か、キックステップで登ることができる。段々雪面も急登になるが、右に見える岩稜に舎利坂の夏道が出ているので、そちらに移って登る。登りにくい岩礫の道だが、今日は200m程だけで、山頂に到着した。
先ず目を引くのは、ほとんど雪に覆われた新山と千蛇谷方面の眺望である。快晴で日本海まで良く見えるのだが、黄砂なのか、遠くの山は中腹が霞み、山頂付近が良く見える。月山と左隣の葉山は良く見えるが、焼石岳や岩手山も見えた。結構急な登りが続いたので、足が攣り気味。風も弱く暖かいので、新山まで往復する友人を見送り、七高山山頂で待つことにする。今日の七高山は賑わっているが、スキーの方が多いようで9割位か。頂上までスキーで登る人や、登りは兼用靴でというように様々である。下りは楽しいだろうなと思う。さて、こちらも下りにかかろう。下りは山頂直下から雪面に入るが、歩きでも残雪期の雪の下りは速い。でもちょっと足に来ていたので、アッ、滑っちゃった、シリセードでいいや楽だし、とやっていたら、尻がベチョベチョだった。途中、七ツ釜避難小屋付近で休憩したが、山頂から1時間程度で祓川ヒュッテに到着した。下山届も忘れずにと。ヒュッテの入り口にホースで雪解け水が引いてあり、喉を潤したり、手洗いに便利。
コメント
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おはようございます、kyenさん。
ここの所関東は30℃越えの日々が続いてます。東北の山々はまだ雪を残す山 も多いのでしょうが、さすが鳥海山。いや、雪たっぷりですね〜 。天候にも恵まれ、東京からのご友人も満足されたでしょうね 。
東北の山々で最初に訪れたのが鳥海なんです。夏山でしたが、中部山岳にはない高山植物達をはじめとする豊かな植生と、のびやかな景色に感動したものです。ですが、再訪を果たせていません。何しろ横浜からは遠〜い 。
でも、そろそろ梅雨入り。小生が東北の山々に訪れる時期です。今年はどこにしようかな〜 。
odaxさん、有難うございます。
残雪期の鳥海は念願だったのです。残雪というより、95%は雪の上でしたから、天気が良い にもかかわらず、虫にも煩わされず最高でした 。 麓から、あるいは遠くの山からの姿、登って見てののびやかな景色(今回は高山植物は皆無ですが)、やはり鳥海は東北一の名山だと思います。
東北遠征間近ですか。6月半ばまで関東南部が雨でも比較的天気が良いですからね。良い所がいっぱいありますから、何処に行くか迷って下さい。記録をお待ちしています。
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