白砂山!絶景の稜線歩きは強烈な太陽の下で・・・
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,115m
- 下り
- 1,110m
コースタイム
07:58 地蔵峠
09:48 堂岩山山頂
11:09 白砂山山頂
(途中、20分程度のランチタイム)
14:29 白砂山登山口(下山)
天候 | 快晴!稜線上は日差しがきつかった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~izumiya/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口から一度登った後、沢を渡渉するために高度を下げます。 ◆沢にかかる橋を渡ったあとは樹林帯の登り。稜線まで上がります。 ◆稜線に出てから1時間程度で水場のある小広場に出ます。部分的に残雪あり(6月1日現在) ◆水場から先は急坂。残雪がまだ多く見られます。防火帯のような広い道に出て進みますが、かなりの残雪量でした。途中で南側(登り方向に対して右側)の登山道に出ないといけないのですが、雪で覆われて道が不明瞭。まっすぐ突き進むとヤブで行き止まりになり、あとは南側へヤブを漕いで登山道に出なければいけません。 ◆堂岩山山頂も雪に覆われていました。 ◆堂岩山〜白砂山の稜線はほとんど雪はありません。視界の良い稜線ですが、アップダウンが多いです。 |
写真
感想
白砂山へ行ってきました。
前日入りにて草津白根山と野反湖を観光して↓の二日目です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-458513.html
白砂山といえば、昨年、現地入りしながら撤退を余儀なくされたお山。
満を持しての再チャレンジなのです。
◆第一関門…残雪
7時過ぎ。
白砂山登山口は快晴。
風は少々強く、風のおかげで肌寒い感じ。
正直なところ、服装に悩みます。
寒いのか、暑いのか…
一応、防寒の準備はしていきます。
寒さは命取りになりますので…
登山開始後、始めの樹林帯は風は感じず。
ミヤマエンレソウが盛りのようで、あちらこちらで元気にお出迎えです。
尾根に上がるまでは気温もちょうどよい感じで順調に進みます。
シラビソ尾根に出てからも樹林帯は続きますが、まずまずの景色を堪能。
道の両脇にはミツバオウレンの花。
ちょっと強めながらほどよい風に冷やされながらの気持ち良い山歩きです。
難関は…水場を越した先の残雪でした。
予想をはるかに超える残雪に多少戸惑いながら、先に行った人のトレースをたどりながら登ります。
雪はゆるめで、坂道なので足元を取られます。
一歩ずつ、足場を注意しながら進むことになり、予想外の体力消耗となりました。
道なのか、道でないのか。
道標が見当たらないのでとにかく直登するのみ。
どこかで、あきらめて引き返すことになるのでは…との不安を抱きつつ。
すると、不安的中!?
行く先は藪に覆われて行き止まり。
「どうする?」
悩んだ挙句、藪こぎを決行です。
稜線からさほど離れていないことは雰囲気で分かっていたので、南側の上方へ向かって笹ヤブを進んでみることにしました。
すると、10mも進まぬうちに登山道を発見♪
登山道にはまったく雪はありませんでした。
見事に復活です。
その直後…私たちが抜けてきた笹ヤブからガサガサとうごめく物が!
まさか熊!?それとも人?
ヤブから出てきたもの…それは人でした。
私たちと同様、ヤブを抜けてきた男性。
のちにヤマレコユーザーのchomoranさんであることが分かりました。
chomoranさんとしては、藪こぎの最中に私たちの声が聞こえてきたので安心したそうです。
私たちはドキドキしていたのですけどね(^^;
それからいくらも歩かずに堂岩山に到着。
いやいや、良かった、良かった♪
◆第二関門…強烈な日差し
堂岩山山頂は雪で覆われていたため、休まず先に進みます。
すると、一気に広がる視界。
白砂山と山頂まで続く美しい稜線に目を奪われてしまいました。
白砂山の姿は堂岩山から先へ進まないと見えなかったのです。
まさに秘峰。
「すごいね〜」「別の場所に来たみたいだね」
当然、テンションアップです↑↑
青い空〜周囲に広がる山々〜美しい稜線〜♪
こんなに楽しい山歩きはそうそう出来ないのではないでしょうか。
さあ、山頂目指してレッツゴー!
……
ところがところが。
確かに青空は素晴らしく、稜線の景色も美しい。
贅沢すぎるくらいの好条件だったのですが、とにかく暑すぎました。
容赦なく照りつける日差しに消耗戦を強いられたのです。
展望のよい稜線に避難する日陰は皆無です。
私はそれでも余力を持って歩いていたのですが、clioneさんには厳しすぎました。
さあ、あとは山頂への直登を残すのみという所でついにギブアップ。
「足が動かなくなってきた。私はあきらめるから、一人で山頂へ行っといで」
とclioneさん。
唐突なことで驚きましたが、帰りの道のりを考えると無理は禁物。
体力のあるうちに適切な判断をすべきです。
というわけで、泣く泣く私一人での山頂アタックとなりました。
clioneさんが心配なので、ハイペースでの登頂、即下山を敢行。
山頂滞在時間は2,3分でしたかね(^^;
山頂では先ほど出会ったchomoranさんが先に到着しており、軽く言葉を交わしました。
さて稜線を戻るわけですが、日差しの強さは半端なく、頬が焼けるように暑い。
ようやくclioneさんと合流した時には、私もヘロヘロになっていました。
八間山の分岐まで戻って、軽くランチ。
湿度が低い分、風がある場所ではそれほど日差しは苦にならないようです。
白砂山への稜線を眺めながら、これまでの道のりを思い返していました。
「また来ないと行けないね」
「来なければいけない理由ができて良かったんじゃない?」
そんな会話を交わしながらのひとときでした。
下山は初めは八間山経由を考えていましたが、clioneさんの体調を考えて、日陰の多いピストンに変更。
他の方のレコを拝見すると、やはり八間山経由はアップダウンがきつかったようです。
選択は正しかった。
こうして、初めての白砂山は終了。
ピークハントにこだわらない(花にはこだわる)clioneさんですので後悔は無いようですが、次回こそは二人で山頂を踏めたらいいなと思います。
絶対また来ますので待っててね!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いい景色ですねー!
毎回、山のチョイスが絶妙です
ところで、何でいつも快晴なのー
では
kenodeos7dさん こんばんは☆
4月に宿の予約をしたのでお天気は運次第…
「今回は晴れ男の本領見せてよね!」
と言ったらこのとおりスカっ晴れ
「晴れ過ぎちゃってごめんねぇ〜」ですと。
kenodeosさん、どうもです!
景色がサイコーにいいですよね
私はガイドブックで知った山なんですけど、百名山でない方が静かな山行が楽しめますからね。
今年の前半はほぼ雨に降られることなく、青空を楽しませてもらいました
なぜかって?
私が晴れ男だからです
でも今週は雨ですね。
梅雨ですから
cliさん、masaさん、こんばんは!
堂岩山からの白砂山、これを見ただけでも充分過ぎるくらいの景色 青空のバック最高ですね〜!!51枚目の写真に全てが表われてますよ
ところで白砂山、上州/信州/越後の3国(3県)の境の山ですが、山頂近くにそんな標識なんか有るんですかね?ちょっと気になり、いつかはお邪魔して3県を跨いで見ようと思っているのですが
残雪と青空、そして咲き誇る高山直物、いいレコ見させてもらいました〜 次の再々チャレンジも期待してますヨ〜
お疲れ様でした
teru-3さん 最高の眺望の山でしょ
残念ながら途中敗退の私 山頂に行っていません。
下山してきたmasaさんに3県分の標識があるのか…聞いてみました。
…謎の方がいいですね 確かめてきてください
3県をぐるぐる回ったりして
この山域もお花の宝庫
夏に行かれるようでしたら、暑さ対策を忘れずに… ←これじゃない
teru-3さん、おはようございます。
そうですよね!
堂岩山を越えるまで一切姿を現さないので、突然にど〜んと現れるそのお姿には感動しかありませんでした。
快晴の稜線が見られて最高です
白砂山はおっしゃられるとおり、群馬・長野・新潟の境目に位置しています。
ただ、地図を見ると山頂と県境にはズレがあるように見えるのですが。
実際のところはどうなのでしょ?
私は急いで下りてしまいましたので、実はよく分からないのです
暑さだけは伝わらないかと思いますが、絶景をお届けできて良かったです。
teru-3さんも三県を跨ぎにいらしてください
はじめまして。moglessと申します。
白砂山は美しいですね。私は八間山のほうから登りましたけど、稜線のきれいなことと、果てしない距離が印象に残っています。
ところで、白砂山のバッチはどこで、お求めになったのでしょうか?
私も探したのですけども、見つからなかったものですから。
今後のために、ご教示いただけますと助かります。
moglessさん コメントありがとうございます。
白砂山は想像以上に美しく、厳しかったです
次回は八間山も含めて制覇したいと思います。
バッチですが「野反峠休憩舎」にありました。
白砂山と八間山のバッチがそろってました。
次回は2つともGETしたいと思います…がんばります
コメントありがとうございます!
moglessさんが野反峠休憩舎に行かれた時、バッジは売り切れだったとか…
今回、私たちが行ったときは普通に売っていましたね。
ほぼ同じ時期に白砂山へ行かれているようですが、残雪の量はmoglessさんの時のほうが多かったように見受けられました。
アップダウンが多いので大変だったのではありませんか?
お互い、もう一度行くしかありませんね
clioneさん、masataroさん、おはようございます〜
レコお待ちしておりましたが、前日レコのclioneさんコメでの の意味が判りました〜
さすが、ピークハントよりお花ですか
暑くて大変だったでしょうが、どのお花も青空に映えて美しいですよ
お疲れ様でした〜
フレちゃん こんばんは☆
まだ、暑さに体が慣れていなかったのでしょうか…参った 参った
どこの山も甘くないっす
でも青空いいですねぇ〜
山で見る青空は格別です
こんな陽気だと も美味しかったと思いますが、
だったので自粛しました。
飲みたかったぁ〜
masaさん ジョッキで牛乳飲んでるし
フレさん、こんにちは
レコ、お待たせでした〜
下界では季節外れの30℃超え。
暑いのか、寒いのか分からないまま登った白砂山は過酷なほどの暑さでした
軽量化を図って対策は講じていたつもりでしたが、厳しかったですね。
か弱い繊細な女性なんですよ、cliさんは
もっとも、お花をたくさん見られたので満足していると思いますよ。
必ずもう一度行きますので!
残雪・笹藪、迷いやすいですよね〜
笹が倒れて道みたいになってたり
日曜は各地で最高気温出してますもん、こっちゃらの方も山とはいえ
きっととんでもなく暑かったことでしょう
お疲れ様でした・・・お水などは足りましたか?
アップダウンが足にかなりきそうですね!
しっかし、お花 と展望 には恵まれて、羨ましいですぞ〜〜
おとなりの山だけあって、雰囲気が岩菅に似てますね!!
わらひも行くど〜多分7月に〜〜 暑そー!!
nyagiさん あぢぃ〜のなんのってえらいことでした
でも!景色が素晴らしいのなんのって
前回の棚横手山が水不足だったので、
今回はたっぷりmasaさんに担いでもらいました。
途中に水場あります。
今回は下山の時にmasaさんに往復10分汲んで来てもらいました。
雪融けで冷た〜いお水美味しかったです。命の水だぁ〜
でも山の水はあてにならないので、担いで行った方がいいでしょ。
ダンナさんのラーメンの分も
7月もいいだろうなぁ〜 ご報告楽しみにしてます。
草津通行止めになってますよ
早く解除されるといいですね。
nyagiさん、こんにちは
やっとレコUPと相成りました
行く前の数日から暑かったせいで、持ち物の中にアイゼンのアの字も浮かんでこなかった私です…
残雪の道を歩いているとき、「敗退」のはの字はちらちらと浮かんできましたが。
幸い、登山道のある方向が分かる状況だったのが良かったですね。
水はですね〜、棚横手の教訓があったので多めに持っていこうとは決めていました。
足りることは足りたのですが、テルモスにお湯を入れてきたのが唯一の誤算。
氷水をお願いすればよかったと…
地図で見る以上にアップダウンは堪えると思います。
水と塩分は必携ですよ。
水場は近いのでぜひ寄ってみる価値はあるかと。
とっても爽快な稜線ですから、楽しんできてくださいね!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する