前穂北尾根・奥穂高岳 涸沢周回ルート
- GPS
- 22:16
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 2,140m
コースタイム
- 山行
- 14:51
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 15:56
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:03
たびたび発生するので、運営さん何とかしてください!
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
当初、北鎌尾根を計画していたが、台風8号の襲来に伴い予定変更。
前穂北尾根に変更した。難易度としては同等以上であるが、
ベースキャンプ方式で軽装で登れること、エスケープではないが涸沢までの周回ルートとなるため難易度は軽めと考えていたが、実際は大きな誤りであった。
急遽、予定変更したため満足な情報収集と準備が無いまま3時過ぎに山行開始。
出発時にチェックした遭対協事務所前の天気予報では午後から小雨。
従って、10時に前穂登頂を目標とした。
P5・6のコルまでの道は登山道。踏み跡あるがバリルートであり普通に迷う。ヤマレコ等のログを参照することを推奨する。P5・6のコルよりハーネス着用。この時、既に小雨が降っていたため予めレインウエアも着用。
我々は初の前穂北尾根。アルパイン初級者2名(自分は初心者)、コンデションは最悪のため緊張しながらのスタートになりました。
ガスが濃くルートがほとんど見えない。視程も30m程度しかなく距離を取るとはぐれる危険があった。先行者を含め3パーティーと遭遇したが、すぐに視界から消えるため声は聞こえるが姿は見えない状況が続く。従って、今回は高度なルートファインディング能力が要求された。しばしばルートを逸れることもあったが、三人の観察力・ヤマレコのトラックログを総動員し対応。
雨の中、景の滑る岩壁に大苦戦。
この時、既に目標の10時を過ぎかなり過ぎている。先行者はもちろん後続者に抜かれ完全に置いて行かれた。寒さと疲労に耐えながら進んだが、さらに雨が強く視界が悪くなり目指すピークもどこにあるのかわからないためルート警戒とヤマレコログに頼りながら曲のエンドまで到着。突然、先のルートがなくなり絶望とパニック。さらに近づくと垂直の崖であることが判明。最後の懸垂下降ポイントであることに気づき、間違ってなかった安心感と、ここまで来た感動で険しい表情が緩み皆さん本日最高の笑顔。最後、1ピッチ登り返して終了。14:08前穂高岳登頂。
北尾根の通過に約9時間掛かっているため、撮影を終え早々に下山。
下山までは前穂〜妃美子平〜奥穂〜涸沢となるため、コースタイムではまだ6時間以上掛かるため、休憩もそこそこに移動。
この疲労感と満足感、下山中にケガが増えるのも納得です。
その後、延々と歩き続け涸沢テント場に着いたのは19時過ぎ。
本日の行動時間は18時間53分であった。
食事も反省会も打ち上げもなく、各自のテントに潜りこみ死んだように寝ました。
準備をして挑んだつもりだったが、全く準備が足りず、
カラビナやスリング、防寒着に食料も不足していた。
楽しかったが、本当に貴重な経験になった。
晴れたときにまたリベンジしたい!
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