ハト峰 果てなく長い藪漕ぎの末に
- GPS
- 08:05
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 536m
- 下り
- 527m
コースタイム
07:35展望台07:50
08:10三角点
11:15ハト峰山頂12:05
14:10三角点
15:15登山口
天候 | 快晴後やや高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道158号線で波田町に入り、信号「波田小学校前」で左折、 県道25号線(日本アルプスサラダ街道)に入り、 約3km先で右折し、「スカイランド清水」の看板に従い、道なりに行きます 「スカイランド清水」駐車場前で左折し、別荘地内を通り抜けると 舗装道路の終点左に数台の駐車余地があり 向かいに登山口があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜展望台 所要時間の記された標識が頻繁にあり 小鳥のさえずりの優しい里山の雰囲気、整備された道 短い急坂(この日の一番の急坂)を登ると展望台です 展望台〜三角点 植林帯、雑木林を抜ける緩やかな斜面が続き 道に草が茂り始め、笹も生え広がってきていて この辺りから登山者の少なさを感じます 三角点〜ハト峰山頂 三角点の先は行き止まりで、藪にしか見えません 始めのうちは、掻き分けると下に踏み跡が見えましたが 次第に踏み跡が分からなくなりました 尾根を外さないよう、テープを探しながら藪漕ぎ、 斜度がきつくないのが唯一の救いです 笹に足を取られ、足元の倒木が見えずつまずき、 笹の埃にまみれ、笹の鋭い葉に顔を傷つけられ 木々の伸びた枝に肩をぶつけ、難儀を強いられました 刈り払いされた登山道があれば 緩やかな尾根上を歩く、快適なハイキングですが、 残雪期はともかく、道迷いの危険も伴う藪漕ぎですから 無雪期ピークハントとしました ご了承ください |
写真
感想
昨年から狙っていたハト峰は、登る時期が問題で、
残雪が消えてからの方が歩きやすいのではないかと
四月の計画だったのですが、延期に次ぐ延期をしていました。
前回の「米子奇妙山」の山行記録でご紹介した
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-456348.html
伊部高夫さんの「長野県中信・南信日帰りの山 120山」に掲載の山。
この本に載っている山の中で、
現在1,2を争う難度の高い山になっているのではないかと
帰路、CLと話しました。
波田町役場で鍵を借り、長い林道を走り(車高の高い車がベター)
「鉢盛山」(日本三百名山)に登るついでにと思っても
分岐からハト峰への尾根は長く、多分もっと酷い藪状態でしょう。
ハト峰山頂で鉢盛山に通じる道らしきものを一応探しましたが
全くの藪にしか見えませんでした。
展望台を過ぎ、三角点までは、登った人の記録が多少オーバーではと
疑問視していましたが、藪を掻き分けるうちにじわじわと
先人の言葉が、誇張のない事実と分かって来ました。
これで、急坂が続くようなら、逃げ帰りたくなったかもしれません。
登山道脇に、準絶滅危惧種イチョウランが一輪咲いていました。
登山者の滅多に入らない山だからこそ、咲いているのでしょう。
この花が盗掘に合わず、毎年同じ場所で咲き続ける事を祈ります。
あえて写真も掲載しませんでした。
残雪があり、まだ笹藪が立ち上がれない五月の初め頃
このコースを登るともっと短い時間でハト峰を往復できると思います。
朝日村からの林道を車で詰めれば最も短時間で登れますが
かなり前から林道崩壊による通行禁止で、今後も通行出来そうにありません。
空気が澄んでいれば、展望台で常念、槍〜穂高、大滝山が見渡せ
山頂で、八ヶ岳全容、南アルプスの眺望もあり
ひょっとしたら富士山も垣間見えるかもしれない大展望の山。
このまま、登山道が笹藪に埋もれてしまうのも残念な気がします。
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