2022年23座目 ソロ 北岳+間ノ岳(暴風&ガスガス)
- GPS
- 15:06
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 2,330m
- 下り
- 2,333m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 6:11
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 8:46
天候 | 1日目 雨→ガス+強風 2日目 晴れ→暴風+ガスガス ここまでひどいと知ってたら行かないレベルの天気。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
広河原まで乗り合いタクシー(たまたま、一人分空いてた) 広河原から乗り合いタクシー(列に並んで7人目。1台に9人乗れた) 芦安駐車場からクルマで帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
スタート時から雨。滑りやすいので気をつける。 白峰御池小屋でやんだのでレインウェア脱ぐ。 左俣コースで八本場のコルまで。 時々マーク見逃してミスコース。 急登だけど淡々と登る。 八本場のコル着いたらかなりのガス。 北岳山荘までトラバースルート通るが視界悪いので足元気をつける。山荘到着テント泊。 翌朝ガス無くなって、大展望。 なので、簡易ザックで間ノ岳まで往復することにする。 が、スタートしてすぐにかなりの暴風に加え濃いガス。 戻ろうか悩んだけど折角なので行くことに。 視界がとても悪く、マーキングを何度も見逃す。 偽ピーク多くてメンタル削られる。 稜線上はかなりの暴風。 最大風速20m/sくらいだろうか? 何回かミスコースしつつ、間ノ岳。 間ノ岳が一番風が強かった。 写真撮って即時退却。 帰りも何回かミスコースするも無事北岳山荘まで帰れた。 フル装備のザック背負って北岳まで。 ガスガス、暴風で心折れそうになるけど、登らないと帰れないので気合で登る。 間ノ岳もそうだったけど、山頂が全く見えないので登ってて辛い。ただ、ガスのせいで奈落の底が見えないから思ったほど怖くは無い。 北岳登頂。何故か風が弱い。 写真撮ってもらって即下山。 北岳ー肩の小屋間のルートはマーキングが割とちゃんとしてる。けど、1度やばそうなミスコースしそうになった。少し後ろの人に、コースこっちですよって言われて気付いた。あれ下ってたら登り返しキツかった。 肩の小屋着。強風+ガス 帰りは草すべりコースで降りたけど、斜度がえげつなかった。足元濡れてて気を使うし。 無事御池小屋着。 小休憩して広河原まで。 この区間が足が一番疲れてて大変だった。 昨日、よくこんな急登登ってたな。。 |
その他周辺情報 | 下山後、駐車場目の前の温泉。白峰会館で入浴。 先に2人入ってたけど、最終的に自分一人に。のんびりできて良かった。 帰宅途中に甲州直治朗ってところでとんかつ食べようと行ってメニュー見たら厚焼き生姜焼きが美味しそうだったので食して帰宅。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
iPhone13Pro
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
---|---|
備考 | 予想以上にひどい天候だった。当初北岳山荘に連泊して、2日目は農鳥岳まで縦走予定だったけど、諦めて1泊にして正解。 正直自分史上一番風が強い中での登山、稜線歩きになったけど、経験値は上がったと前向きに。 これからも何回か北岳はリベンジしたい。 何回か行けば最高に天気がいい日になることもあるでしょう。 |
感想
8/14-15に、北岳ー間ノ岳縦走(テント泊)してきました。
8/15の朝だけガスが晴れて大展望と楽しめたものの、
殆どの時間帯が濃いガスと強風〜暴風が吹き荒れ、およそ登山日和での山行ではありませんでした笑笑
いろんな山からよく見える白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)は、いつかは登りたい山でした。
今年の夏休みの8/10〜12で北岳山荘のテント場予約して以下登山計画立てました。
1日目:広河原→白峰御池小屋→左俣コース→八本歯のコル→北岳山荘(テント泊)
2日目:北岳山荘→間ノ岳→農鳥岳→間ノ岳→北岳山荘(テント泊)
3日目:北岳山荘→北岳→肩の小屋→草すべりコース→白峰御池小屋→広河原
ですが、諸般の事情により日程変更を余儀なくされ日程を後ろ倒し。
8/11-13にするものの、台風発生してしまったので、
最終的に8/14-16に変更。
台風一過の好天を期待したのですが。。。。。
8/14
前日から芦安駐車場入り。第二に余裕で停められる。そして車中泊。
4時前に起きておにぎり食べて登山準備。
バスのきっぷ売り場の様子見に行ったら、乗り合いタクシーのおじさんに声かけられる。
「お客さん、一人?」「はい」「ちょっと待ってて」とどっかに電話。
「一人ならタクシー乗れるけどどうします?」「お願いします」
3人グループが決まってて、あと一人探していたところにちょうど俺が入った感じ。
料金はバスと同じ1500円だけど、荷物抱えることなくゆっくり座って広河原行けるタクシーの方が楽ちん。
広河原に到着すると、雨。。。。マジかと思いつつレインウェアを着てスタート。
久しぶりのテント泊装備ザックは重い。。。。
けど、本人の軽量化もあって、まあまあ人並みの速さで登れた。
なかなかの急登を汗だくになりながら登って、白峰御池小屋に到着。
雨がやんだのでレインウェア脱いで小休憩。コーラ買って飲む。
思ったより多くの人が休憩していた。
でもほとんどの人がここから草すべりコースに向かった模様。
俺は、左俣コース方面に向かったけど、ほとんど誰もこない。
そんなに不人気コース??少し驚いた。
左俣コースは景色いいし、斜度はあるものの草すべりより登りやすいと思う。
時々マーキング見失ってルート間違ったけど笑
途中で雪渓も身近で見られたし、振り返ると鳳凰三山がいつも見えるし。
八本歯のコルが近づくにつれ、木製のはしごが多くなってくるけど
別に危なくはない。
途中で巨大な岩壁が見えた(北岳バットレスらしい)
八本歯のコルに到着。かなりガスが出てきて、周りの山々は全く見えない(もちろん北岳も)
ここから大岩のガレ場を登って北岳山荘へのトラバース道の分岐を目指す。
相変わらず、このルート人少ない。。
稜線が近づくにつれて、風がかなり強くなる。
(テント立てられるのだろうか・・・)
稜線上よりトラバース道の方が風は弱いと思うけど、
時々突風で荷物ごとふらつくことも。危ない危ない。
ちなみにトラバース道は花がたくさん咲いていて良かったです。
なんとか、北岳山荘に到着。良かった。
テント泊受付すると1番だった模様。
ざっと見て、景色と風のバランスが良さそうなポジションに
テント立てる。大きな石が沢山あるので、活用してテント吹き飛ばされないように。
その後風が更に強くなってきたので、あとから来る人ほどテント立てるの苦労していた模様。
強風だしガスガスでなにも見えないし。なので、山荘でビール買ってコンビニランチ。
風でテントがバタバタとうるさい中適当に過ごす。
速度が遅いもののdocomoがつながってとてもありがたい。マンガ読んだりしてた。
夕方になったのでビール買って、バーナー使ってカレー作って食べた。
相変わらずやることがないので、適当に時間つぶしてこの日は就寝。
時々ものすごい突風吹くけど、まあテントは大丈夫でした。
ちなみに、北岳山荘はきれいなトイレが有るのですが、
バイオトイレみたいで、今までこの手のトイレでは一番臭くなかったです。
正直びっくりしました。
8/15
天気予報的には翌日8/16は更に暴風予報だったので、昨日の時点で一泊で下山することに決めてました。
風でうるさかったけど、思ったよりちゃんと寝れたようで、
誰かの「おい、○○、起きてみろよ。景色すごいぞ」の声で俺も目を覚ます。
起きて、テントから出て周りを見渡す。
素晴らしい!!!
俺が見たかった景色。
北岳、富士山、仙丈ヶ岳、間ノ岳、間ノ岳への稜線。
ホント、息を呑む美しさでした。
この日もガスガスだったら、撤収して北岳経由で下山予定だったのですが、
この景色を見ちゃったら行かざるを得ません。
流石に農鳥岳まではいけませんけど、間ノ岳までの往復をすることに決定。
北岳山荘からなら往復3時間もあれば行けそう。
早速準備。
テント類を撤収して、メインザックは北岳山荘の冬季小屋にデポさせていただき、
軽量ザックに水分、行動食を詰め込んでスタート。
が、スタートしてちょっとして、濃いガスが。。。
そして風も強くなり、中白峰山につく頃には、周りは真っ白。
そして、激しい暴風。
ルートはマーキングがあるので、それさえ見失わなければ問題ありませんが、
そのマーキングも見逃すこと数回。なんどかミスコースしましたけど
早期に気づいてルートに復帰。
目の前に雄大な間ノ岳が見えてればやる気も出ようってもんですが、
全く見えないばかりか、ボヤーっとガスの中、偽ビークばかりでてきます笑
間ノ岳に近づくにつれ、風はますます強くなります。
こんな悪条件の中ですけど、このルートを縦走する人は結構いました。
なんとか間ノ岳に登頂するも、暴風とガスは間ノ岳がピークでした。
山頂碑の写真とって、即刻撤退。
戻るときも変なピークに行きそうになったり笑
暴風で時々岩にしがみついたり。
なんとか北岳山荘まで戻りました。生還したって感じです。
デポしたメインザックを背負って、次は北岳に向かいます。
相変わらず、山頂が全く見えませんけど。
せめてガスが無かったら大展望の中の稜線歩きなんだけどなあ。。。
相変わらず微妙なミスコース何回かしつつ、ついに北岳登頂。
日本3位(間ノ岳)から日本2位(北岳)への極上の縦走しました!(ただし、真っ白)
北岳山頂はビックリするくらい風が弱かったです。
記念撮影してもらった人と少しお話したんですけど、
その人曰く、北岳山頂はなぜか風が弱いんですよ。とのこと。
山の形のせいなのかな?バーナー使ってご飯食べてるひともいたし。
にしても真っ白で何も見えないので、さっさと下山。肩の小屋方面に下ります。
気のせいか、北岳ー肩の小屋間は、北岳ー北岳山荘間よりもマーキングが親切な気がしました。
それでも時々見逃しましたけど笑
無事に肩の小屋に到着して、小休憩。思ったより立派な山小屋でした。
ここに泊まるのが一番ラクそうだけど、昔はウナギの寝床状態だったらしいけど、
コロナ禍の今はどうなんだろ?
小休止もそこそこに、更に下ります。
8/16の方が天気悪いのに、登ってくる人の多さに驚きます。
小太郎尾根分岐から草すべりコースへ。
早々以上にキツイ斜度で驚きます。
登ってくる人みんなつらそう。
テント泊装備だと、下りもきついです。
修行のように下っていると、やがて御池小屋のカラフルなテント場見えてきた!
もう少し!
白峰御池小屋に到着して、また小休止。またコーラ飲みました。
帰りも広河原からバスではなく乗り合いタクシーに確実に乗りたいので先を急ぎます。
昨日は広河原→御池小屋は割と簡単に感じましたけど、とんでもない。
下り、メチャクチャキツかった。疲れているせいかな?
3時前に広河原に到着。無事下山。ホッ。
速攻でタクシー乗り場へ。
すでに6人並んでる。
聞いてみると何時にくるかよくわからないみたい。
でも、次のバス16:40よりは早いだろうと7番目に並ぶ。
すると、15:30過ぎにタクシー到着!!
一度に9人乗れたのでセーフ。
ホント、バスの100倍楽ちん。
芦安駐車場について、駐車場目の前の日帰り入浴に入って、
帰りに生姜焼き定食食べて、中央道の渋滞にはまりつつ10時前には無事帰宅。
正直、思っていた山行とは違った感じになりましたけど(主に天候面)
これはこれで良かったと思ってます。
いい経験になりました。
登山は何回も同じところに行けば、そのうち最高の日に当たると思うので
懲りずに、来年も北岳目指します。
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