実録上高地(蝶槍のみで敗退!)

- GPS
- 50:01
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 1,657m
- 下り
- 1,648m
コースタイム
- 山行
- 2:12
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:12
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:21
- 山行
- 2:10
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 3:01
| 天候 | (13日)晴一時小雨 (14日)曇又はガス後雨 (15日)朝のうち雨で、後曇 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
【松本駅から上高地へのアクセス(鉄道+バス)】 ‐硝椡悛(松本電鉄上高地線)→新島々駅 https://www.alpico.co.jp/access/rail/ ⊃慧隋恒悛上高地 http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/shinshimashima/ 【マイカーでの上高地へのアクセス】 ,気錣鵑疋丱好拭璽潺淵襤上高地(長野県側からのアプローチ) http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/shinshimashima/ △△んだな駐車場→上高地(岐阜県側からのアプローチ) https://www.nouhibus.co.jp/route_bus/kamikochi-line/ |
| コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況(危険箇所など)】:整備された道で危険な箇所はありません。ただし、横尾〜蝶ヶ岳・常念岳分岐点までは急坂で、道が濡れていると滑って転倒する箇所がありますので、ゆっくりとしたペースで歩くのが良いと思います。 【登山ポストの有無】:上高地バスターミナル付近に有ります。 |
| その他周辺情報 | 【登山中に宿泊した山小屋】 奥上高地 横尾山荘:https://www.yokoo-sanso.co.jp/ 【登山後の温泉】 乗鞍高原 湯けむり館:https://norikura.co.jp/yukemuri/ 【温泉後の飲食店】 松本市乗鞍観光センター 食事・喫茶 オアシス:https://norikura.gr.jp/content/restaurant-oasis/ 【宿泊したことがある施設】 上高地ホテル 白樺荘:https://www.shirakabaso.com/ |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
|---|
感想
(登山1日目:8月13日(土))
沢渡の駐車場に到着すると、台風が接近中であるにもかかわらず晴天でした。台風の雨雲は、中心の東側に強いものがあり、西側にはほとんどありません。しかも台風進路は目的の山から見ると、東側に逸れて進む予想でした。
このため天気はまずまずという判断で、予定どおり登山を決行することにしました。
しかし、この判断が後々大変なことになることはこの時は気づきませんでした。
沢渡から上高地行きバスに乗り、7:49頃、上高地BTに着きました。
その後、すぐ歩き始めて、体の状態を確認しましたが、概ね良好でした。息も上がらなかったので、美しい穂高の山並みを眺めながら、やや速いペースでノンストップで歩いたところ、横尾には出発後2時間弱で到着しました。山小屋の宿泊受付開始時間にはまだだいぶ余裕があるので、木陰のベンチに座って、明日の行程の確認と天気予報を見る等してゆっくり過ごしました。
山小屋で宿泊受付後、お風呂に入り、夕食を済ませてから、自室に戻ると、山の会のメンバーとラインをしました。その際、頂いた情報によると、翌日の天気は曇一時雨、風は蝶ヶ岳稜線上で西風15m/sというもので、慎重に行動しないと危険を招きそうな予報でした。
横尾に到着した際に見た予報では、14日は早朝3時〜12時くらいまでは晴、13時以降は雨となっていたのが、夜の予報では翌朝10時まで曇で、それ以降は雨という悪い方向に予報が変わりました。
明日の山行に不安を感じながら、就寝しました。
(登山2日目:8月14日(日))
5:20に起床し、朝食を済ませた後、6:20頃登山を開始しました。登山開始時、穂高連峰方向は晴、自分の頭上と蝶ヶ岳方向は曇といった感じでした。無風でしたが、地面が濡れており、自分が寝ている最中に少し雨が降ったのかと思います。
最初の目的地は、槍見台。横尾登山口から(標準CTで)20分の道のりです。
実際歩いてみると、前日と違って、全く足が上がらず、30分かかりました。槍見台で水分補給をして、さらに上部まで歩くも全くペースが上がらず、こまめに休憩を入れましたが、体力は回復することなく、ヘロヘロで10:14に分岐点に到着しました。標準CTなら分岐点へは9:20頃到着するはずでしたが、分岐点に着くまで息が上がっていたことと、体が火照って大量の汗が出たため、ペースアップできませんでした。
稜線に着くと、西風15m/sくらいの強風が襲ってきて寒く、穂高連峰の頂上には雨雲がかかり、いつ雨が降ってもおかしくない状況でした。
当初の計画では、蝶槍に行った後は、蝶ヶ岳に行き、そのまま長塀尾根を歩いて徳沢に下る予定でした。
体の疲労が著しく、早く稜線から離れたかったので、蝶槍ピストン後は横尾に下山する計画に変更しました。
蝶槍の頂上でも展望はほとんど無かったので、体力が少し回復したところで、蝶槍を離れ、分岐から横尾方面に下山を開始しました。
雨が降り出しそうなほどガスが濃くなってきたので、やや速いペースで歩きました。雨には当たりたくないという一心で歩いていたら、第三ベンチを越えた直後の木製階段が濡れており、右足が滑ってバランスを崩し、転倒しました。身体が左側に傾き、左腕から倒れて、左肘の辺りが階段を固定する杭の頭に当たり、擦り傷ができました。しかも左手首も少しひねって軽い痛みがありました。階段脇に座って、持参していた消毒液で滲んだ血を拭き取り、肘に絆創膏を貼りました。左手首は手を曲げると軽い痛みがあったので、湿布を貼りました。
転倒した地点は標高で2,400mくらいの地点で、横尾からはだいぶ上部に居るため、応急処置後5分ほど休憩し、気持ちを落ち着けました。
コースタイム等余計なことは考えず、急坂はゆっくり歩くことに徹し、この後は転倒することなく槍見台まで下りてきました。槍見台で休憩していると、穂高連峰方向から雨雲が流れてきて、雨が降ってきました。
樹林帯の登山道はさらに濡れて危険な状態になり、横尾まではまだ1h00mの道のりであるため、さらに緊張感を持って、歩きに集中しました。
13:35頃、進行方向左手に横尾山荘が見えたので、安堵しました。
本当はこの日に上高地から離れる予定でしたが、 ̄がだいぶ強くなっていること、⊂綛眞呂泙任呂泙3時間以上歩かなければならず、歩いている際にまた事故が起きて、バスの最終便に乗り遅れることなどを考えると山小屋にもう一泊するのが賢明だと思い、山荘で体を休めました。
この日は夕食後19:00には就寝しました。
(登山3日目:8月15日(月))
5:30起床。朝食後、6:00頃窓の外を見ると土砂降りでした。今日の天気予報は曇で降水確率も低めなのに土砂降り。気象レーダーを見ると、雨が上がるのが10時頃。この時間まで横尾に居ると、自宅に着くのに日が暮れてしまうので、早々に身支度をして、6:50頃横尾から上高地に向けて歩き出しました。
徳沢に近づくにつれ、雨足は強くなるばかり。それでも涸沢や槍に向かう登山者と沢山すれ違いました。皆さん、強者ばかりで凄いと思いました。
徳沢で休憩中、雨足のピークがあり、降り方が弱まった時を見計らって、明神に向けて出発しました。
明神までの道中では、雨足は強弱を繰り返しており、まるで歩く人に試練を与え続けているかのよう。無心で歩き、8:30過ぎに明神に到着しました。
明神で休憩中も再び雨のピークがあり、小雨になったのを確認してから出発しました。
河童橋に着く頃にようやく雨が完全に上がり、山行の終了とともに安心しました。
この3日間は様々な経験をしましたが、今後、安全に山登りを楽しむ(事故や遭難を防止する)ために、山行計画と山行実施についてもっと深く研究していきたいと思います。
(追記)〜怪我の原因〜
今回、登山中に怪我をしたのは、土曜日〜日曜早朝の晴☀は「疑似晴天」で、そのことに気づかず中止すべき登山を決行したためと考えられます。😅
一言で言うなら、「自分がアホだったから、判断を誤り怪我をした。」ということですね。😭
肝に命じます。







いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する