ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 460876
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科

念願の八ヶ岳開山祭(赤岳)+テント泊 +硫黄岳〜横岳〜赤岳

2014年05月31日(土) ~ 2014年06月01日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
27.3km
登り
2,599m
下り
2,588m

コースタイム

5/31(土)
美濃戸10:15→11:15美濃戸山荘→14:30行者小屋
(テント背負っていたので、超スローペースです)

6/1(日)
行者小屋4:30→赤岳鉱泉→6:30赤岩の頭(2656m)→7:00硫黄岳(2742.1m)→8:00横岳(2829m)→8:35三叉峰(2825m)→9:25地蔵の頭→赤岳天望荘→10:00赤岳(2899.2m)→文三郎尾根→12:10行者小屋 <八ヶ岳開山祭>
行者小屋13:45→美濃戸山荘15:30→16:20美濃戸口
天候 快晴!!
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
茅野駅9:35→10:10美濃戸口
美濃戸口16:30→17:07茅野駅
(往復割引乗車券:1550円)
(バス時刻表)http://www.alpico.co.jp/access/suwa/pdf/minotoguchi20140426.pdf
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは美濃戸口にあります。

2014年6月1日時点で、南沢の2250m付近からの樹林帯から行者小屋まで、行者小屋から赤岩の頭まで、文三郎尾根(約2365mから下)から行者小屋まで、は雪が残っています。行者小屋へ下る時だけは、安全のため(+せっかく持ってきたので)アイゼンを装着しました。

行者小屋テント場:1,000円

八ヶ岳山荘でバニラアイスクリームを食べました。暑かったこともあり、美味しかった〜
美濃戸口でバスを降りて、登山カードを提出し、すぐ出発です。シャワシャワシャワという蛙の声を聞くと夏山シーズンが始まったという気がします。新緑も眩しい。
美濃戸口でバスを降りて、登山カードを提出し、すぐ出発です。シャワシャワシャワという蛙の声を聞くと夏山シーズンが始まったという気がします。新緑も眩しい。
ホテイラン。近づくと少し怖い。
1
ホテイラン。近づくと少し怖い。
このような保護活動のおかげでホテイランを楽しむことができます。
このような保護活動のおかげでホテイランを楽しむことができます。
にらめっこ。
いつもの所で休憩。
いつもの所で休憩。
山が見えてくると、それまで重かった足取りも軽くなります。
山が見えてくると、それまで重かった足取りも軽くなります。
夏が山に来た〜
余り美味しくなさそうですが...手作りの焼肉のタレにつけた豚バラとキャベツの炒め物。タレはもう少し味が濃い方がよかったかな...
1
余り美味しくなさそうですが...手作りの焼肉のタレにつけた豚バラとキャベツの炒め物。タレはもう少し味が濃い方がよかったかな...
テント場。
6月1日です。
赤岩の頭。6時半ごろですが、空の青いこと!!
1
赤岩の頭。6時半ごろですが、空の青いこと!!
北アルプスが見えます。
北アルプスが見えます。
キレットもはっきり見えます。
キレットもはっきり見えます。
硫黄岳に向かいます。
硫黄岳に向かいます。
目指すはあそこ。
目指すはあそこ。
北八ヶ岳方面。北横岳で開山祭が開かれるはずです。
北八ヶ岳方面。北横岳で開山祭が開かれるはずです。
こんなに穏やかな硫黄岳山頂は初めてかも。
1
こんなに穏やかな硫黄岳山頂は初めてかも。
大同心だと思うのですが...
大同心だと思うのですが...
南アルプスもはっきり見えます・
南アルプスもはっきり見えます・
横岳到着。
ツクモグサ。本当に可憐です。髪飾りみたい。
1
ツクモグサ。本当に可憐です。髪飾りみたい。
地蔵の頭を越えれば頂上はすぐそこ(?)です。
地蔵の頭を越えれば頂上はすぐそこ(?)です。
県界尾根と真教寺尾根。いつか歩きたい。
県界尾根と真教寺尾根。いつか歩きたい。
見ていると、なぜか雪山にいるような錯覚に陥る。
見ていると、なぜか雪山にいるような錯覚に陥る。
赤岳のごつごつしたところが好きなんです。
赤岳のごつごつしたところが好きなんです。
阿弥陀岳では11時から開山祭を行っていました。来年は行ってみたいな。
阿弥陀岳では11時から開山祭を行っていました。来年は行ってみたいな。
登山者全ての安全を祈ります。
1
登山者全ての安全を祈ります。
式の後、行者小屋のご好意で素麺がいただけました。本当に美味しかった。ありがとうございました!!
1
式の後、行者小屋のご好意で素麺がいただけました。本当に美味しかった。ありがとうございました!!
これが噂の...
2
これが噂の...
赤岳山荘から美濃戸口まで、このような裏道もあるのですが、車道を歩いていると次々と車に抜かされ、いつも埃まみれに...
赤岳山荘から美濃戸口まで、このような裏道もあるのですが、車道を歩いていると次々と車に抜かされ、いつも埃まみれに...

感想

山に登り始めるきっかけの一つが八ヶ岳です。

10年前に初めて赤岳に連れてきてもらい、頂上からの眺めに感動し、赤岳頂上小屋でバッチとタオルをもらって以来、毎年開山祭の日に八ヶ岳を訪れてきました。

それは、私にとって初詣に近いものであり、山の年度はこの日から始まります。八ヶ岳開山祭のバッチは、この先1年何事もなく山に登るための、御守り、なのです。

ただ、この10年、前夜祭や北横岳の開山祭にしか参加していませんでした。今年は第60回目ということも、私にとって節目の年ということもあり、赤岳開山祭に出てみることにしました。また、夏の山行に備えるという意味もあってテント泊にしました(この決断を後で悔やむことになるとは...)。

■美濃戸口→行者小屋
久しぶりのテントと寝不足(+歳)が体にこたえました…いつもは美濃戸口から頂上小屋まで駆け上がるのに、今回は体が言うことを聞かず、ダブルストックで一歩、また一歩と進みます。ただ、そのおかげで、いつもは目にとまらなかった風景を楽しみながら、登ることができました。

ホテイランもゆっくり観察することができました。いつだったか、真っ白(アルビノ?)のホテイランを見たという記憶があるのですが、写真も残っておらず、夢か幻なのかもしれません。

■行者小屋
やっと到着してチェックイン。テントは久しぶりなので、張る場所を考えるのにも、張るのにもオロオロ、アフアフ。家で予習すればよかったと後悔しきりです。テン場には手頃な石があるので、ペグは使いませんでした。

少し危なっかしいテントができあがりました。

時間はあるし、天気はいいので、行者小屋のテーブルで、ゆっくり昼晩兼用のご飯の支度を始めます。献立は豚バラ肉とキャベツの炒め物、アルファ米、スープです。これも危なっかしく作り、山に囲まれながら食べました。コーヒーを飲みながら、横岳から赤岳までの峰々を、地図と照らし合わせながら確認しました。「二十三夜峰」や「日ノ岳」といった名がついていると初めて知りました。

■テント
少しでも荷物を軽くしたかったし、気温も高そうだし、一泊なので、銀マットと寝袋は持ちませんでした。ところが、くたびれたエアマットとザックを敷き、ダウン上下、レインウエア上下を着ても、地面からくる、深々とした冷えで寝られませんでした。心の底から「アホやなあ」と思いました。

6月1日(日)快晴!!
■行者小屋〜赤岳頂上
寝不足で準備に時間がかかり、4時出発のはずが30分遅れとなった為、やや飛ばします。それでも、赤岩の頭からは、素晴らしい眺めを楽しみながら歩きました。横岳付近の岩場は速度を落としましたが、しまうのが面倒で、つい岩場もストックを持ったまま上り下りしてしまいました。

空が青いせいでしょうか、すれ違う人も、同じ方向を目指していく人も、みんな楽しそう。

ツクモグサ、咲いていました!

■赤岳頂上
10年前も晴れていましたが、この日ほどこれだけ空が青くて、穏やかで、眺望がすばらしくはなかったと思います。確かに秋も頂上から遠くまで見えるのですが、アルプスの山々にこれほど雪は残っていません。空と地を分ける白い線の眩しいこと!!同じ山に登っても、同じことが一度も無いのですね。

開山祭に出たかったので下山を開始しましたが、思ったより時間がかかりました。文三郎尾根はいつも上りで使うのですが、下りがこんなに疲れるとは。また、行者小屋まで後少しというところで、くさった雪が残っていました。下りということもあり、アイゼンを装着しました。

■開山祭
今年は残雪のため、開山祭は行者小屋の前で行われることになりました。もちろん、式は粛々と進みましたが、場所が広いためか、朱鷺色と空色の装束に身を包んだ禰宜さんのためか、天気がいいためか、解放感と幸福感に満ちていたような気がしました。個人的に、子供達と外国から来た登山者がそれぞれ榊をささげる時に、包み込むような笑顔が広がり、拍手が起こった瞬間が好きでした。

みんなが安全に山に登れますように。

■行者小屋〜美濃戸口
テントを撤収し下山開始です。焦っていたせいか、体が思ったより疲れていたせいか、道を間違えたり、足をねじったりしてしまいました。それでも、どうにか最終バスの10分前に美濃戸口に到着しました。

■おまけ
私が山に登り始めたきっかけの一つが八ヶ岳です。

あれから様々な山と人に会うことができました。
そして、八ヶ岳はいつ登っても、いろいろなことを私に教えてくれます。

今年はどのような山と人に会えるのでしょうか。楽しみです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:698人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら