穂高岳・涸沢岳(テント泊)
- GPS
- 20:30
- 距離
- 42.4km
- 登り
- 2,401m
- 下り
- 2,387m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:26
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 11:36
天候 | 8/28(日) 雨(早朝)→曇り→晴れ 8/29(月) 晴れ→(夜遅く雨?) 8/30(火) 雨 8/28am6:33沢渡大橋駐車場から上高地行のバスを待っている間、少し雨足強まる。上高地到着して間もなく雨上がり、歩き出しは曇り時々晴れ。涸沢到着時には晴れ。 日が陰ると気温が下がり、夜中は少し肌寒く感じた(体感5度前後だろうか)。 8/29 晴れ。夜は横尾にテント泊したが暑く感じるほど。20時就寝時は晴れていた。 8/30 雨。昨夜から降ったかは不明。 横尾は小雨だったが、徳沢手前位から雨足強まる。上高地付近で一瞬晴れ間も見えたが終始小雨。雨具着て歩くと暑い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡大橋駐車場⇔上高地 バス(大人1人2400円/往復) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●上高地:登山ポストあり ●上高地〜明神:自然探索遊歩道 ●明神〜横尾:トレッキングコース ●横尾〜:登山道 ※上高地〜横尾まではポイント毎にトイレ(有料)あり心強い。 【登り】 ◇上高地〜涸沢:整備された歩きやすい道 ◇涸沢〜パノラマコースでザイテングラート取付き:整備されていて歩きやすく、眺め良し。 ◇ザイテングラート〜穂高岳山荘:○印でわかりやすい。丁寧且つ慎重に歩けば問題ないが、死亡事故多発ゾーン。ちょっとしたミスが命取り。 ◇穂高岳山荘〜奥穂高岳:序盤に核心だが、手がかり足がかりしっかりあり、鎖やハシゴもかかっている。核心過ぎれば眺めが良い歩きやすい道。 ◇穂高岳山荘〜涸沢岳:往復1時間かからないで絶景へ。涸沢岳山頂から北穂高岳方面の稜線を眺めるとお股がゾゾッとした。なかなかヤバそうなルートだと感じる。 【下り】 ◆穂高岳山荘〜ザイテングラート取付き:序盤ザレている箇所が個人的に苦手。鎖やハシゴの箇所は登りの方が緊張もあってか怖く感じた。 ◆ザイテングラート取付き〜涸沢小屋:ザイテンを下りた安堵感と疲労から怪我をしやすいゾーンにつき注意。パノラマ分岐以降は岩の階段をひたすら下りる。なかなか小屋が見えないので、途中まだか?と思ってしまった。 |
その他周辺情報 | さわんど温泉 梓湖畔の湯 https://azusakohaann.jimdofree.com/ 大人730円 10:00am〜 |
写真
感想
2日目のログがヘンテコになってしまった。穂高岳から下りてテントを撤収時に涸沢で一時停止して、下山時ログを再開したのが涸沢ヒュッテだったので、撤収時間が移動時間みたいに記録されてしまった。
複数日に及ぶ山行のヤマレコをとるのが初めてだったので失敗した。
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夏休みを8月の後半にとり奥穂高岳を計画した。なんとか休みの内にギリギリ晴れの日があってよかった。
何年も前に前穂高岳と西穂高岳を登って、奥穂高岳を計画するも悪天候に阻まれてなかなか登れないまま数年経ち、やっとかと思った昨年は天候が不安定でイチかバチかで涸沢にテントを張るも、夜から雨が本降りになり、朝になっても一向に止む気配がないので、泣く泣く下山した経緯がある。
アタック日は天候に恵まれ、登頂出来て最高だった。やっとあの祠のある山頂に来られたんだと感慨もひとしお。ずーっと居たいくらい絶景だった。
個人的な感想にはなるが、奥穂高岳は山荘からすぐのハシゴ辺りだけ緊張ポイントだけど、区間も短く、恐怖感はなかった。
ザイテングラートは何年か前に死亡事故が連発した事が記憶にあるので、それはもういったいどんな場所なんだろうと不安だらけで取り付いたので緊張感半端なかったけど、いざ登り始めるとそこまて怖がる必要はないと思った。
しかし、大抵事故が起きるのは核心部ではなかったりする。ザイテングラートは少しのミスで大事になる場所という事は間違いないだろう。
奥穂高岳から北穂高岳を繋げて歩けたらいいなあと思うものの、調べると危険なルートぽい。穂高岳山荘から涸沢岳をピストンにして、涸沢岳から北穂高岳方面を見てみようと登頂すると、それはそれはゾゾーッとするような稜線が続いていた。うーん、怖そう。。。
今度、北穂高岳を登るときは涸沢から南陵ルートで行こうと決めた。
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今回、ザックを軽量化しマリポサを初めて使った。結論から言って、概ねよかった。
軽いし、テント内でも嵩張らないし。
夫は相当楽に感じたようでルンルンだ。
私は今回の山行は足のせいで、なかなかの苦行となってしまった。8月初旬、突然始まった中足骨骨頭痛。だいぶ痛みも治まってきたものの不安はあった。
奥穂と涸沢岳なので岩場が多い為、ソールがしっかり目の靴を履いていたので、それも相まってか、歩き出してから数時間後から若干の違和感を感じ、次第に靴の中で石ころを踏んでるような痛みが続く。
そしてびっくりしたのが、巻爪のとこが炎症起こして腫れてしまっていた。こんな風になったのは初めてだった。
涸沢に着いてから、足裏のマッサージやストレッチをしたり、タコ用のクッション付きバンドエイドとテーピングで足裏を処置して、なんとか翌日のアタック日までもってくれと祈るばかり。
翌朝はだいぶ痛みも減り、興奮と緊張でアドレナリンも出ていたのか、そこまで痛みは感じず歩き通せたが、涸沢小屋に近づくにつれて足の痛みが押し寄せる。
テントを撤収して徳沢まで下りたかったが、足裏の痛みのせいで予定より遅くなり、テント撤収にも時間がかかってしまい、下山も足裏の痛みと格闘。
結局、横尾でテントを張ることに決めて、すぐ靴を脱ぎ足を処置。巻爪の所には縫い糸を爪にかませて、足指をグーパーしてほぐし、テーピングをし直すと少しだけ楽になった感じがした。
3日目も結局足裏の痛みと格闘しながら上高地まで歩く事になる。コースタイムはいつもより遅くなったが、食事の時間や温泉の時間に丁度いい感じになったのでまあよしとしよう。
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足裏が痛いせいで、特に3日目はイライラしてしまい夫に八つ当たりしてしまった。甘えている証拠だ、、、大反省。更年期もあるし、若干情緒不安定気味のお年頃、夫には迷惑をかけてばかりで申し訳ない。
痛みに耐え歩きながら思う、、、そうだ、TJARの選手はきっと痛みはこんなもんじゃ済まないだろうに、、、。私のメンタルは激弱だと落ち込む。
上高地に着いてご飯を食べ落ち着くと、素直に夫に謝る事が出来た。
沢渡で温泉に入り人間に戻り帰路へ。
色々あったけれど、奥穂高岳は最高だった。晴れてくれて本当によかった。
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