北奥仙丈・国師ヶ岳【梅雨中休みの三度目の正直】
- GPS
- 03:52
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 285m
- 下り
- 268m
コースタイム
-------- 駐車場 05:13
05:16 大弛小屋 05:17
05:26 庭園下分岐 05:26
05:59 前国師ヶ岳 06:04
06:08 分岐 06:18 (小休止)
06:26 北奥仙丈ヶ岳 06:40
06:46 分岐 06:47
06:59 国師ヶ岳 07:09
07:19 分岐 07:28 (小休止)
08:00 庭園上分岐 08:00
08:05 庭園休憩所 08:45 (大休止)
08:58 駐車場 --------
天候 | |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大弛峠に道路沿いにあります。 朝4時の時点で空きは数台分でした。 <アクセス> 山梨県側からしか基本的にはいけません(長野県側は未舗装路) R140から延々と山道(舗装路だけど狭い道)が続きます 大弛小屋HP−アクセス http://oodarumi.web.fc2.com/topicon/acsess/acsess.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 特に危険な箇所は無し 階段は木製で朝露、雨で濡れていると木目に沿って滑るので注意 ◆トイレ 駐車場にあります ◆コンビニ ファミリーマート : 山梨県甲州市塩山小屋敷1651 デイリーストア : 山梨県山梨市牧丘町室伏1957 ◆立寄り湯(下山後の温泉) 勝沼ぶどうの丘 天空の湯 大人 610円/人(3時間) http://budounooka.com/tenku.html ※飲食コーナー、休憩所あり。ただしノンアルコールビールは無し |
写真
感想
気持ちがなかなか落ち着かない
悩みが解消されない
会社で疲れているのにも関わらず
金曜の夕食後、妻が山へ行こうと言ってくれた
急きょ、目的地を決めて金曜夜10時過ぎに自宅を出た
天気を調べると梅雨の中休みになりそう
ただし、日本海側より太平洋側の方が天気には恵まれそう
今まで2回、山頂を目指したもののシーズン前の道路閉鎖、雨天で断念した
奥秩父の最高峰、北奥仙丈を目指す
一般道でR16、R20で勝沼へ向かう。
勝沼近くに行った頃、妻が風邪気味で耳がおかしいと言い出した
甲州市内、甲府市内で24時間営業のドラッグストアを探し迷走したが見つからない
具合が悪ければ帰るぞと妻に言うが大丈夫、酷ければちゃんと言うという
甲府駅近くのコンビニで水、カップラーメン、どら焼きを購入
R140バイパス、R140で大弛峠の入口、牧丘へ向かう
R140のトンネルを超えすぐに左折、県道219で大弛峠へ
県道219はすぐに山間の狭い道でくねくねと進んで行く
夜中の真っ暗な山道はいつでも不気味だ
進む車の前に2回、鹿が飛び出してきた。
月はほぼ満月
ゆっくりと進む間に空は白み始めた
時刻は朝四時
久しぶりの大弛峠の駐車場は既にほぼ満車状態
ここから金峰山へ向かう人も沢山いるのだろう
五時過ぎ
すっかり明るくなった
風が少しあり、気温は低い。寒いぐらいだ
半袖しか持って来なかったことを少し公開
防寒対策として、雨合羽の上だけを着、ナイロンの手袋を妻にはめさせて歩き始める
テント場には数張りあった
すぐに大弛小屋
玄関にはまだ準備中の札がかかっている
鼻をグズグズさせている妻にいつでも引き返すからなと念を押し山道に入る
すぐに木製の階段が始まる
階段はどうも苦手だ
歩幅は階段に合わせなけりゃならないし、途中で歩を止めるのが何故か憚れる
そんな階段を上るうちに、瞬く間に暑くなりやがて顔中から汗が噴き出てきた
初めてここを訪れた2006年5月初頭
下調べもろくにせず来て、牧丘のゲートがまだ冬季閉鎖中だった
ゲート前に車を止め、峠まで往復した
片道14km
誰もいない道で鹿の大群や、熊に遭遇したことがあった
その事を妻に車中で話していた
実際、今日も峠に来るまで鹿を二度目撃している
そのせいだろう、藪で小鳥か何かがガサゴソと音を立てると
「熊かもしれないっ!」と言って怖がっている
もう人が何人か入って行ってるし、大丈夫だと言っても怖がっている
鼻風邪の具合もあまり善いとは言えなさそうだ
しょっちゅうティッシュで鼻をかんでいる
時折、折り返すかと聞いても負けず嫌いの性格が災いしてかイヤだと言い張る
自分も運動不足と増加している体重のせいで足が重い
ゆっくり着実に進む
階段の途中
振り返ると金峰山の方向に厚い雲がかかっている
周りにもちぎれ雲がたくさんあるが、物凄い速さでこちらへ流されてくる
流されてきた雲は、頭上のすぐ真上を飛んでいく
それでも確実に陽は昇り、金峰山の山肌を照らし始めている
立ち止まると汗はすぐにひき、体が冷え始める
シャクナゲの群落があるが、まだ花は開いていない
帰りに通る予定の夢の庭園ではもう咲いているだろうか…
長い階段道が終わると、もう稜線
周りにはまだシラビソが広がっている
道は大きめの石がゴロゴロとしている
その稜線を歩いていると背後から妻が富士山だと叫んだ
北奥仙丈の西の尾根にひょっこりと顔を出している富士山
やっぱ富士山はきれいだ...
少し歩くと前国師ヶ岳の看板
風が少し強いが岩陰のひなたは暖かい
今日の目的地、北奥仙丈ヶ岳を目指して進む
少し下って、緩やかに登ると、分岐の広場が現れた
木々に囲まれ、ベンチが一つある
ここで小休止
分岐を右、南へ向かう
北斜面になる道には残雪がまだ道に結構残っている
それでも腐れ雪だから小幅でゆっくりと歩けばアイゼンは必要ない
10分程度歩くと目の先に空が広がった
奥秩父の最高峰、北奥仙丈ヶ岳の山頂
大きな花崗岩がゴロゴロとしている
少し先の木々の向こうに更に大きな岩が鎮座している
ここからは富士山が見えないが、南アルプスのほぼ全容、間近に金峰山
金峰山は鬼のツノのようにとび出した五丈岩もクッキリ
八ヶ岳は厚い雲が引っかかったまま
浅間山も見える
具合のあまり良くない妻も、この景色には大喜びしてくれた
数枚、写真を撮った
天気予報通り、日本海側の方が雲が多いようだ
頂上の南側にある大きな岩に登ろうとしたが、背が低く技術不足で登れなかった
どうしても富士山が見たい
東側を見ると国師ヶ岳の山頂がすぐそこに見える
妻に、あそこまで行けるかと聞くと大丈夫とのこと
じゃ、富士山を見に行こう!
来た道を引き返し、小休止した分岐を右、東方向に進む
さほど時間もかからず、国師ヶ岳の山頂
先客が三人いた
期待通り富士山が良く見える
あちこちから写真を撮って
引き返す時、単独の男性から声をかけられた
この方は、これから甲武信を越え、西沢渓谷に下るらしい
夕方4時の最終バスに間に合わせないと...
今の自分の体力ではとても無理。頑張ってください
三度、分岐。
ここで小休止
ここから大弛峠に向かう
途中の大きな岩に登り富士山をパチリ
帰り道で夢の庭園に進む
分岐から程なくして大きな岩がある夢の庭園に到着
南アルプス、金峰山が目の前に広がる絶景
眼下にはアスファルトがくねくねと曲がっているのが見える
ベンチに腰掛け、ここで食事
カップラーメンとおにぎりを二人で分けて食べた
箸を忘れたので近くの木で即席箸を作成した
夢の庭園には普段着でカメラだけ持った人も登ってきている
周りのシャクナゲには小さなつぼみがついているだけで花は咲いていない
まだ早かったか...ちょっと残念...
ゆっくりと十分に休息してから出発
すぐに大弛峠の駐車場が眼下に見えた
大弛峠の駐車場は満パン
路上駐車も溢れている
それでも次から次にやってくる
時刻はまだ9時
木漏れ日の山道をゆっくりと下る
タクシーが何台もあがってくる
汗流しは、勝沼ぶどうの丘 天空の湯
時間がまだ早く空いていた
眺めの良い露天風呂からは、歩いた山稜、金峰山、南アルプスが見えて長風呂してしまった
地元に戻ってから耳鼻科に行って妻は診察した
風邪を患ってたようだ
薬をもらって帰宅した
無理してまで行ってくれたことに感謝!
◆◆ 支出明細 ◆◆
総合計 ・・・・・・・ ¥14,873
ガソリン代 ・・・・・ ¥5,000
高速代(復路) ・・・ ¥2,420
入浴代 ・・・・・・・ ¥1,220(2人)
食費(山用)・・・・・ ¥1,236
(往路)・・・・・ ¥1,069
(復路)・・・・・ ¥1,298
(談合坂)・・・・ ¥1,800
土産 ・・・・・・・・ ¥830
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する