八ヶ岳 権現岳〜雲が晴れて大展望 天女山からのピストン

2014年06月14日(土) [日帰り]

• GPS: 09:07
• 距離: 12.1km
• 登り: 1,339m
• 下り: 1,330m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:17
• 休憩: 1:40
• 合計: 8:57

距離 12.1km 登り 1,339m 下り 1,339m

7:36 天女山の駐車場
7:50 7:52 天の河原
10:10 10:24 前三ツ頭
11:04 11:18 三ツ頭
12:22 13:18 権現岳
14:18 14:24 三ツ頭
14:54 前三ツ頭
16:17 16:25 天の河原
16:33 天女山の駐車場

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「33　八ヶ岳」（2013年版）

天候

→→

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国立府中→長坂　中央道　1,990


起点・終点：天女山駐車場

須玉→国立府中　中央道　1,910

交通費計：3,900
※ガソリン代は除く。

コース状況／危険箇所等

○天女山の駐車場〜前三ッ頭
・序盤は笹と樹林の心地よいなだらかな道。
・途中からは、急登に変わり、前三ッ頭までひたすら急登。
・所々に展望があり、花も多い。
○前三ッ頭〜権現岳
・三ッ頭に向かって段々と岩がちな道になる。
・権現岳が近づくと、鎖が少しあるが、それほど難しいところではない。
・一番の危険箇所は権現岳の山頂かも。岩で足場が悪く、狭い上に東側は切れ落ちている。
・コース全般的に、とにかく花が多かったのが印象的。

○宿泊場所
ペンション　ぽこ・あ・ぽこ
下山後に1泊。家庭的な雰囲気で、オーナーがとても親切。

○温泉
パノラマの湯　720（ペンションの宿泊客は500円で入れる）
広い露天風呂がある。夜でもそれなりに人が多い。

写真

6/15 18:30

天女山の駐車場。
朝7時半頃。空きは半分ほど。

6/15 18:30

トイレのついでに天女山の山頂へ。
駐車場から天女山の山頂へは平坦な道で、5分もかからない。

6/15 18:30

天女山の山頂から見えているのは、三ッ頭かな？
三ッ頭の向こうには厚い雲が・・・

6/15 18:31

サラサドウダンがたくさん咲いている。

6/15 18:31

登山口から登り始めると、ヤマツツジとレンゲツツジが目立つ。
これはレンゲツツジ。

6/14 7:49

何という花？　by fluegel.

なんだか大きいように見えますが、チゴユリ（稚児百合）かと。（by WashiTabi）

6/15 18:32

天の河原に到着。

6/15 18:32

天の河原からでも十分にいい眺め。
富士山も見えている。

6/15 18:32

天の河原からの富士山。
雪がずいぶん少なくなっている。

6/15 18:33

天の河原からは南アルプスもよく見える。

6/15 18:34

正面に三ツ頭。
ここからだと近そうに見えるのだけれど・・・

6/15 18:34

ベンチがあって、富士山が見える。

6/14 8:15

花の大きなスミレ　by fluegel.

6/15 18:34

ミツバツツジはこの状態。

6/15 18:35

ヤツガタケキスミレ。
丸い葉っぱの黄色いスミレ。
→キバナノコマノツメ、だったようです。

6/15 18:35

ミヤマハタザオ、かな？
葉を撮り損ねたので見分けにくい。

6/14 9:02

舞鶴草 by fluegel.

6/15 18:36

シロバナノヘビイチゴ。

6/15 18:36

イワカガミ。

6/15 18:37

イワカガミがたくさん。

6/15 18:37

「ここが一番きつい」看板。
笹の急坂がずっと続く。
でも花が多く咲いていて、それほど苦痛に感じなかった。

6/15 18:37

木の合間から、素晴らしい眺め。

6/15 18:37

富士山は少し雲がかかり始めた。

6/14 10:07

白いスミレ？　by fluegel.

6/15 18:38

前三ッ頭に到着。

6/15 18:38

前三ッ頭からも素晴らしい眺め。

6/15 18:39

前三ツ頭からの三ッ頭。
近そうに見えても以外と遠い。
三ッ頭の向こうの雲が気になる・・・

6/15 18:39

イワカガミに紛れて咲いているのは・・・
ミツバオウレン、かな？

6/15 18:40

前三ッ頭を見下ろす。

6/15 18:41

ヒメイチゲ。

6/15 18:41

三ッ頭に到着。
が、雲の中に突入して展望なし・・・

6/15 18:41

三ッ頭で休憩しつつ、撤退するかどうかしばらく相談。
風は強めだけど、雨は降っていない。
ピークを踏むだけになるかもしれないけれど、進むことにした。

6/15 18:41

三ッ頭を下り始めると、雲が流れて少し先が見えてきた。これはもしかすると・・・

6/15 18:42

苔に紛れていたので、キノコかと思ったら・・・
もしかしてイワカガミ？

6/15 18:42

振り返って三ッ頭。
さっきは雲の中だったが、山頂まで見えている。
やっぱり晴れる方向にあるようだ。

6/15 18:42

特徴ある黄緑の葉に、開きかけの赤い花。
よく見ると花の方はイワカガミみたい。
葉の方は・・・不明。

6/15 18:42

権現岳の山頂も薄く見えてきた。

6/15 18:43

イワウメ。
三ッ頭と権現岳の中間にある小ピークに咲いていた。

6/15 18:44

タカネザクラ？

6/15 18:45

山頂が見えてきた。
いつのまにか雲がなくなっている。

6/15 18:45

山頂近くのハクサンイチゲ。

6/14 12:20

イワベンケイ。

6/15 18:46

権現岳の山頂。
狭い山頂で、向こう側は切れ落ちている。

6/15 18:46

権現岳からの編笠山。

6/15 18:47

こっちはギボシ。

6/15 18:47

切れ落ちている方に、半分に割れた標識があった。

6/15 18:48

キバナシャクナゲ。

6/15 18:48

赤岳は、まだ雲の中。
だんだんと雲が少なくなっているようなので、赤岳への下降点まで移動して少し待ってみることにする。

6/15 18:48

赤岳への下降点から見る権現岳。
ここから見ると迫力がある。

6/15 18:49

諏訪湖が見えた。

6/15 18:49

阿弥陀岳が完全に現出。
赤岳も、もう少し。

6/15 18:49

やっと赤岳の山頂まで現れて、南八の重鎮が勢揃い。
奥に硫黄岳も見えている。

6/15 18:49

尖ったギボシ。

6/15 18:50

キバナシャクナゲは、赤岳への下降点の周辺に少し咲いていた。

6/15 18:50

五丈岩が目立つ金峰山。
左端手前、少し見切れているのは瑞牆山。

6/15 18:51

権現小屋と権現岳。
十分に展望を楽しんだので、下山にかかる。

6/15 18:51

権現小屋にネコがいた。
何かを狙っている様子。

6/15 18:51

ギボシから編笠山。

6/15 18:52

米葉栂桜だと思う　(文面だけby fluegel).

6/15 18:52

深山金梅？　(文面だけ by fluegel)

6/15 18:53

ハクサンイチゲ。

6/15 18:53

ハイマツと権現岳。

6/15 18:53

三ッ頭を見下ろす。

6/15 18:54

ここが少しだけ難所。
足元が脆いけれど鎖などはない。

6/15 18:54

イワカガミ。

6/14 13:59

何の木？　by fluegel.

ヤシャブシか、オオヤシャブシか、ですかね〜(by WashiTabi)

6/14 14:03

コバイケイソウ？　by fluegel.
それともバイケイソウ？花が咲かないと見分けられない。。。（by WashiTabi）

6/15 18:54

三ッ頭からの権現岳。
登りのときは真っ白で見えなかったが、こんなに尖って見える。

6/15 18:55

帰りの三ッ頭山頂。

6/15 18:56

三ッ頭からの眺め。
赤岳と入れ替わるように富士山はすっかり隠れてしまった。
やっぱり八ツと富士は仲が悪いようだ。

6/15 18:56

三ッ頭からの眺め。
南アルプス。

6/15 18:56

帰りの三ッ頭から。
朝とは全く違う景色。本当に晴れてよかった。

6/15 18:57

上を向いてイワカガミ。

6/15 18:57

岩とイワカガミ。

6/15 18:57

前三ッ頭を見下ろす。

6/15 18:57

ミツバオウレン。

6/14 14:58

あとちょっと。

6/15 18:58

ヤツガタケキスミレ。
→キバナノコマノツメ、だったようです。

6/15 18:58

天の河原でアヤメ発見。
濃い色でまだ咲いたばかりみたいだ。

6/15 18:59

天の河原。
下りはここにたどり着くまでが長い。

6/15 18:59

ヤマツツジ。
ツツジが見え始めると、天女山はもうすぐ。

6/15 18:59

こっちはレンゲツツジ。

6/15 19:00

サラサドウダン。
赤が濃いものが多い。

6/15 19:00

天女山の駐車場。
16時半過ぎ。
他に停まっているのは2台だけだった。

6/15 19:01

甲斐大泉のペンションで1泊。
夕食後、パノラマの湯へ。
星と月を眺めながらの露天風呂。

6/15 19:02

翌朝。
朝食前にペンションの周辺を散歩。

(ニセアカシアだと思う…by fluegel.)

6/15 19:03

おはようございます！
朝のジョギングですか？

6/15 19:03

今日は朝から雲一つない快晴。

6/15 19:03

富士山が見えるポイントを探して歩き回った。

6/15 19:04

サラサドウダン。

6/15 19:04

北岳と甲斐駒もこの通り。

6/15 19:06

ヤギのミエルくん。
出発前にペンションで飼われている動物をいろいろと見せてもらいました。

6/15 19:06

立派なヒゲだけど、まだヤンチャな若いヤギなのだそうで。
ペンションのオーナーがくれる煎餅が大好物。
で、少しメタボ気味だとか。

6/15 19:07

ヒヨコもいる、といことで見せてもらった。
鳴き声は、イメージ通りのピヨピヨだが・・・でかい！
シャモ（軍鶏）の雛なのだそうで。

6/15 19:07

続いての登場は、マガモのかもくん。

6/15 19:07

かもくんは独りになると、いつもガラスに映る自身の姿を眺めているとか。

6/15 19:08

続いては、精悍な軍鶏のこっこ。

6/15 19:08

臆病なかもくんは、ずっとこっこの後を付いて回っている。
・・・見ていて飽きないが、キリがないのでここら辺でお暇。
楽しかった！

6/15 19:09

清里観光へ。
まずは、吐竜の滝。

6/15 19:09

小海線の高架を通り抜ける。

6/15 19:11

吐竜の滝。
駐車場から10分ほど。

6/15 19:12

吐竜の滝。

6/15 19:13

次は八ヶ岳高原大橋。

6/15 19:13

富士山は頭が少しだけ。

6/15 19:14

八ヶ岳高原大橋から。
朝から八ヶ岳は快晴。

6/15 19:14

八ヶ岳高原大橋から。
赤岳。

6/15 19:14

今回歩いた三ッ頭と権現岳。

6/15 19:14

次は、清泉寮でソフトクリーム。

6/15 19:15

清泉寮。

撮影機器：

COOLPIX P510 NIKON

NEX-5N SONY

PENTAX K-3 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

WashiTabi

今回は、八ヶ岳の権現岳を天女山からのピストンで。
標高差約1200m。おおよそ8時間の行程。自分にしてはキツめの山歩き。

移動中の車中から見ると、南アルプスは雲ひとつない快晴だったが、八ヶ岳の山頂部分は厚い雲に覆われていた・・・
序盤、前三ッ頭を過ぎたあたりまでは天気も良く、展望を楽しめていたが・・・
三ッ頭に着くと、雲の中に突入。真っ白で全く展望はなく、風も強い。
早々と下ってくる人からも、権現岳のあたりも強風で展望はない、という声ばかり。

三ッ頭で休憩しつつ、撤退するかどうか相談。
風は強めだが、雨は降っていない。
ピークを踏むだけになるかもしれないが、山頂を目指すことにした。
三ッ頭から先に進むと、少しずつ雲が流れて先が見えるようになり、山頂に着いた頃には風も弱まって、みるみるうちに雲が流れて晴れていく。
阿弥陀が現れ、赤岳も現れ、山頂の周辺で1時間程待つうちに、南八の重鎮がすべて見えるくらいに晴れた。
いや〜撤退しなくてよかった！

とうわけで、結果的に大展望を楽しめた。
富士山に南アルプス、奥秩父の山々、そして荒々しい南八の峰々。
そしてもう1つ、花がとても多いのが印象的だった。（後で名前を調べるのがタイヘン）
キツイ急坂も、いたる所にいろんな種類の花があって、あまり疲れを感じなくて済んだ。

下山後は甲斐大泉のペンションで1泊。
ペンションで夕食を頂いた後、パノラマの湯で温泉。
閉店間際まで露天風呂からの星と月を楽しめた。
翌日の出発前、ヤギとかカモとかシャモとか、ペンションで飼われている動物を見せていただいて、これも楽しかった。
その後、吐竜の滝など、清里を少しだけ観光して帰途に就いた。

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/5dUmdReK4MCjZaWN7

fluegel

ヤマレコ・グループのメンバーと、初めて高山(2,715m)へ。参加者全員と既に面識があり、私の足が遅くても、待ってくれそうな優しい皆さんだったので、リラックスして歩くことができた。

三ツ頭(2,580m)でランチ休憩時、雲の中にいるようで眺望ゼロになり、時折、身体が吹き飛ばされそうな風も吹いた。ソロだったら先へ行くのが怖かったかも知れないけれど、皆の気持ちが「権現登頂を目指す」で一致。後に、その気持ちが天に通じたかのように、快晴となった。

鎖場は2か所。乾徳山(山頂付近に鎖場)ソロの後だったので、楽しんで登れた。権現付近から、赤岳を間近に眺めると、2006年6月20日の赤岳ソロ登頂を思い出し、しみじみした。登り4時間40分＋下り3時間10分＝7時間50分という長丁場は、高山植物を丹念に撮影したり、南アをゆっくり眺めたりしたコースタイム。

ひと夏に一度は八ヶ岳…を目指し、これからも歩き続けたい。

コメント

takasun

めちゃ天気いいね。
天気が良くて、快適な山行ですね 。止まりのペンションもよさそうで、うらやましい限り。また、行きましょう。なお、荒島岳は、生憎の雨でした 。

WashiTabi

Re: めちゃ天気いいね。
参加できなくなって残念でしたね〜
最初はどうなるかと思っていましたが、本当に晴れて良かったですよ
またご一緒しましょう 。標高差1200mくらいまでならなんとか大丈夫なようなので

113

みなさん
九州の山猿、113っと申します

写真がとても綺麗ですね〜
カメラも
腕も
良かごた〜(^^♪

楽しませて頂いとりまっす