権現山-武奈ヶ岳のはずが ビバークdeテント泊
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,247m
- 下り
- 1,371m
コースタイム
10:55 権現山登山口 出発
12:15 権現山
13:30 蓬莱山
15:00 比良岳
15:10 葛川峠
15:40 鳥谷山
17:00頃 摺鉢山
18:00 摺鉢山から200m降りた地点でビバーク
■6月15日(日):
06:35 ビバーク地点から下山開始
07:15 牛コバ
08:00 坊村到着 下山完了
※ルートは記憶をたどり手入力のため、正確ではありません。
特に、鳥谷山-摺鉢山-牛コバの間は曖昧です。
天候 | 曇り/晴れ 気温:28℃(14日) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
ゴールの坊村からJR堅田駅まで路線バス(1050円) その後は電車とタクシー(1600円程)を使い権現山登山口まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
[ 権現山登山口-打見山 ] 権現山はどこにでもある良く登られているコース。頂上まで展望は期待できません。 その後、打見山までは、雄大なびわ湖を見下ろしながらの稜線歩きが気持ち良いコース。 ここまでは、踏跡もしっかりしてます。危険箇所も無いように思われます。 [ 打見山-鳥谷山 ] 樹林帯を行きます。比良岳付近は登山地図とルートが少し違ってましたが、 踏跡もあるので確認しながら歩くと迷うことは無いでしょう。 鳥谷山手前に急登があります。危険箇所も無いように思われます。 [ 鳥谷山-摺鉢山 ] 鳥谷山から道迷いをして、登り返しで足元を滑らせながら 辿り着いたのが摺鉢山(山頂に小さな山名表記あり) 自分が持っていた地図には、山名もルートの記載も無かったので 摺鉢山が何処なのか悩みました。 木々に覆われ見通しが悪いです。帰宅して調べるとマイナーな山のようです。 踏み跡やテープ等は、辛うじてある程度を200m程降りたところで、 テント泊と強がるも、むしろビバークです。汗) [ 摺鉢山-牛コバ ] 翌朝、たまにあるテープを確認しながら慎重に降りていると明瞭な登山道に合流し ホッとしました。 [ 牛コバ-坊村 ] 車道(一般車は通行止)。沢登りで来られる方が多いようです。 |
写真
感想
6月に入り、公私共に多忙で、ゆっくり山レコも見れてませんでした。
そして、ようやくこの土日はフリー。おまけに嫁も偶然か土日休み!
では、子供達は嫁に任せ、山の上で一人ゆっくりテント泊でもと思い今回の企画。
せっかくだから、権現山から武奈ヶ岳までの軽い縦走も取り入れ欲張りましたが、
前日の飲み会で二日酔いが残るのと16Kgのザックは辛かった〜
朝の準備に手間取って、権現山登山口を11時といつもながら遅い出発。
二日酔いと重たいザックに耐えながら、まずは、びわ湖バレーの打見山まで。
展望台で食べた何てことないアイスが二日酔いには実に旨かった〜 笑)
ちょっと、のんびりし過ぎたので先を急ぎます。
鳥谷山の急登では、立ち休憩しながら山頂に到着。
地図では鳥谷山直下に縦走路があるように書かれています。
鳥谷山から下を覗くと、降りれそうなポイントがありますが、
急でしかも岩を降りるような感じ。
間違って降りて、また登ることを考えると重いザックに嫌気がさします。
それに鳥谷山の山頂からも道が続いていますので、無理して降りなくても
どこかで合流するんだろうと勝手に判断。これが間違いの元だったと思います。
鳥谷山の山頂から続く道は荒れていて「?」となり
一旦、鳥谷山に引き返しましたが他に道はなさそう。
悩んだ末、やはり鳥谷山の山頂から続く道を行きました。踏み跡は薄くなりだしテープも所々に。
「こんな道、通る人も少ないだろうから、目印も少なくて仕方ないわな」と
言い聞かせますが、時すでに遅し。
踏み跡は無いし、ポツンポツンとあるテープをキョロキョロ探しながら来たので
引き返すにも分からなくなってしまいました。
そんな時に限って地図を見る事もしないで来たので、さっぱりです。
方向はかなり西に寄ってるようで、落ち葉で滑る斜面を苦労してトラバースし
北寄りのピークにやっとの思いで上がりました。周りは木に覆われ何も見えません。
はて困ったなと思ってると小さく「摺鉢山」と山名が書かれた札が。
しかし、自分の地図にはそんな名前の山はありません。
(帰宅してから調べるとマイナーな山みたいでした)
一体ここは何処?てなことで、大雑把に見当を付け、どうにかルート復帰を考えました。
辺りを見るとテープがあったので進みますが、これもテープは少ない、踏跡も薄い・・・
17:30になり、暗くなる前に「今日はここまで」と見切りテントを張りました。
「今日はここでテン泊だ」と強がるものの、ビバークと言った方が良いオチです。
まぁ今日はテントがあったから、ここまでしましたが、テントがなければ
鳥谷山から素直にびわ湖バレイに引き返しロープウエイで帰ったでしょう。 笑)
テントを持って来たのが、良かったのか悪かったのか・・・ 汗)
就寝中は、シカや獣の鳴き声、また頭上では、落ち葉をカサカサ踏む足音にビビッて、
おちおち寝れないし、何より最近、この辺りでも熊の目撃情報をチラホラ聞きますので・・・
コワかった〜 泣)
朝が来るのを、これほど待ちわびたことも、そうそうありませんでした。
翌朝は、下に降りて無理だったらもう一度「摺鉢山」まで登り返して判断しようと早めに出発。
踏み跡があるのか無いのか怪しい中、時折見るテープと、少し当てにならん高度計を見ながら
この先崩落してたら。とかも思いましたが、着実に下山していると踏跡明瞭な登山道に合流。
さらに進むと、「牛コバ」と書かれてた標識がある車道に出ました。
思わずヤッター!と叫んでしまいました。ようやく自分が居る場所が分かりホッとしました。
後は、とにかく坊村まで降りて今回の山行は一件落着。ホッ。
山の上でゆっくりテント泊の計画が、ゆっくりどころか正反対で
知らない山で、夜の闇に怯えたテント泊。あ、ちがう、ビバーク泊でした〜
反省点:
体調も今イチなのに欲張った計画で、体力が落ち、おまけに出発時間が遅かったので
焦った結果、「とりあえず行ってしまえ」と横着さと判断力に欠けた行動でした。
特に初めての山の時は無理や軽率は禁物。
そして自分が今居る場所が分からないという事は怖いものと身を以て感じました。
コメント
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いつも沈着冷静なたむちゃんが、 そんな大胆な山行を !!
本当はもっと北の武奈ヶ岳に行く予定だったのですね〜。
16Kgのザック〜
やっぱりテン泊するならそれ位背負うのですね・・・
私、、やっぱり無理かもぉ〜
道迷いは精神的にきますよね〜。
んで、、夜、シカ?獣の鳴き声???
テン泊ってそんなのに囲まれて寝るの〜?
またまた、やっぱり、私、、無理かも
実は勢いで テント買ってしまったのだけど・・・
なんか チョー不安になってきたぞぉ〜。
まず、張れるか・・というところからですからね、私の場合
でも、無事下山 おめでとうございます
ちょっとした 冒険になりましたね!
ねえさん、こんな質の悪いレコにコメントありがとうございます。
>本当はもっと北の武奈ヶ岳に行く予定だったのですね〜。
正解で〜す
>やっぱりテン泊するならそれ位背負うのですね・・・
水や食料で違ってきますが、こんなものなのかな?
でも子供達とアルプス行こうと思うと、もう少し重たくなるのかな〜
大変だなこりゃ
>テン泊ってそんなのに囲まれて寝るの〜?
いやいや、自分が寝た場所が悪いだけですよ。
だってテン場じゃ無くて何にも無い山の中ですから
もしかしたら近くに獣道があったのかもしれないし。
耳元近くでガサゴサいう音は本当不気味でしたね。
一度、動物が移動する影がテントに映って「ドキッ!」としました。
それからは朝まで絶対目を開けませんでしたよ
それと床にヘビとか潜り込んできたら、どうしようかと思いました(キモー!!)
簡単にビバークとはいうけど、これはこれで度胸のいるものだと
感心したのが正直な気持ちで二度としたくないですね
メジャーな場所でも、動物の鳴き声は普通に聞こえたり遠巻きには姿を現しますが
ここまではそんなに近づかない無いと思うので大丈夫ですよ。
それに周りにいっぱい人もいるし。
テント泊楽しみにしてます〜
私がのんびりと映画を見ている頃にそんな大変な目に遭ってらっしゃったとは
初めての山域で自分の居場所がわからないとなると・・・パニックにならない自信はないですね。
ホント、時間と体力(体調)に余裕を持つことは大事なことですね〜
でもご無事で何よりです、ホンマに
mihomaruさん、こんなレコにコメント恐縮です。
そう、大変な目に遭ってらっしゃったんです
寝てる時も獣に不安なんですが、
やはり、自分が今いる場所が分からないというのが一番の不安でしたね。
場所の推測がおおよそ出来たとしても、ここから道はあるのか?
危険箇所は無いか?など考えると心細くなりますね。
知った人には「そこで何してんねん」となるかもしれませんが
今まで道迷い的なことは何度かありましたが、ここまでは今回はじめてです。
気持ちを改め、またのんびりやらせてもらいます
mihomaruさんも楽しい山行を〜!
tamu-chan さん こんにちは
まずはよくぞご無事でなによりです
ところで烏谷山(からとやま)〜擂鉢山(すりばちやま)周辺は
携帯 は圏内でした??その辺ギリですよね
もしず〜と圏外でしたらさぞかし心細かったんでは・・・
やっぱりそこは の力借りて寝るしかないのかな?
でもどういうわけか行く山が同じなんですが
いつもtamu-chan さんの足音は聞こえそうなんですが
なかなかお会いできませんね〜
次回は是非お会いしたいものです
ではでは
biwakotaroさん、早々のコメントありがとうございます。
お恥ずかしいながら、訳が分からず彷徨ってたんです。
仰る通り、自分はSBなんですが烏谷山周辺では繋がりました。
だって、こんな緊急時に「暇だからこんな写メ撮っちゃった〜 」て
イタズラメールが届いて。「ふざけんな!」て怒鳴ってやったんです。
でも擂鉢山を少し下ってテン泊(ビバークと言いたくない )では
思い切り圏外でした
何が、つながる、早い、No1だ!
>でもどういうわけか行く山が同じなんですが
そうですよね。天の川のひこ星と織り姫のように会えそうで会えない
来週は用事で行けないので再来週以降、何処かでお会い出来るのを
楽しみにしています!
その時は是非、烏谷山〜堂満岳の攻略法をご教示くださいませ。
やっぱ すげ〜 テン場以外の所で テン泊できるのは
男 ですよ! 暗い闇の中 究極の1人・・
獣の鳴き声に脅え ガサガサに ビビり・・
狭いテントの圧迫感・・ 孤独に耐えてみせる!
かっけ〜
では 検証してみよ〜
鳥谷山まではいいですね で ルートでしか言えませんが
はじめの出だしは 武奈ヶ岳 方面だけど・・琵琶湖の写真を撮った
所かな? でも はじめの出だし・・尾根っぽいが その内 沢 に
ぶち当たり 滑落のリスク もしくは滝に変わる? 地形図上では
大きい沢っぽいが・・登山道があれば そのまま 奥ノ深谷? 大橋?
に出られた? 中峠 経由で 武奈ヶ岳かな? それか 荒川峠から?
で
はじめの出だしから 広い尾根に誘われた? そんな感じで
1006mの マイナー山へ そして 1泊。
心に 余裕があるから 1泊 できるんですよ
本当に 焦ったら 不安と恐怖で・・ 多分 全裸になって
体操しますね 私を 逮捕 して! そんな感じです
警察が 恋しく なりますよ・・ 助けて・・
無事下山できれば 武勇伝 です 自慢ですよ!
ビービ できる 登山者は 中々 いないっすよ〜
ビービレコ これからも よろしくです。
勇気が 貰える レコだ! ビービは 怖くない!
でも 私は テン場 にしますね
お疲れ様でした〜
褒め過ぎですよ
恥なんですから
>本当に 焦ったら 不安と恐怖で・・ 多分 全裸になって
ハハハッ、面白過ぎます
本当逮捕してもらった方がましだったかな
>ビービレコ これからも よろしくです。
これからもって、よろしくなんてしないですよ〜
>大きい沢っぽいが・・登山道があれば そのまま 奥ノ深谷? 大橋?
擂鉢山から奥ノ深谷への登山道はあるのかな?
あっても、かなりマイナールートでしょうね。自分だったら、また迷子になりますわ。
でも奥ノ深谷へ出れたら中峠経由で武奈ヶ岳は可能ですね。
中峠から武奈ヶ岳へは良く使われる道だから。
>はじめの出だしから 広い尾根に誘われた? そんな感じで
結果的にはそういう事です。
地図の記載では「烏谷山」から100mほど北へ行って急に90度近く西へ折れてますが
「こんな感じだったかな」てな具合で線を引いたからで、
実際、現場では右や左にジグザグに降りて行ってるので方向感覚が分からなくなって
しまってます。結果方向がズレたことに気づかず、P1006(摺鉢山)へ続く尾根を
てっきり「南比良峠」へ進んでいると勘違いしてしまったと言う訳。
ちょっとコンパスや地図でも確認しながら進めば良かったものの・・・
これが遭難に繋がるんだな〜て。
でもね、言い訳だけど、そもそも葛川越から烏谷山へのルートは、
地図の登山道では、烏谷山のピークから南へ5m降りた所を通ってますが、
実際の道はピークを通ってたんです。だから地図の登山道がズレて記載されている。
だからこのまま、道なりに進めば南比良峠へ続くんだと解釈した訳です。
自分はアナログ派で、GPSに頼る訳ではないですが、でもこんな時には
強い見方になるんだろうなって感じましたね。
まぁ、その前に読図と野生の勘を磨けって感じすかね
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