姥ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 604m
- 下り
- 604m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
R157を進み、平家平の標識を左折、橋を渡り、林道を進む。林道舗装路で走りやすい。平家橋にも駐車場あるがそこから3km奥に進む。ここからは道路は狭小でカーブも多く、夜間は運転しにくい。 登山道は、標識が充実し、無雪期に迷う可能性は少ない。 また、なだらかで整備され、危険な箇所はない。但し、稜線に入ると、両側の笹が高く伸びるヤブとなり、特に当日断続的に雨が降っていたこともあり、全身ずぶ濡れになった。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
保険証
飲料 500ミリ お茶
ティッシュ 3
三角巾
バンドエイド 1
タオル 2
携帯電話 1
計画書 家に渡す
雨具 上下
防寒着 1 ダウンジャケット
ストック 1組
水筒 2?
時計 1
非常食 2
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト 1
細引き 1
カメラ 1
車 1
|
感想
4,5月と国道の冬期通行規制にはね返された
福井県の姥ヶ岳にようやく登れることになった
しかし、残念ながら積雪期ではなかったが--
前日13日8時30分頃、奈良を出発
午前1時00分頃、大野市街
20分ぐらい仮眠した後
R157 から平家平へ向かう
夜中だが、平家平への林道はわかりやすかった
しばらく進むと平家橋に数台分の駐車場
ここからが多くが未舗装のカーブつづきの悪路に変わる
夜中なのでアップライトでも見にくく
2時30分ようやく平家平駐車場到着
奧琵琶湖あたりからしびしびは降っていたが
ここに来て本降りになってきた
好天を疑わずここまで来たが
あと3時間で天気は回復するんだろうか--
とりあえず寝袋に潜り込み
同行の役員さんとビールで乾杯後仮眠した
明けて午前5時30分、雨は止んでいなかった
全行程概ね5時間くらいだろうから
もう少し待ってみることにした
6時頃一旦雨が止んだ
空は未だどんより雲は低く
カッパとザックカバーを装着し
6時40分ごろ出発した
平家平というかつて落武者が住み着いたという
ブナの生い茂る山腹のゆるい傾斜地を進む
森の中にはオウレンを栽培しているらしく
立入禁止の表示があちこちに
植物をあまり知らないので最初は
どれがオウレンかわからなかった
時々雨の音か、風が樹木の水滴を振り落とす音なのか
ザアー、と言う音が響くが水滴は落ちてこない
カッパのフードを取って歩ける
登山道は整備されていて標識もあり間違えようがないが
手持ちの25000/1の地形図には登山道表示が無く
どこを歩いているのか、わからない
時々林道を横断するが、これまた地形図には表示のない部分のようだ
それでもブナ林あたりから水芭蕉群生地の下り坂で
目安が着いてきた
標高1200m付近のブナ林は素晴らしかった
風雪?、深い積雪?、他のブナとの競争?
どんな理由からなのか--幹の曲がりくねったブナ達
それらが墨絵の森の中に浮かんでいた
一旦数十m下ると「水芭蕉群生地」との標識があり
湿地に花の季節を終えたばかりの
大きな葉を広げた水芭蕉がいた
ここから標高を上げていくごとに樹木の背は小さくなり
樺、カエデ、朴木などの灌木林となっていく
更に登ると登山道は笹が覆い被さるヤブ道になっていく
稜線付近には雲が当たるのか雨が降ってきた
登頂までに天候が回復してほしいとの期待を裏切り
山頂に着くまでに雨とヤブに着いた水滴で
ずぶ濡れになった
山頂着9時20分、ガスって展望無し
小さな広場のようになっていて
ダケカンバやナナカマドが繁っていた
山頂には15分くらいいたが
雨は止まず、体が冷えてきたので
下山することにした
天気が良ければ、能郷白山や遠く白山の展望を期待してたが
残念であった
下山の途中、大トチノキに立ち寄ることにした
樹齢400年の大木で解説によると
かつてはトチの大木は食料を恵む木として大事にされ
その数も多かったらしいが
近世高級家具材として多くが伐採されてしまったとのこと
このトチノキはご神木として
木の前にお宮さんが建てられていた
下山時は雨でカメラも濡れて
記録以外まともな写真も撮れなかったが
徐々に天候は回復し登山口に戻ることには
日も射してきた
誰にも会わなかったが
登山者か、平家平の散策者なのか
車が2台駐まっていた
時間もちょうど12時だったので
駐車場に座り込み昼ごはんにラーメンを炊いた
食事中、このあたりの散策目的の方が来られた
歴史に興味があるそうで
平家平にかつての住人の痕跡がないか
探しに来たとのこと
そんな中世以前の痕跡などないでしょう、というと
昭和30から40年代まで
人が住んでいたとのこと
平家の末裔はつい最近までここにいたのか--
天気は回復した
このまま帰るのは少し残念だったので
帰りは福井を回らず
R157を岐阜に抜けることにした
せめて温見峠からの展望を見て帰ることにしたのだ
岐阜側の根尾には確か日帰り温泉もあったはずだし
果たして、峠からは姥ヶ岳方面も能郷白山も
はっきり見えた
さすがに白山は見えなかったし
能郷白山からの下山者に聞いても
見えなかったとのことだった
また、姥ヶ岳山頂から南へと稜線にそって
道が続いていたので
温見峠から尾根伝いに道はあるかな、と思ったが
姥ヶ岳に行く道はなかった
果てしないヤブ漕ぎをするか
残雪期にしかこの稜線は行けないようだ
しかし残雪期にはこの国道は閉鎖される--
R157の岐阜側はすれ違いのできない
ガードレールのない断崖の狭小な道が続き
国道ではなく「酷道」と呼ばれているようだ
確かにすれ違い車があれば
危険な箇所は多々あったが
奈良の狭い道になれているので
びっくりするほどではなかった
根尾の薄墨桜の道の駅で入浴後
揖斐川沿いを南下名四国道から名阪国道に出て
帰路に着いた
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