塩見・間ノ岳・蝙蝠 鳥倉からピストン

2022年09月03日(土) ~ 2022年09月04日(日)

• GPS: 20:13
• 距離: 61.2km
• 登り: 5,103m
• 下り: 5,095m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:11
• 休憩: 2:56
• 合計: 13:07

距離 32.3km 登り 3,276m 下り 2,360m

3:27 鳥倉林道ゲート（駐車場）
3:56 3:58 鳥倉林道登山口
4:32 4:36 豊口山のコル
4:59 5:00 ほとけの清水
5:17 5:23 塩川・鳥倉ルート合流点
5:33 5:37 三伏峠小屋
5:47 5:52 三伏山
6:25 6:26 本谷山
7:34 塩見小屋
8:22 8:28 塩見岳西峰
8:30 8:31 塩見岳
8:48 8:53 北俣岳分岐
9:04 雪投沢源頭水場下降点
9:27 9:29 北荒川岳キャンプ場跡地
9:36 9:39 北荒川岳
10:14 10:20 新蛇抜山
10:31 竜尾見晴
11:00 11:01 安倍荒倉岳
11:19 13:20 熊の平小屋
13:50 13:52 三国平
14:21 14:26 三峰岳
14:54 14:55 間ノ岳
16:14 三国平
16:34 熊の平小屋

2日目

• 山行: 8:16
• 休憩: 0:52
• 合計: 9:08

距離 28.9km 登り 1,834m 下り 2,761m

3:44 熊の平小屋
4:05 安倍荒倉岳
4:28 4:30 竜尾見晴
4:39 4:40 新蛇抜山
5:15 5:20 北荒川岳
5:31 北荒川岳キャンプ場跡地
6:05 雪投沢源頭水場下降点
6:38 6:46 北俣岳分岐
6:54 6:55 北俣岳
7:38 7:47 蝙蝠岳
8:36 北俣岳
8:48 8:57 北俣岳分岐
9:17 9:22 塩見岳
9:24 9:29 塩見岳西峰
9:55 9:57 塩見小屋
10:48 本谷山
11:18 三伏山
11:27 三伏峠小屋
11:33 11:36 塩川・鳥倉ルート合流点
11:48 ほとけの清水
12:06 12:07 豊口山のコル
12:26 12:27 鳥倉林道登山口
12:52 鳥倉林道ゲート（駐車場）

天候

1日目　曇り→雨→曇り　微風　気温10度くらい
2日目　晴れ　微風　気温10〜15度

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥倉ゲート前駐車場に駐車（無料）。トイレあり。
AM2時頃到着で半分くらい埋まっていた。
帰りは1キロ下の第2駐車場にも3台停まっていた。

コース状況／危険箇所等

＜鳥倉~三伏峠＞
・ゲートを越え林道3キロ弱。最後500m程度は未舗装路。
・ゲートと登山口に登山届のポストあり。
・三伏峠まで10段階の標識。たまに丸太の足場や梯子。濡れると滑る。
・新しい崩落個所が1か所。ガラガラなので通過に注意

＜三伏峠~塩見岳＞
・5km弱樹林帯の平坦道。±50~100m程度のアップダウンが続く。
・その後は本格的な登り。2700m程度で森林限界。間もなく塩見小屋
・塩見小屋から先は岩稜帯。山頂直下は鎖の連続

＜塩見岳~熊の平小屋＞
・標高差300m程度を一気に下る。
・北荒川岳を過ぎると少し下り森林限界
・その後はだらだらとした樹林帯の平坦道
・北荒川岳から熊ノ平まで5km強

〈熊ノ平小屋〜間ノ岳〉
・三峰岳まで標高差400m程度。緩やかな登り。
・三峰岳から本格的な岩稜帯
・トラバース路は、ズルズルのザレやゴーロなど盛り沢山

〈北俣岳分岐〜蝙蝠岳〉
・北俣岳は痩せた岩稜。
・その後は基本緩やかな砂礫のだだっ広い尾根が続く。

その他周辺情報

熊ノ平小屋
・テント１人2000円
・水場・トイレ至近。
・ドコモは間ノ岳方面に５分ほど行くと繋がる。

写真

9/3 3:27

三伏峠小屋休業のお知らせ。
「疑い」だけで2週間閉めるって、思い切ったなあ。
なお、テン場も休業とはなっていたが、幕営者は結構いた。

9/3 3:56

登山口の伝言板。「ザックが重〜い！背中に婆さんいる感じ」…うん。お疲れさん😅

9/3 4:08

三伏峠までは10段階の距離表示

9/3 5:51

三伏山あたり。晴れるか！？と期待したが、結局晴れず。

9/3 8:25

黙々と歩き塩見。ゲートから5時間。今回はここからが本当のスタート。

9/3 8:44

なぜかここだけ両サイド露出。

9/3 9:27

朽ちた小屋。このへんから雨だったと記憶。

9/3 9:36

激しい浸食

9/3 9:36

北荒川岳。サルがいたけど逃げられた。

9/3 10:20

新蛇抜山。せめて眺望があれば…。

9/3 11:00

安倍荒倉岳。なぜ新蛇抜岳とこの山が百高山なのか、意味不明。

9/3 11:48

熊ノ平小屋の写真撮り忘れ。マイテントの勇姿。意外にもペグがよく刺さり、ピシッと張れた✨

9/3 13:31

嬉しいお知らせ🎵
小屋から5分程度の場所でケータイ繋がるなんて。…って感覚が既におかしいのかもしれない😓

9/3 14:14

雷鳥。すぐハイマツに消えていった。

9/3 14:54

間ノ岳到着。これで光岳から北岳まで繋がったことになる！

9/3 15:23

トラバース路で戻る。吸い込まれそうなガレ斜面

9/3 15:28

圧倒的ガレ感。殺伐度MAX。写真ではわかりづらいが、スケールが違う

9/3 15:42

トラバースとは言っても、距離がハンパない。アップダウンも地味にあるし。

9/3 16:14

何のテントだろうね？

9/3 16:15

縦走路に復帰。ここにきて青空。予報だと夕方雨だったけど。

9/3 16:19

小屋とマイテントが良く見える。
結局この日のテントは自分を入れてソロ2人と2パーティで計7張だった。

9/3 16:28

崩落箇所…。雨のたびに侵食されていきそうだね。

9/3 17:18

農鳥を眺めているうちに日が暮れる。

9/4 5:27

2日目。富士山のお目見え

9/4 5:54

タイミングよく森林限界まで上がって来られた。

9/4 5:59

間ノ岳。でかい。遠景だと三峰岳は「岳」と呼べないほどの小ささだな。

9/4 5:59

中央アルプス

9/4 6:17

千丈，甲斐駒，間ノ，農鳥を望む。なんという贅沢

9/4 6:58

分岐にデポして蝙蝠岳へ。まずは細い岩稜を進む。

9/4 7:03

岩稜を越えれば比較的平坦な極上トレイルが待っている🎵

9/4 7:19

ちょこっと樹林帯も

9/4 7:59

中々着かない！
奥に見えるのも多分偽ピーク

9/4 7:41

蝙蝠岳，獲った。結局北俣岳分岐から1時間かからず来れた。

9/4 7:47

前日の天気がイマイチだったこともあり，爽快感マシマシ。気持ち良すぎる。

9/4 7:48

蝙蝠からの塩見は，端正なシルエット。

9/4 7:49

二軒小屋へ下る稜線。ここを歩く日は来るだろうか…？

9/4 7:49

圧倒的な荒川三山。

9/4 7:51

塩見岳と北俣岳

9/4 7:55

富士山ズーム。これほどの迫力のものは久々。

9/4 8:23

帰路は北俣岳へダラダラ登り。シンドい😵

9/4 8:46

北俣岳には山頂標識なかった。

9/4 8:46

塩見までの道。結構ある

9/4 9:29

塩見岳東峰。やっとここまで戻ってきた。

9/4 9:34

雲が多くなってきた。

9/4 9:35

下山開始！3時間で下りたいけど…まあ，無理だよなあ。

9/4 9:51

西側からも雲が迫ってきて，樹林帯に入ると完全に曇りになってしまった。

9/4 11:19

やっと三伏山。

9/4 11:27

三伏小屋。塩見岳から2時間。

9/4 12:01

崩落個所。急斜面のトラバースなので，ちょっと緊張する。

9/4 12:25

登山口から1/10あたりに狂い咲いていた。

9/4 12:28

登山口にはチャリ多数。ゲートから3キロもないし、そんなに恩恵あるかな？と思ってしまう。

9/4 12:51

帰還。塩見岳から3時間20分。2日でダラダラ60kの距離。行動時間以上に長く感じた…😵

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

SC-01K samsung

装備

備考

靴：スポルティバ　ウルトララプター　レザー
ザック：山と道　ONE
カメラバッグ：ミステリーランチ　DSLRチェストリグ

レイヤリング上
アンダー：オンヨネ　ブレステックPPタンク
ベースレイヤー：アイスブレーカー　テックライトSS
ミドルレイヤー：アンサー4　パワーグリッドフーディ（不使用）
レインウェア：モンベル　ピークドライシェル

レイヤリング下
アンダー：オンヨネ　ブレステックPPブリーフ
パンツ：山と道　5ポケットショーツ
レインパンツ：ノースフェイス　ストライクトレイルパンツ
その他：アクシーズクイン　ツユハラヒ
ゲイター：アクシーズクイン　クナイ

インサレーション上：パタゴニア　マイクロパフフーディ
インサレーション下：ME　パウダーパンツ

幕営具
テント：テラノヴァ　ソーラーフォトン2
シュラフ：SOL　エスケーププロヴィヴィ
マット：山と道　ULパッド＋

当初携行水量：アミノバイタル1500ml　コーラ500ml
行動食：自作ジェル、ブラックサンダー
小屋購入：なし

感想

すけ

塩見岳と間ノ岳をつなぐ旅。ついでに未踏の百高山、蝙蝠岳も。

何の支障もなければ、塩見から間ノ岳方面に行けば仙丈か北岳に縦走していくのが自然な流れ。
にもかかわらず鳥倉から間ノ岳をピストンするとは、我ながらバカみたいだなと思いつつも、蝙蝠を踏み、予約不要の農鳥小屋テン泊で計画したことと車回収のコストを考え、こんな行程に。

最初から熊ノ平泊で計画できていれば、2日目は千塩尾根をそのまま抜け、北沢峠に下りていたことでしょう。

1日目は予報よりもだいぶ早く午前中から雨で、気分も上がらないまま熊の平まで。
可能ならここで幕営したかったところ、予約なしでもOKで、ありがたく張らせてもらいました。
テントを張った直後に本降りの雨。2時間弱で落ち着いてきたので間ノ岳へ。

夜は冷え込みもなく2日目は好天。北俣岳から蝙蝠岳の稜線は富士山と荒川岳を望む絶景でした。来て正解。
時間が経つと雲が増えてきたけれど、その頃には既に樹林帯。概ね予定どおりに下山

2日目の好天で帳消しにはなりましたが、やはり南アの縦走はツラい…。特に樹林帯の縦走路はコースタイムに対してどの程度で行けるか、時間が読みにくいのが一番。
それもあり、今回はだいぶ保守的な計画になってしまいました。

あとは千塩尾根の残りを歩けば南アの主稜線は繋がる…。それより百高山が今回で90を超えたので、百高山コンプが先かな。