行って来ました 南アルプス前衛峰 雨乞岳
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- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 880m
- 下り
- 869m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小淵沢ICで高速道路を降り、甲州街道もスイスイ。 ヴィレッジ白州までの林道は全面舗装されています。対向車は一台もなくヴィレッジ白州に着きました。ヴィレッジのコテッジを横目に進むと登山口の駐車場がありました。10台程駐車出来そうなスペースにすでに、2台の車が停まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から比較的なだらかな登りです。丸太で土留めされた階段が次々と現れ、良く整備された遊歩道です。全行程の最初の1/3はこのような状態です。#3の標識を過ぎるとようやく登山道らしくなります。 快適な尾根歩きのあと、ピークを巻いて緩やかなトラバース道となります。時々登りがいのある場所もありますが、そう長くは続きません。ガレ場上で一旦なだらかになりますがすぐに勾配がきつくなり、登り切ると笹原が広がっています。 笹原を渡ると道は左手に曲がり、細い尾根道となります。樹木が途切れ甲斐駒が姿を見せます。その右手には鋸岳、左手には早川尾根と薬師岳、さらに左手には富士山も見えます。少し下って登り返すとそこが頂上でした。 道の駅の「つたの湯」で汗を流しました。 |
写真
感想
先々週、鳥原から目指した雨乞岳でしたが、危うく熱中症。ツリツリ下肢を引きずってなんとか水晶ナギ迄は行きましtが、雨乞岳は断念せざるをえませんでした。今日はそのリベンジです。でも、あの溝状の登山道、風もなく、だらだらと変化のない道を再び登る気にはなりません。雨乞岳にはもう一本別の登山ルートがあります。今日はそちら、ビレッジ白州からのルートを登ることにしました。先々週は夏山訓練のため、大き目のザックを背負って登りましたが、今日はリベンジするのが目的、小さなザックに水2Lとヤマセンボトル500ml、雨具等、必要最小限の荷物にとどめます。
ビレッジ白州の登山口に入ると、気持ちの良い新緑の雑木林の中、たっぷりオゾンを吸いながら遊歩道を歩きます。ひんやりとした風が頬をなでます。フタリシズカやコアジサイが密生しています。今日はなんだか登れそうな予感、時間はたっぷり、ゆっくりゆっくり歩を進めます。ジュジュジュルルル、まろやかなハルゼミの大合唱、カタカタカタカタカタカタカター、軽快なキツツキのつつく音、カッコウカッコー、トリの姿は見えませんが森の中は賑やかです。ザックにつけたクマよけ鈴の音がかき消されます。
遊歩道が終わるとようやく登山道らしくなります。山の中の平らな尾根道は、わたしの大好きな、最も得意とするところです。時々勾配がきつくなる場所もありますが、登り切るとまた平になります。ガラ場上から再び勾配が増しますが、登りついた笹原に一本の緩やかな道が延びています。ハルゼミの大合唱はクワルテットに代わり、そして演奏会は終了します。 風は相変わらずヒンヤリ頬をなでますが、ムシムシムシ、虫が目の中・口の中に飛び込んできます。
笹原から左手にカーブし、樹木が途切れた場所に出ると甲斐駒が姿を現します。先々週、水晶ナギからは大岩山に隠れて見えませんでしたが、谷筋に雪を残した甲斐駒、鳳凰、雲を冠っていますが富士、う〜ん、満足満足。頂上まで、コースタイムは3時間、わたしの所要時間は3時間6分。ゆっくりゆっくり登ってきましたが僅か6分の遅れ、これまた大満足。青空の下、お昼御飯を摂り、ツユの晴れ間のひと時を、誰もいない頂上で過ごしました。
ヴィレッジ白州からのこのルート、変化があって、涼しい風も通る尾根道、頂上からの眺めも良く、南アルプス前衛峰雨乞岳は良い山でした。同じ山でも登り方によってこんなに印象が変わるんですね。見方によって変わるのは、なにも山だけではありませんが・・・。
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