「平ヶ岳」貸切の山中で熊を見た!
- GPS
- 13:32
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,762m
- 下り
- 1,746m
コースタイム
・07:00 下台倉山 (2h)
・07:45 台倉山 (45m)〜この先姫池まで道迷い注意
・08:30 白沢清水 (45m)
・09:40 姫池 (50m)
・10:10 平ヶ岳 (30m)
・10:50 ご飯休憩40分
・11:10 姫池 (20m)〜この先台倉山まで道迷い注意
・12:15 台倉清水 (1h05m)〜この先で熊を見る
・12:30 台倉山 (15m)
・13:10 下台倉山 (40m)
・14:30 鷹ノ巣駐車場 (1h20m )
・TOTAL9時間30分
天候 | ・嬉しい晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・上記駐車場は御池ロッジより右に分岐し14km、約30分です。 ・御池ロッジは東北道「西那須野塩原IC」より102km。 ・IC〜駐車場まで深夜OPのコンビニ3軒〜ICから40km先のYデイリーが最後です。 ・IC〜駐車場まで深夜OPのGスタンドありません〜上河内SAでの給油をおすすめします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは登山口にあります。 ・チェーンスパイク(軽アイゼン)は持参しましたが使用しませんでした。 ・熊鈴もしくはラジオ必携。 ・水場は1つも確認出来ず。 ・トイレは駐車場のみ。 ・やせ尾根、倒木、トラロープ設置の急登と注意が必要なポイント多数です。 ・赤リボンごく少量定期的にありますが非常に分かりにくくルートロストに注意! ・所々出ている夏道は(木道)は雪解け水で滑りやすい。 ・下山後の温泉は「燧の湯」500円/人。 |
写真
感想
*注意! 残念ながら熊の写真はありません。
そろそろガッツリ行きたいな〜。
温かくなってきたことや日が長くなってきたこと。
地元丹沢のショートハイクが多かったりしたことでそんな風に思い始めていました。
連休を取って2日間まるまる山三昧してもいいかな〜とかみさんに相談したら
「どうぞ〜」と言ってくれたのでワクワクしながら計画を立て始めます。
未踏の百名山ハント、北アルプスにテント泊、南アルプスに山小屋に・・・
楽しい妄想はふくらむばかり(笑)!
悩んだ挙句、候補を3つにしぼり一番天気のよさげな山に行くことにします。
この時期の天気は変わりやすい。
もちろん同様に天気予報も変わりやすく金曜、日曜と全然違う予報。
最終的に出発当日の朝に行き先を決定することとなりました。
出発当日仕事を終えそのまま山へと向かいます。
「鷹ノ巣駐車場」までは320km〜ナビ予想で6時間です。
特に渋滞もなく高速順調で西那須野塩原IC下車。
ここから下道120km(汗)。
桧枝岐村は遠〜いです。
最後のコンビニでビールを購入し出発から5時間半ようやく到着しました。
352号線は樹海ルートと呼ぶだけあって御池ロッジからどんどん山奥に入っていく感じ。
真っ暗な駐車場には1台の先行者もなく自分1人だけ・・・非常に不気味です。
車内灯を点け、明日のルートや下調べした注意点を入念にチェックし
軽めの晩酌で就寝です。
午前3時アラームの音で目を覚ましますが当然のごとく真っ暗で不気味。
この暗い中準備して出発する気にはなれず、4時にタイマーをセット
しなおし、もう一度寝ました。
午前4時、明るくなった駐車場からは不気味さが消えすがすがしい感じです。
おにぎりをほうばりながら準備をし午前5時いよいよ出発です!
平ヶ岳登山口とかかれた大きな看板の横を歩いていくとすぐに森の小道
のような山深い雰囲気になります。
さらに歩くと小さな橋がありそれを渡ると沢山のウツギが出迎えてくれます。
その少し先に「平ヶ岳10.5km すぐにやせ尾根です」という看板があり
いよいよ本格的なアタック開始です。
看板の通り、すぐにやせ尾根がはじまります。
左を見れば燧ケ岳が良く見えるのですが両側切れ落ちた尾根歩きは
景色ばかりを楽しんでもいられません。
先のほうまで見えている尾根はトラロープ設置箇所が何箇所もあり
かなり体力を使います。
それでも左右に広がる眺望に心は癒され辛いながらも楽しく登れます。
下台倉山までの急登を登りきればコイワカガミやショウジョウバカマの咲く
緩やかな稜線歩き。
三角点のみの台倉山を過ぎ台倉清水までは問題なし。
さぁここから残雪が増えルーファイの開始です。
昨年、一昨年と同時期に登っているお友達のレコを参考にしてのアタックですが
本当に道が分かりにくい。
時折、赤リボンやペンキマークがあるのですが非常に少なく木道もその大半が雪に
覆われており倒木などもまた道を分かりにくくしています。
なんせ1人貸切の山の中。
誰にも頼ることが出来ないので絶対に迷えません。
道が見えなくなったら立ち止まり、GPSで方向を確認。
木道や夏道、リボンを探しながら慎重に慎重に。
慎重にそれでいて道を見つけたら足早に歩き白沢清水を通過。
同じようにルーファイしながら歩いていくと次第に雪がなくなり
視界が開け最後の急登となります。
道が分かればもう安心。
ガッシガシ登り、登りつめたその先には「おお〜」なんとも幻想的な!
こんな山の上に池が広がっています!
素敵な場所ですね〜!
さぁここまでくれば山頂はもう目前。
木道を歩いていくと山頂到着。
百名山66座目登頂しました!
きついけど楽しいな〜♪
山頂ポーズをセルフで撮ったら眺望を楽しみながら木道のど真ん中で
弁当広げます(笑)。
かみさんお手製の弁当を頂きながらたっぷり40分休憩し下山開始。
下山時こそルートロストに気をつけなければ!
姫池まではテクテクと急斜面をくだりさぁ慎重に。
これだけ慎重に歩いているのもかかわらず2度ほどルートを見失い10mほど
戻ることがありました。
登ったときのトレースは大半が消えかけて分かりにくい箇所が多数。
やはり登り同様に気を抜けませんね。
白沢清水を過ぎなんとか大きなルートロストもなく台倉清水到着。
まずはほっと一安心。
あとはガシガシ下るだけ〜と気を抜いて歩き始めたら
な、なんと!
15〜20mほど先の登山道を小熊が歩いているではありませんか!
一瞬、血の気が引きましたが「熊と目があったら背を向けない!
後ずさりする!」など冷静に頭をめぐらせその場に立ち尽くします。
熊の姿が見えなくなって5分ほどしてから持っていた鈴をおもいっきりリンリン
鳴らしながらそ〜っと歩いていき台倉山到着。
もう熊の姿はどこにもありませんでしたが下台倉山までペースを上げ
完全に大丈夫と確信し最後のやせ尾根を下り無事に下山終了しました。
今回の平ヶ岳アタックにあたりとにかくルートロストだけは気をつけようと
細心の注意を払い「台倉山〜姫池間」を登り下り無事にクリアできたと
思ったら、まさか熊を見かけちゃうとは!
いろんな意味でキツサも辛さも楽しさもそして達成感満点の最高の山でした。
下山後に途中のお食事何処で山バッチGET!
その際「平ヶ岳に熊いるんですか?」って聞いたら
「この辺にもいるからそりゃ〜いるでしょうね」って軽く言われちゃいました(汗)。
下山後は燧の湯にて疲れを癒し、前泊ポイントへと向かいます。
平ヶ岳も越後駒も開山前のこの時期は国道352号線通称樹海ルートが
まだ一部通行止めで福島〜新潟間が抜けられません。
この樹海ルートが開通していれば鷹ノ巣駐車場から越後駒の登山口の一つ「駒の湯」まで
50km程度でいけるのですが、開通前なので只見を通り新潟方面へ行くことにしました。
鷹ノ巣駐車場から只見を通り、前泊ポイントの「道の駅ゆのたに」
まで約140kmです。
一山たたいたあとの峠越え運転はちときつかったですが平ヶ岳を制した達成感と
翌日に登る予定の越後駒ケ岳に思いをはせながら道中運転しました。
いろいろありましたが最高の山でした!
この日の入山者は自分1人。
人が沢山いる山は嫌ですが1人も寂しすぎですね(汗)
今回、この山へアタックするにあたり直近の6月7日に登られた「Tai-keita」さん、
そして昨年同時期のsatoyamaさん、一昨年同時期のkuniyanさんのレコを
かなり参考にさせて頂きました。
ありがとうございました!
百名山66座目「平ヶ岳」の記録でした。
翌日の「越後駒ケ岳」に続く・・・。
fallさん。こんにちは!
私の思い出深い平ヶ岳
いとも簡単に同時期に落とされましたね !
道中貸切の平ヶ岳でしたか! 姫ノ池の絶景は記憶に深く残ったでょ!
全身熊笹の粉で緑色にならなかった?
小熊が居たって事は・・。
写真が数段に良くなってるじゃん。
お花の写真もジャスピンだし
翌日は越後駒ですか。写真楽しみです!
kuniさん、おはようございます
奇跡の1コメ&1拍手返し&次のレコまで1拍手目
を頂戴し誠にありがとうございます
全然いとも簡単じゃないですよ〜
一人ぼっちで道迷いは洒落にならないのであそこの
区間は道中ドッキドキでした
山であんなに集中したのはかなり久しぶりです
姫ノ池の絶景最高でしたね〜
急登を登りきったらいきなり現れて思わず「おお〜」って
叫んじゃいました
おかげさまで藪漕ぎはそれほどしていないので服は綺麗なまま
お母さんにもお会いしませんでした
kuniさんに写真褒めてもらえるなんて〜
うちの師匠に褒めてもらえるより10倍は嬉しいです
次のレコ ・・・写真はすいません
fall
貸切でルートミスより怖いっすね
私とくにやんが気を付けていてもやらかしたルートミス。
fallさんは同じ轍を踏まなかったようで何よりです
でも、ホッとしたのもつかの間、bigなおまけがつきましたね
静寂の木道で、愛妻弁当
くぅ〜、格別だったでしょ
帰りを考えなかったら、あそこで昼寝したいほど、気持ちいいところですよね
姫の池も最高だし、心に深く残る山、平ヶ岳ですね
とうとう見ちゃいました
satoさん、おはようございます!
今回もGPSの軌跡使わせていただきました
ありがとうございました!
いや〜一人でルート見失ったらかなり焦るので見つけづらい所は
かなり時間かけてジ〜って探しました。
きっとかみさんが一緒にいたらkuniさんやsatoさんと同じ轍を
踏んでいたかもしれません
熊は・・・こちらも一瞬血の気がひきましたよ〜
貸し切りならではの木道ど真ん中
格別でした〜
帰りを考えなければ・・・まったくおっしゃる通りです
最後まで気が抜けないながらも本当にいい山でした。
いずれかみさんと再訪したいと思います
fall
fallさん、初めまして
平ヶ岳お疲れ様でした
そして熊から難なく逃れて幸いでした(^_^;)
拙いレポですが、参考にしていただいたということでレポを上げた甲斐がありました
私たちが登った時とは違い、やはり晴れ渡ると池塘と平ヶ岳が映えますね(⌒^⌒)b
そして、健脚で無事に踏破されたのがなによりです
どこが厳しいとかそういうのは特にない山ですが、行くにも遠く、登るにも遠い山だけに時間の使い方と体力勝負な山って感じでしたね(*^^*)
その後、越後駒ヶ岳も登られたということで、ホントにお疲れ様でした(*´▽`)ノノ
Tai-keitaさん、はじめまして!
わざわざコメントありがとうございます
直近のTai-keitaさんのレコのおかげで平ヶ岳の状況がわかり大変助かりました!
ありがとうございました
何度も何度もよませていただきました
その後、足の具合は大丈夫ですか?
あのロングをあそこで捻挫した状態からよく登りきりましたね〜
気合と根性ですね
ご長男さんもすごい!
自分も子供が産まれ、もうすぐ1歳なんですがTai-keitaさんのように
子供と登山したいと思っていてどうしたら山を好きになってくれるかな〜と
考えてるんですよ
>行くにも遠く、登るにも遠い
確かに!
それだけに行ったら絶対に敗退したくない!
お互いお疲れ様でした
足のお怪我お大事に!
fall
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する