記録ID: 466134
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
[お初♪黒戸尾根の雷鳥さん]甲斐駒ヶ岳(竹宇駒ヶ岳神社からの往復/黒戸尾根ルート)
2014年06月16日(月) [日帰り]
- GPS
- 10:43
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 2,472m
- 下り
- 2,474m
コースタイム
4:00 尾白川渓谷駐車場
4:05 竹宇駒ヶ岳神社(参拝)4:10
5:26 笹ノ平分岐 5:30
6:31 刃渡り
6:54 刀利天狗
7:28 五合目(屏風岩)
8:00 七丈小屋 8:10
8:59 八合目御来迎場
9:53 山頂 10:20
11:00 八合目御来迎場
11:34 七丈小屋 11:40
12:07 五合目
13:38 笹ノ平分岐
14:35 竹宇駒ヶ岳神社 14:38
14:43 尾白川渓谷駐車場
往路:5時間53分
復路:4時間23分
※休憩時間を含む
4:05 竹宇駒ヶ岳神社(参拝)4:10
5:26 笹ノ平分岐 5:30
6:31 刃渡り
6:54 刀利天狗
7:28 五合目(屏風岩)
8:00 七丈小屋 8:10
8:59 八合目御来迎場
9:53 山頂 10:20
11:00 八合目御来迎場
11:34 七丈小屋 11:40
12:07 五合目
13:38 笹ノ平分岐
14:35 竹宇駒ヶ岳神社 14:38
14:43 尾白川渓谷駐車場
往路:5時間53分
復路:4時間23分
※休憩時間を含む
天候 | 晴れのちくもり(山頂付近はガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場までR141、県道611号、R20号、県道614号などを利用 駐車場は普通車約80台、大型車約5台駐車可、水洗トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆駐車場〜神社◆ 未舗装の砂利道です。特に危険箇所はありません。 ◆神社〜笹ノ平◆ 通称「十二曲り」。渓谷沿いの尾根をつづら折れに登ります。地味ですがなかなかの急登です。なぜか登りよりも下りの方が長く感じます。 ◆笹ノ平〜五合目◆ 通称「八丁登り」。笹原の中を急登→なだらかな道を何度か繰り返し、視界が開けたところが刃渡りの険です。鎖がありますし、ステップも切ってあるのでそれほど危険は感じませんが、荒天時など岩が濡れているとヒヤっとするかもしれません。刀利天狗後は黒戸山を巻き、五合目で一旦鞍部に降ります。 ◆五合目〜七丈小屋◆ ハシゴや鎖場の連続する区間です。ストックは一旦収納されることをお勧めします。 ◆七丈小屋〜八合目◆ 七丈小屋の水場はまだ使えません(6/16現在)。トイレは使用できました。七丈小屋より上は、ダケカンバやシャクナゲなどの灌木帯を縫うようにつづら折れの道が連続します。3年前の6月に積雪路を直登し、かなり消耗した苦い思い出のあるところです。雪がところどころ残っていますが、ほぼ夏道が出ていますので迷うことはありません。 ◆八合目〜山頂◆ 八合目から九合目(山頂社)大岩の間を鎖等を使ってよじ登る箇所が続きます。ストックは一旦収納されることをお勧めします。ロッククライミングのための踏み跡が散在しますので、間違えて入り込まないように注意が必要です。 八合目と九合目の間の厄介なトラバース道は、問題なく通行できます。アイゼン等は必要ありません(写真参照)。 下山時に、鉄剣の刺さった大岩の辺りで雷鳥(♀)に出会いました。早足であっという間にいなくなってしまいました。一概には言えないのでしょうが、北アのに比べると警戒心が強いようです。単独でしたので、近隣の山から飛来した個体かもしれません。 この日は、七丈小屋の管理人さんが下山される日と偶々重なりました。飲料水の確保のためだそうです。そうとは知らず登ってきた小屋泊予定の人が何人も下山を余儀なくされたようです。可能でしたら、事前に宿泊の可否について確認された方がいいかもしれません。 下山後は、白州・尾白の森名水公園べるが内「尾白の湯」に立ち寄りました。登山口から近く、とても便利です。 (10時〜21時/毎週水曜日定休/大人720円、小人420円※いずれも北杜市民以外) http://www.verga.jp/ |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
撮影機器:
感想
◆夏山シーズン到来!スタートはやっぱり黒戸尾根から◆
6月5日の梅雨入り(関東甲信)後、降り続いた雨によってみるみるうちに残雪は姿を消していきます。
雨の季節だからといって家に引きこもっているのはもったいない!ということで、貴重な晴れ間に甲斐駒ケ岳を訪れました。
北沢峠へのバスの開通後(今年は6月15日)は、表参道とはいえ黒戸尾根を歩く人はめっきり少なくなります。まして今回は平日。出会ったのは10人前後でした。
静けさを取り戻した黒戸尾根でも寂しくないのは、駒ヶ岳講の偉人達が随所で見守っているからでしょう。それに加え、賑やかに鳴き交わす鳥たちが心を和ませてくれます。
今回は残念ながら展望は得られませんでしたが、雷鳥やクワガタムシとの出会いがありました。
黒戸尾根はこれで三度目ですが、毎回新しい出会いと発見に心踊らされます。
また、折を見て再訪したいと思います。
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訪問者数:2050人
lynx1218さん こんばんは^^
今シーズンもこの尾根に行かれましたね^^
6時間を切っての登頂
更にパワーアップされている変わりない健脚ぶりに 脱帽 です(^^ゞ
雷鳥との遭遇も
私も3年続けてlynx1218さんを含めてヤマレコユーザーの皆様の
影響を受けて捕り付かれている尾根筋!
キツイのにまた行きたくなる魅力は???なんなんでしょうね?
焦らず気よわず・・・自身のペースでその健脚がまつわるレコが届けられることを
楽しみにしています
naotosasさん、こんにちは。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
残雪期のサザンオールスターズを見ておきたくて、行ってしまいました。
昨年よりも1時間早く登頂できましたが、それでも師匠にはまだまだ及びません
登山に適した身体づくりのため、さらに研究が必要なようです。
標高差に由来する植生の変化、森の空気の中を駆け上る爽快感、そして好展望が魅力なんでしょうね。
下山してからも麓からその雄姿を仰ぎ見て、長く達成感に浸れることも大きな要素かもしれません
今年は未知の山域にも挑戦してみたいと考えています。
また、レコなど参考にさせてくださいね
lynx1218さん、こんにちは〜
いつか行ってみたいと思いつつも
気が引けてしまうのが黒戸尾根なんですよ〜
これで3回目とは。すごいですね!
らいちょうさん、こんにちは!
コメントいただき、ありがとうございます。
高山からはちょっと遠いけど、新車の足慣らしも兼ねてぜひいらしてください。
森林限界が高いため森が深いこと、気候、そしてお花や動物の分布・生態など、同じアルプスでも南と北では様々な違いがあり、それを見つけるのも楽しいですよ〜
3回目とはいってもその都度山は違う表情を見せてくれます。
同じ山、同じコースとは思えないくらい。
焼岳もそうですよね?
きっとまた行ってしまうんだろうな〜
16日は午後からガスの予報でしたが午前中に青空は隠れてしまったようですね。
雷鳥さんにもクワガタにもいまだにお目にかかったことがありません。
見たのはどこにでもいる猿だけです。
まあ、50回〜100回と登っていけばそのうちお会い出来るかな?
siriusさん、こんにちは。
コメントいただき、ありがとうございます。
この時季ですのであまり展望は期待していなかったのですが、予想以上に早くガスに巻かれてしまいました。
でも、登頂直後は塩見岳や悪沢岳、小河内岳はかろうじて見えたので、十分満足です。
雷鳥は突然目の前に現れたので、本当に驚きました。
会いたいと思えばなかなか会えないのが常ですので、無心が呼び寄せたのかもしれませんね
まあ、姿が見えないだけで、森には生き物の気配が満ちていますよ。
鳥や蝉の声でとても賑やかでしたし
そういえば、最近南アをはじめ、あちこちで鹿の食害をよく耳にします。
鹿は増えているのに、一方で雷鳥は生息域を狭めつつあります。
静かに、でも着実に自然のバランスが崩れているような気がします。
リニアが通ったらそれに拍車がかかるような気がして…本当に心配です
lynx1218さん、はじめまして!
もうすでに3回目なのですね。すごいです
小生は初めての黒戸尾根だったので、新鮮なことばかりで驚きの連続でした。
山頂のガス具合から雷鳥にも出会えると思っていたのですが、当日(6/14)は残念ながら出会えませんでした。クワガタにも会えたなんてうらやましい
お花の名前が気になったのでコメントさせていただいたのですが、No.20のハクサンシャクナゲは「キバナシャクナゲ」だと思います。葉っぱが丸っこいので、キバナかなと。ハクサンシャクナゲはもっと葉っぱが細長く特徴的だと思います。
mi88nさん、はじめまして。
コメントいただき、ありがとうございます。
6/14のレコ、興味深く拝見しました。
初めてなのに、日向八丁尾根とあわせて周回なんて!すごいです
日向八丁尾根ルートは昨年再整備されたと聞きます。道標やハシゴ・ロープの写真からもその様子が伺えますね。
鞍掛山からの甲斐駒は私も拝んでみたいので、こちらこそ参考にさせてください。
さて、ご指摘の件ですが、確かにおっしゃる通り葉の形状や花弁の色、高山帯での分布などから「キバナシャクナゲ」ですね。
さっそく写真のコメントを修正しました。貴重なアドバイスをありがとうございます
私は動植物が好きなもので、単独行でも全く苦にならないのですよ。
歩いていても常に周囲が気になってしまいます。
特に早朝だと登山道の「マーキング」が微笑ましいですよね。
(獣)「俺様はここにいるぞ〜!」
(私)「はいはい、分かりました」なんて。
せっかくの山行ですので、ほんの少しの変化でも見逃さないように心掛けています
コメントにも書いたのですが、南アの雷鳥は警戒心が強いようですので、人が多い土日はなかなか出会えないのかもしれません。
甲斐駒周辺であれば八合目より上、ハイマツやシャクナゲの藪の辺りで人通りの少ない時間帯が狙い目かと思われますので、またいらしてみてください
lynx1218さん、こんばんは!
いろいろとご教示ありがとうございます。
小生も山が好きな前提として動植物が大好きなんです
結構なスピードで歩いていても小さな花や動くものには目を持っていっちゃいます。
でも獣臭に関しては、まだまだ修行が足りません。専門家さん言わせると「獣臭い」のがわかるようですが、その辺に関しては鈍感です
平日の甲斐駒、是非行ってみたいです
今年も黒戸尾根行かれたんですね♪
二年前の今頃テント泊で行きました、テント場から二回も山頂に行ったのに、同じように山頂はガスってました!(笑)
登頂、六時間切り!(';')凄い!
nekojigenさん、こんにちは。ご無沙汰しています。
コメントいただき、ありがとうございます。
テント泊もいいですよね〜
夜は甲府辺りの夜景がきれいだと聞いたことがあります。
9月の台風が一段落すれば安定した晴天が続きますので、その時にでもぜひまたいらしてください。
去年の四国滞在からもう一年経つんですね
笹原と樹林の緑のコントラストの美しいあの稜線が、懐かしく思い出されます。
機会があればまた登りたいです
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