ついに来ました小笠原諸島母島 夕暮れ前に宿の裏山「小剣先山」をひと登り(東京都 小笠原村 母島)
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- GPS
- 00:29
- 距離
- 1.2km
- 登り
- 105m
- 下り
- 99m
コースタイム
- 山行
- 0:28
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 0:31
天候 | 晴れですが夕方スコールあり さすが南国 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船
http://www.ogasawarakaiun.co.jp/ 小笠原へはフェリーの運航スケジュールの都合で、5泊6日で計画を立てる必要があります(うち船内2泊)。くわしくは小笠原海運のホームページで要確認。 また現在は運航日前々日の13:00〜17:00、もしくは前日の8:30〜11:00に竹芝桟橋に出向いて唾液から採取したPCR検査の検体を提出しなければなりません(陽性だとおがさわら丸に乗れない)。遠方だったり都合のつかない場合は郵送も可能だそうです。これも小笠原海運に問い合わせてみてください。 コロナの影響で旅客数を制限しているようです。繁忙期は乗船券の争奪戦になるので、早めの予約を。 おがさわら丸は荒天時、めちゃくちゃ揺れるそうです。船酔い対策は万全に。ははじま丸は小さめの船なので、普段から酔いやすいです。 小笠原ツーリスト https://ogasawara-tourist.com/ 旅行社を当たると小笠原旅行のパックが多数出てきます。私は今回現地の旅行社「小笠原ツーリスト」さんにお世話になりました。さすが地元というべきか、他の旅行社さんより安く予約できました。自分で全部手配するより、旅行社さんにお願いした方が手間が少なく安く上がると思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小剣先山登山口は母島沖港から徒歩5分。登山道はとてもよく整備されています。急峻な岩場もありますが、両脇に鎖が設置され安心して登れます。新潟の登山者には「角田山の灯台コースをギュッとコンパクトにした感じ」といえばわかりやすいでしょうか。 |
その他周辺情報 | 母島は商店、飲食店がとても少ないです。特に飲食店は営業日や営業時間が気まぐれなところもあるそうなので、あまりアテにしないか事前にしっかり確認しておいた方がいいでしょう。また小笠原諸島では野営が禁止されております。宿の手配は確実に済ませておいてください。 |
写真
いやー、長旅なので荷物が重い。めったに使ってない40肇競奪がパンパン
で、試合観てる最中にPCR検査終了の時間を迎え、それまでに連絡こなかったので陰性確定。明日無事におがさわら丸に乗船できます。ふー、よかった(安堵)
しかし帰りの京葉線は混んだなあ〜。試合が長くなったので、ちょうどメッセでやってたback numberのライブ終わりとかち合っちゃった
いやー、それにしてもラッシュ時の東京は人が多いですね〜。たまにしか来ないとあまりに多すぎてクラクラしちゃう。テレワークでいくらかは少なくなってるんだろうけど……。
年代的に「レインボーブリッジ封鎖できません!!」を思い出してしまうんですが、あれってもう20年も前なんだよなあ。これリアルタイムで知ってる人はおっさんおばさんですわ。ちなみに個人的に織田裕二主演の代表作は「踊る」よりも「お金がない!」だと思っています。あれむちゃくちゃ面白かったなあ〜。再放送何度も見ました。いや、まあ「踊る」も全部見たくらい好きなんですけれども
2つ島があるように見えますが、これ繋がってるんですよ。山の鞍部に八丈の町があって、地球は丸いので低くなってるところを隠しているんだそうです。
この後日没しケータイの電波も入らないので睡眠💤
クジラやイルカが出てくることもあるらしいですが、今回はいなかった……。
母島までは2時間の航海。意外と遠い💦新潟〜佐渡より距離あるみたい。そしてこのははじま丸はけっこうな上下動で、荷物整理するために手元を見たり、スマホ使ってると一発で酔います。外に出て潮風を浴びながら遠くを見るか、船室でぐったりしてるかじゃないともう辛い。帰りも乗るかと思うと憂鬱
今はスッキリ晴れてますが、時々スコールがありました。さすが南国小笠原、と言いたいところですが、今は関東でもふつうにスコールあるからなあ
感想
えー、実は先日、大学卒業してから新卒で入った会社を辞めました。前から会社に対していろいろ不満や不信感があったことに加え、ここ最近ただでさえ仕事量が多すぎて辛く悩むようになり精神面で一杯一杯、このままつづけてると気持ちが壊れそう、また「違う生き方をしてみてもいいだろう」と、思いきってこういう選択をしてみました。そしたら「超スッキリ」wwwまあしばらくはゆっくりして、興味ある資格があるのでうまいこと合格できたらそれを生かして就職、もしダメだったらアルバイトするつもりです。給料は安くてもいいし、暑さ寒さ早朝夜間何でもいいので、とにかく精神的に楽な仕事に就きたいです。当面の生活費は問題ないので、じっくりいきますよ。
さてそういうことですので時間だけは余裕ができましたので、以前からやってみたかったこと(二十年来の夢)「小笠原諸島へ行く」をこの機に実現させました。小笠原は船便の関係から少なくとも6日間の日程が必要となり、サラリーマンにはなかなか厳しいものがあります。ただプータロー(一応今は有給消化中の会社員)には何ら問題ありません。まあこういうときでもないと行けない場所ですよね……。
まずは前日の朝イチで上越新幹線に乗り浜松町の竹芝桟橋へ唾液から取ったPCR検査の検体を提出しに行きます。これが実は最大の難関で、万一陽性だったらおがさわら丸に乗れず旅行がすべてパーとなります。もし陽性なら夜までに電話かメールで連絡があるそうなんですが……、これは無事に突破できました!!いやー、でも連絡来ないかドキドキしましたよ〜。提出してからはヒマなので密かな趣味にしている博物館見学(今回は上野の国立科学博物館と東京国立博物館のハシゴ)したり、サウナ行ったり、マリンでロッテvs日ハム観たりしてました(私はロッテハァン)。しかしこの日は勝ったとはいえ、ここ最近のロッテの不甲斐なさには目に余るものがありますね〜。まあ今に始まったことじゃないけどさ……。ロッテの試合が終わってから海浜幕張駅へ歩いてると、やたら若い女子が多い。「ロッテと日ハムファンこんなに女子多いか!?」なんて思ってたら、どうやらこの日は幕張メッセでback numberのツアーがあったそうです。私は音楽聴かないのでback numberっていったら「ああ、太田のあんちゃんたちか」くらいの認識しかないのですが、男性アイドルみたいな客層ですやん。
話は大きく脱線しましたが戻しまして、翌日はいよいよ小笠原へ向けての出発日。まずは電車で浜松町へGO!!ですがラッシュ時の東京は人が多すぎてクラクラしますね〜。東京来たのはコロナ前以来だから3年ぶりなので余計にそう感じます。フェリー乗り場の竹芝桟橋には9時には到着していました。出港は11時なのでさすがに早すぎたか。10時から乗船開始でしたが先に高ランク席の乗客から案内され、最低ランク2等和室の私は最後。これは仕方ないねえ。ここでゴム製のリストバンドが配られるのですが、これは「PCR検査で陰性だった証」となるそうですよ。小笠原の商店や飲食店、宿でこれが無いといろいろ面倒になるそうです。
11時におがさわら丸はいよいよ出港!!乗客はけっこう乗ってるように見えますが、コロナで密にならないよう絞ってるから最大の半分くらいなのかもしれませんねえ。まずはデッキから東京湾岸の景色を眺めながら位置ゲーの位置登録しまくりです。レインボーブリッジは大きかったな〜。そして東京湾は航行している船多すぎ!!港にでっかいクレーン多すぎ!!貿易の要だということを再認識。あっ、そうそう。外洋出る前に酔い止め飲んどくの忘れずに。
外洋出てからはケータイの電波も怪しくなるので、船内の探索(実際のところ徘徊)をしてみましょう。佐渡汽船の船より少し狭いくらいかな?でもフロア数はおがさわら丸の方が多いからあまり変わらないかも。2016年就航という新しい船なので、キレイで揺れも少なく快適です。船内で売っているものもさすがに安売りとはいかないですが、本土でふつうに買うのと変わらない価格。このあたりはありがたいです。
で、外洋に出てからはひたすら海を眺めてました。三宅島や御蔵島、八丈島が遠くに見えてましたよ。伊豆七島の山にもいつかチャレンジしてみたいですね。揺れも波がたいしたことないこともあって全然酔う気配はありませんでした。酔い止めが効いていたのかもしれません。そして日没を迎え、暗くなったらひたすら寝る!!外洋に出てケータイが使えないと「海を眺める・食べる・飲む・寝る」しかないです。そして暗くなって船内のお店が閉まるともう「寝る」以外にすることはありません。
そして存分に寝た結果……、寝過ごして翌朝の日の出を逃してしまいましたwwwうーん、4時半には起きるつもりだったのになあ。気を取り直してこの日もひたすら海を眺めつづけます。雲は多少あるもののなかなかの晴天。並走して飛ぶカツオドリ、そして時々水面から跳ねるトビウオが見所。小笠原の海域にはクジラやイルカもいるそうなんですが、残念ながら発見できませんでした。
さて、そうこうしているうちに聟島列島(むこじま)が見えはじめ、いよいよ小笠原が近づきました。父島は思ったよりデカい!!そして山が急峻。この地形から見るに、海は相当な深さがありそうです。おがさわら丸は定刻どおり父島二見港に到着。ふぅ〜、ついに二十年来の悲願だった小笠原の地を踏むことができました。感無量。しかしたしかに海は青くてキレイなんですが、佐渡とあまり変わらん気がする……。佐渡がそれだけキレイということなんでしょう。
ここで1時間後の母島行きははじま丸に乗り換えです。このははじま丸は中型?の船なのですが、これの上下動がすごくて手元の荷物整理してたりスマホ見たりするともう一発で気持ち悪くなります(笑)横になってぐったりしてるか、遠くを見てるかしないと辛い。私も逆噴射寸前でした(笑い事じゃない)父島〜母島の海域は波が荒いのかも。
さあ、いよいよ母島の沖港に上陸です。宿のクルマが迎えに来てくれてました。歩いても5分くらいのところでした(笑)チェックインし荷物を置き船酔いから回復したら、足慣らしに宿の裏にある小剣先山(しょうけんさきやま 103.5m)に登ってみることにします。小笠原には自然保護のためガイド同伴じゃないと入れない場所がちらほらあるそうなんですが、宿で登れるかどうか確認したらこの小剣先山は「大丈夫ですよ」とのことでした。
いったん港へもどり、ここから街並みを眺めながら登山口へ向かいます。おがさわら丸入港日のははじま丸入港後は、新規の食材が入ってくるので島の食料品店は大盛況ですねえ。それを横目に見ながら小剣先山の登山道に入ります。とてもよく整備された登山道です。上に行くとそこそこ急な岩場がありますが(岩場コースの場合)、危なそうなところにはクサリがはられており心配ありません(迂回路の「階段ルート」もあります)。港から15分、登山口から10分で小剣先山(103.5m)の山頂です。山頂から先には剣先山と母島最高峰の乳房山が見えますが、小剣先山からの先の道はありません。これらの山々に登るにはいったん下って登り直す必要があります。また反対側に目を転じますと、集落と港、そして海が一望できます。この山は「手近な展望台」といった位置づけなんでしょうか。
下山してからは宿に戻り洗濯してから、夕食をいただき(ご馳走でおいしかった)、今はまったりこれを書いています。明日はガイドさんについてもらって(ツアーなのでぜいたく)島内観光とちょっと山歩き……だそうです。どんなところに連れてってもらえるのかな!?個人的にはガチ登山してみたいけど、さてどうなりますか。
コメント
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お久しぶりです!
ヤマレコ復帰、おめでとうございます!
それにしても、復帰初戦が小笠原諸島だとはびっくりしました。
(=゚ω゚)ノ
私も若かりし学生時代、金はないけど時間はあったので、A’LINEで鹿児島から沖縄に行きましたわ。
小笠原は植生も新潟とは全然違うし、観るもの全てが新鮮に映るのでしょうか。
とても素敵な旅行ですね!
翌日のガイドツアーも楽しみにしていますね♪
※アップされるのであればですが(汗)
セカンドライフをスタートされるとのこと、この旅行も含めて、益々の発展を祈念しています!
いつもコメントありがとうございます。
いろいろ思うところがあり、別な生き方をしてみることにしました。とはいっても登山はこれからも同じように続けてまいりますので今後もよろしくお願いします!
小笠原はこんなときでもないと来られない場所なので来てみたのですが、宿の人やガイドさんに聞いてもやはり人生の転機に訪れる人が多いようですね。そういう人々の心を癒すだけの魅力がある島だと感じました。
ooihanimaruさまは鹿児島〜沖縄航路に乗ったことがおありなのですね!!私もあの航路は3回乗ったことがあります。途中で寄港する奄美、徳之島、沖永良部、与論での貨物積み降ろし作業眺めてるのが好きなんですよ。開聞岳がキレイに見えるのも印象的な航路です。
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