大岩岳 …西谷ルート
- GPS
- 03:19
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 427m
- 下り
- 426m
コースタイム
10:17 丸山湿原入口
10:23 丸山西分岐
10:39 大岩岳・千刈りダム分岐(東側山頂ルート)
10:45 岩場登り口
10:56 大岩岳山頂 〜休憩
11:04 出発
11:22 2個手前ピーク『もう少し』道標
12:00 南ルート分岐
12:20 大岩岳方面分岐
12:27 大岩岳、岩場・東側山頂ルート分岐
12:34 東山橋方面分岐
12:42 丸山南分岐
12:43 丸山西分岐
12:48 丸山湿原入口
13:05 宝塚西谷の森公園
天候 | 雨 …一時を除き、傘を差すのか迷う程度の小雨でした。 最寄のアメダス観測点『三田』当日の気温 朝の最低気温 17.8℃ (05:49) 日中の最高気温 22.7℃ (13:47) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
公園管理棟にトイレ、周辺に自動販売機有。 http://nishitaninomori.jp/index.html ※西谷の森公園側より、舗装路の続く丸山湿原入口に、新たに駐車場が整備されていますが、当日は施錠されており利用不可でした。様子を伺う限り、現状では一般開放はされていないようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝塚市域の丸山湿原エリアは、道標が整備された歩きやすい遊歩道、山間部も身の丈ほどの草が茂った区間もありますが、よく踏まれた山道が続きます。 しかし、神戸市域は整備された道標がなく、私設の道標やテープ頼りとなります。比較的、明瞭な踏み跡が多いものの、地形図の破線道に符合しないルートもあり、この山域に慣れていない方は、位置確認を慎重に行う事がお奨めです。 ■大岩岳東コース〜露岩危険エリア〜大岩岳山頂 丸山湿原入口より、東側より山頂へ至るルート、そして岩場登り口手前迄は道標の設置された遊歩道〜明瞭な山道です。但し、岩場登り口より西へ続くルートは、『丸山湿原・千刈りダム』と行き先は表示されているものの『倒木多し通行注意』と書かれており、これより西の分岐には道標が存在しません。また、案内図には『露岩危険!』との表記は見られるものの、そこに至るルートは記載されておらず、分岐にも私設の目印がある程度と整備された正規ルートではありません。 『露岩危険!』エリアは、一部に手の助けを借りる程度の急登箇所は見られますが、足元は比較的安定しています。知る限り、他の山頂へ至るルートと比較しても特別危険なルートではありません。 ■大岩岳山頂〜南ルート分岐 山頂直下の西への下りは急ですが、それ以外は特に急でもなく、地形図上に破線道が記されていないのが不思議な程、明瞭な踏み跡の続く山道です。やがて千刈貯水池の周回路に合流しますが、今回はその分岐を見落としました、目立つ看板がある筈なのですが。。 2.3度歩いたコースに付き、山腹をトラバース気味に続く周回路の特徴を覚えており、分岐を見落とした事、目指すべき分岐がまだ先である事に早く気付けたものの、私設の目印が混在するエリアに付き、特に初めて歩く方は位置確認は慎重に行う事がお奨めです、但し、地形図上の破線道の位置は正しいものではないようで、注意が必要です。 ■南ルート分岐〜丸山湿原入口 分岐は踏み跡の明瞭なルートが分岐しており、特に南側から見ると至って明瞭な分岐です。私設の道標とテープ目印は設置されており、当日は近年設置されたであろうビニール紐がルートを示していました。 大岩岳南山麓へ近付くと、地形図上に記された破線道と重なるルートです。山頂へのルートは最近私設の道標が設置されたようですが、それ以外はテープが設置されている程度です。 南西側の尾根を山頂へと向うルート、今回利用した南東側の岩場を経るルート間は、今回初めて歩きましたが、地図にない枝道や、背丈の高い草のお陰で解りにくいルートとなっていました。こちらも私設のテープ当の目印は数多く、注意が必要です。 【主な過去の記録】 ■大岩岳〜武田尾〜中山 2013年09月07日(土) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-341681.html ■千苅ダム〜大岩岳〜丸山湿原 2013年08月03日(土) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-328302.html ■丸山湿原〜千苅ダム〜大岩岳 2012年11月20日(火) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-246516.html |
写真
感想
昨年秋以来の大岩岳、振返ればそのときも雨でした。。
もっとも、雨具が必須である雨模様はスタート後1時間程度、それ以降は普段なら傘を差すのを迷う程度の小雨。千刈貯水池へ下る途中で雨具はお役御免となりましたが。。
短い区間ですが初めて歩くルート(ある意味、そこを歩くのが今回の目的?)、それ以外は1回以上歩いたルートのトレース。エリアを拡大した地形図を持参はしていたものの、地図を見る機会はありませんでした。しかし、分岐点を見落とし、一時的に自位置を見失っており、この山域は油断禁物です。
武庫川沿いの東山橋辺りでも標高150m程度、山中は概ね標高200m以上の起伏の少ない地形が続き、エリア最高峰の大岩岳でも384mと、山歩きに慣れ親しんだ方なら高低差で体力を消耗するようなエリアはありませんが、六甲山頂よりも人里は遠く、東側の宝塚市エリア以外はも車道も遠く、ハイカー以外の人に出会う可能性は極めて低いエリアです。地形をある程度知る者が歩く限り、高低差も少なく楽に歩ける散策路ですが、初めて歩かれる方は、注意と入念な準備が必要な山域だと思います。
■木製の慰霊碑について
以前歩いた際には気付かなかったのですが、千刈貯水池沿いの大岩岳に至るコースの脇に『山の友ここに眠る』と書き記された小さな慰霊碑がありました。見る限りではまだ新しく、おそらく仲間の方が手作りされたもののようです。
突然に現れた碑を前にして、胸騒ぎとでも申しますか落ち着かない気持ちを抑えつつ、軽く黙とうを奉げ、その場を後にしました。思い浮かんだのは数年前ににこの山域(西側の鏑射山へ出掛けたそうですが…)で行方不明になった方(後から調べたところ、平成22年11月、当時72歳の男性)がおられるとの情報等々。。
気になって、帰宅後にネット上の情報は調べましたが、慰霊碑の存在を記す記録が数例ある程度。得られた情報は約2年前には設置されていた程度。亡くなられた方の情報、遭難や滑落といった事故、あるいは急病なのか?経緯に関する情報は全く引っかかりませんでした。
先に触れた鏑射山へ出掛けられての行方不明者との関連性も不明ですが、数年前に見掛けた掲示物も最近は見掛けなくなりました。解決したのか、風化が原因なのか、こちらも事の顛末は不明です。
興味本位で詮索するのは好ましくはなく、このように碑の記録を残す事が、亡くなられた方の思いに反する事であったり、あるいはご遺族の方がご迷惑と感じられる可能性もあります。触れるべきかどうか迷ったのですが、登山道沿いの少し意識すればよく解る場所に慰霊碑を立てられた方の意図が気になると申しますか。。
この山域を侮ってはいけないとの戒めと受け止めつつ、慰霊碑を見かけた見ず知らずの者の思いとして、この場に思いを書き記しました。
※もし、不愉快に感じられる方がこの文章を読まれることがあり、削除を希望される場合は遠慮なくお申し出ください。
■昨年、大岩岳で発生した遭難事故…
慰霊碑の件を調べている時、大岩岳の遭難事例があったのでご紹介。
以下、ネット記事より抜粋。
『18日午後4時45分ごろ、兵庫県三田市の大岩岳(標高384メートル)で「道に迷った」と神戸市東灘区の大学3年生の男性(21)から110番があった。兵庫県警航空隊のヘリコプターが出動して男性を発見、約40分後につり上げて救助した。男性にけがはなかった。三田署によると、男性は午前11時ごろから1人で登山を開始。午後1時半ごろ、頂上付近で昼食を取り、別の山を目指したが、道に迷ってしまい、山頂付近に戻ったという。』
※2013年4月18日の出来事。
ケガをして身動きが取れなくなった訳ではなさそうです。
入山後、6時間足らずで救助を要請する事態に発展するのは、十分計画された登山ではなさそうですが。。
●何処から登られたかは定かではありませんが、約2時間半で山頂に到着。
●その後、約3時間の行動は不明ながら道迷いの果てに山頂へ戻ったとの事。
ネット上では、大学生の愚かな行動と非難された記録が今も残っており、標高400mにも満たない山での遭難を、愚の骨頂のように扱かわれていますが。。。
おそらくこの大学生も、標高400mにも満たない山と、安易に考えていたんでしょうか?
だとすれば、山頂に戻ることが出来たのは運が良かったと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する