乗鞍岳 / 見たか!乗ったぞ!ガッタンゴー
- GPS
- 05:08
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 432m
- 下り
- 416m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:27
天候 | 晴れ/ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなし |
写真
感想
両親を連れて乗鞍に行こうという計画は何度かあった。しかしその度に両親の都合がつかなかったり、豪雨で乗鞍スカイラインや周辺の道路が崩落して行けなくなったりしてなかなか実現しなかった。
今回夫婦で連休がとれて、日帰り+1泊の遠征に行こうという話になり、妙高に登って戸隠蕎麦という案も捨てがたかったのだが、乗鞍+明神で岩魚、そして雨で2回キャンセルしたガッタンゴーに今度こそ乗りに行きたいということで話がまとまる。ところが。
当日の2日前になってなんと乗鞍スカイラインがまた崩落して通行止めというニュースが。マジかよ。まあエコーラインの方は通れるようなので、少し遠くはなるが計画を変更して乗鞍高原からアプローチすることに。
0時に堺を出発して、名神・東海北陸道を爆走し、高山から平湯、そして乗鞍高原へ向かう。
5時半に乗鞍高原の観光センターに到着。車内で朝メシを食い、チケットを買ってバスの列に並ぶ。
エコーラインは特に崩落などもしておらず、バスに揺られること約1時間で無事に畳平に到着。一気に2,700mまで上がってきたことになる。文明万歳。
7時すぎに登山開始。畳平から一旦湿原のお花畑まで下りていき、右手に里見岳、正面に旧コロナ観測所のある摩利支天岳、足元に不消池を見ながら沢の流れに沿って登り返す。まさに火口ですよといった感じで乗鞍が火山であることを主張しまくっている。
林道のような砂利道と合流して摩利支天への分岐をすぎると正面に山頂部が見えてくる。ゴツゴツしてカッコいいぜ!
肩の小屋を過ぎると山頂部への登りとなり、いよいよ登山道っぽい険しい道となる。足元の岩は辺り一面ザ・溶岩というような真っ黒な石ころだらけになり、かと思えば八ヶ岳の硫黄岳で見たようなレンガみたいな赤茶けた石が出てきたり、さらに上に行くと角ばった安山岩の積みあがった道になったりと変化に富んで飽きさせない。
朝日岳と蚕玉岳の鞍部に出ると、足元に火口湖である権現池がコバルトブルーの美しい姿を現す。そして蚕玉岳の向こうには鳥居の立つ最高峰・剣ヶ峰が。
8:35、乗鞍岳山頂・剣ヶ峰(3,026m)登頂。
信州側はガスが上がって来ていて残念ながら展望はなし。晴れていれば御嶽山が間近に見えるはずなのだが。
飛騨側は辛うじて晴れており、奥ノ院をバックにいい感じの記念写真を撮ることができた。
畳平に戻ってバスで下界へ。それから沢渡まで移動して上高地行きのバスに乗る。今日のランチは明神でイワナの塩焼きを食うのだ。
11時半発のバス。さすがにこの時間は観光客ばっかりで、登山装備の乗客はほとんどいない。
30分ほどで上高地BTに到着。めっちゃようけいてはる観光客を尻目に明神へ向けてレッツゴー。1時間弱で明神に到着。
日曜お昼時の嘉門次小屋はそれなりに盛況ではあったが、どうにか入口近くの席を確保。山かけざるそばと岩魚の塩焼きを注文。
岩魚は骨まで炭火が通っていて頭から尻尾までバリバリ食える。超美味い。そして今回初めて頼んだ山かけざるそば、長野県山形村の長芋を使用しているらしく、これが本当に美味かった。まさにデリシャスマイルである。
梓川沿いの遊歩道をのんびり歩いて河童橋へ戻り、お土産を買ったりソフトクリームを食ったりしてまたバスに乗って沢渡へ。
平湯の土産物屋で買い物をして宿へ向かう。途中R471沿いにガソリンスタンドがあるので給油するつもりだったが行ったら潰れてた。後で宿の主人に聞いたら店主が倒れて廃業されたらしい。仕方ない、神岡くらいまでは持つだろう。
今日の宿は中尾高原の焼乃湯旅館。焼岳の中尾高原登山口のすぐ近くにあり、道やらそこら中のあちこちから湯けむりがもうもうと挙がっている中尾温泉にある。
建物や設備は年季が入っているが、温泉は素晴らしく料理も美味かった。何より宿泊代金がめちゃ安い。明日の朝イチに神岡のガッタンゴーに乗りに行くことを伝えたら、朝食時間は7時半からなのだが早めに用意してくれるという。神対応。いい宿だった。
徹夜の運転に登山疲れもあって晩はグッスリ。起きて岩々しい錫杖岳を眺めながら露天風呂に浸かり、ご飯がすすみまくる朴葉味噌に舌鼓を打ちながらも急いで朝メシをかっこみ、宿をチェックアウトして一路神岡へと向かう。
やってきたのはレールマウンテンバイク「ガッタンゴー」。廃線になった旧神岡鉄道のレールの上を自転車で走るというアクティビティで、現在はまちなかコースと渓谷コースの2種類がある。去年、一昨年とこれに乗りに来る予定をしていたのだが、その2度とも雨のためキャンセルを余儀なくされていたのだ。今回は3度目の正直となるリベンジマッチである。
9時前に渓谷コースの出発点、漆山駅へ。説明や注意事項を聞き、簡易ハーネスを着けて自転車に乗り込む。ヘルメットは登山用のものを自前で持参した。
車両は自転車を左右に連結して2人で漕げるというもの。電動アシストがついているので上り坂でもそれほど苦にはならない。
駅から出発して走り出す。緑のトンネルの中さわやかな風が吹き抜け、レールの継ぎ目を通過するたび「ガタン」「ゴトン」と音がする。これは楽しい。気持ちいい。
渓谷コースは高原川の渓谷美を眺めながら走るコースで、鉄橋やトンネルなどをいくつか通過するスリリングなコースでもある。片道3,3km、往復約1時間めっさ楽しかった。乗りに来れて本当によかった。
道の駅スカイドーム神岡でお土産を買って帰途へと着く。この2日間ようけ遊んだ。楽しかった。
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