登山道は花盛り 小白木峰から白木峰
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 735m
- 下り
- 716m
コースタイム
天候 | 曇り。 下山して車に入った突端に雨、それも土砂降り。ラッキーでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
高山ICから国道41号線バイパスの長いトンネルを出ると、国府に出ました。国府から古川へ。古川の町を過ぎ鷹狩橋の向こうで左の国道471号線に入ります。途中から360号線が合流し、天生峠方面に向かいます。471号線が360号線から分かれる入口には、「大型車通行不能」との案内があります。 国道471号線、国道とは名ばかりの道です。落石に注意しながら慎重に運転します。時速20卍度ですのでナビの到着時間はどんどん遅れます。山を越え下ります。一台も対向車に会わずに「大雨通行止め」のためのゲートの手前で右手の林道に入ります。岐阜県と富山県の県境です。4WDに切り替え林道を上ります。普通車ではちょっと無理かなと思われます。この道で本当に大丈夫なのかな、ナビに半信半疑、半分白木峰はあきらめた頃、上がりつくと三叉路で、そこに「白木峰登山口」の柱が立っていました。ホッ、これでひと安心。三叉路の路肩に駐車しました。 帰りは来た道を戻る気にはなれず、万波平から川に沿って万波林道を下りました。細いグネグネ道ですが国道471号線に比べればまだましです。対向車に会ったのは一度きり。打保で林道から国道360号線に出ると運転にも余裕が生まれます。360号線は工事中の場所があり、そこまでは道幅が細くなる部分もありますが、工事場所を過ぎると立派な2車線となりスイスイ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ネット情報では、三叉路(白木峰登山口の柱がありますが、本当の登山口はまだ先です)から本当の登山口までの林道の間には鎖ゲートがあり、車で入るとバックで戻らなければならないので三叉路に駐車するのが良いと書かれていたのでその通りにしました。林道をテクテク。途中の鎖ゲートまでの間に、路駐するのに適当な場所が何ヶ所かあり、車で入った方が良かったな。鎖ゲートは開いていて登山口には車が一台止まっていました。下山時には3台に増えていました。場合によっては登山口まで車で来ることが出来そうです。 登山口から小白木峰までジグザグに登ります。右下肢がシビレてきますが足を引きずりながらゆっくり登ります。尾根に登りつくころにはシビレは消失していました。木々は矮小化し、見通しの良い高原の中に続く道を進むと、「小白木峰山頂 1436.7m」の柱が立っています。とても山頂とは思われませんが、展望台があります。どんよりとした曇り空、事前情報では乗鞍や御嶽が良く見えるとの事ですが、全く見えません。 小白木峰からは快適な高原の道、遠くに目指す白木峰が見えるようになります。遠いな。アップダウンを繰り返し、次々とぬかるみを渡ります。木の幹や枝が敷かれていますが余り効果はありません。敷かれた枝に左足が引っ掛かり転倒。右下腿前面、弁慶の泣き所をしたたか打ちコブが出来ます。「痛ってえぇ〜ぇ」。白木峰はまだまだ遠い、果て、どうしようかな。歩くことは出来ます。ダブルストックを取り出し、行けるとこまで行こうと進みます。 登ったり下ったりが終わり、ぬかるみも終わります。平坦な道が徐々に勾配を増し、その度に白木峰が近づいて来ます。山と空の間に地蔵堂が見えます。そこに登りつくと気持ち良い高原が広がり、その中に木道が続いています。木道を辿って白木峰頂上に到着しました。 帰り、小白木峰からは、木々からぶら下がっている毛虫を右に左によけながら下りました。毛虫に寄り付かれることなく無事駐車地に戻ることが出来ました。 三叉路からの林道歩きから始まって白木峰山頂まで、道の両側には花花花・・・。贅沢な山登りでした。 |
写真
感想
ツユの盛りですが週末の天気予報では土曜日は曇りマーク、日曜日は雨マーク。よ〜し、行こっ! 前夜は飲む仕事がありましたが、頑張って2時過ぎに起きました。今日は夏至ですがまだ暗い中、眠りまなこをさすりながら東海北陸自動車道を走ります。
国道471号線、眠気は吹っ飛びます。無事登山口に到着してひと安心。林道を歩き始めると、みどりの林に紅色のタニウツギが色を添えます。アカモノを見つけ写真に撮ります。登山道に入るとアカモノは数を増し、小白木峰からは道の両側はアカモノの花壇、白木峰山頂まで続きます。マイヅルソウも林道から現れ、これまた頂上まで咲き続けます。ゴザンタチバナもユキザサも豊富です。コイワカガミはそろそろ店じまいでしょう。今年は裏年のコバイケイソウ、貴重な花です。ニッコウキスゲはこれからですが、咲いたばかりの黄色い花がヴィヴィッドでし。小白木峰から見た白木峰は遠く、アップダウンが続きますが、花の写真を撮るのに忙しく、疲れも忘れます。
白木峰、岐阜県と富山県の境、豪雪地帯なのでしょう。木々は矮小化し、見晴らしの良い高原が広がり、その中の登山道には花々が惜しげもなく咲き乱れていました。ぬかるみで転倒したりしましたが、それでも登った甲斐がありました。いい山でした。
富山県側からは頂上付近まで車で行き、簡単に頂上まで登れるようですが、岐阜県側の登山口万波は、岐阜県民のわたしが行った中でも一番奥深く、そこまで行くのが大変でした。この山に登るヒトか釣り人でなければ、ここまで来るヒトはいないでしょう。この時期、贅沢な山登りが出来、大満足の一日でした。
コメント
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いっぱい(。◠‿◠。✿)
きれいです♪
綺麗でしたヨ。
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