鳳凰三山
- GPS
- 11:38
- 距離
- 43.9km
- 登り
- 3,414m
- 下り
- 3,410m
コースタイム
- 山行
- 10:12
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 11:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年のアルプス山行は南をセレクト。夜叉神から鳳凰三山そして甲斐駒まで縦走する予定です。北沢峠へ下山後、林道を走って周回するロングコース。遠い昔、甲斐駒から夜叉神まで2泊3日のテント泊で縦走しました。今回はワンディ、足元はサンダルでいきます。結果、鳳凰三山は越えたものの、途中撤退となりました。
雨が多い印象の今年の秋ですが、天気に恵まれそうです。にもかかわらず、前々日の朝から軽い頭痛で熱っぽい(平熱高め)、明らかに体調がよくない。
当日午前1時起床、頭痛あります。とりあえず出発します。疲労感もありバッドコンディションだけど動き出せば予定のコースを達成できるだろうと、考えていました。双葉SAで30分仮眠、頭スッキリせず眠い。その後24Hコーナーで朝食です。米が食べたくて定食を選択したつもりが、ラーメンをポチっていたようで配膳されるまで気づかず、頭痛のせいか寝ぼけていたのか頭がへんです。
夜叉神駐車場へ到着、車は2割ほどでしょうか。スタート前、スントの時計のGPSがなかなかキャッチしません。10分近くかかりました。なんか、今日はイヤな感じ。頭痛ありでスタートしました。いきなりの急登ですが足取りはマズマズでしょう。スントの時計が頻繁にチャララ〜♪とメロディをならします。なんの音なのかわかりません。1分〜3分おきぐらいになって、やかましく集中できません。数時間も続きました。夜叉神峠への急登を登りきると緩やかな尾根が続きます。スントに目をやると、総距離がおかしい。どうみても体感的に2キロほどなのに表示は3キロを超えています。GPSが暴れているようです。下山後ログをみて、完全にブレまくっていました。あのメロディの正体はGPSが安定していなかったからということでした。
さらにもうひとつの失態に気づく。ヤマレコの地図アプリも起動してスタートするはずが、失念してたことに気づいた。どう考えても、今日は様子が違うことは理解できました。
森林限界を超えると天気がいいので素晴らしい眺めです。想定どおりのペースで鳳凰三山をクリアしました。地蔵岳のオベリスク登ってやろうと、直下まで接近しましたが無理ですね。登れる気がしませんでした。
そして早川尾根に突入します。天気がいいので暑くなってきました。頭痛はさらにひどくなっています。早川尾根は今までのような歩きやすさがなく、道の細いハイマツ帯でアップダウンがあり、一気にペースダウンしました。足取りが重くなり進みません。遥か先に見える甲斐駒まで行ける自信がなくなりました。固形物も食べられなくて、ペースダウンの悪循環に陥りました。スタート前は動けば体調が良くなるだろうなんて思っていたが、体調悪化でした。
なんとか早川尾根小屋まで到着しました。水場で水分補給、ベンチで昼寝少々。甲斐駒は無理だがアサヨ峰は越えて北沢峠までは進みたいと考えましたが、登りが全く不調だったため、ここで終えることにしました。1キロほど来た道を戻り広河原方面へ下山します。本来であれば、アサヨ峰までの標高差300m、さらに甲斐駒までの標高差700mを登り、北沢峠に下ってからロードを25キロの予定でしたが、それに対応する体力は持ち合わせていませんでした。広河原から夜叉神駐車場までの15キロのロードを走ってゴールしました。この車道は一般車通行禁止ですが、工事関係の車両がドンドン抜いていきました。夕方の時間帯だったため一斉に下りていきます。
最後の長いトンネルを抜けてゴール。ギリギリ日の暮れる前に戻ってきました。予定どおり行っていれば、今ごろは甲斐駒から北沢峠へ下山していた最中だったかな、なんて。ゴールの時間は20〜21時を想定していました。絶好の秋晴れに恵まれナイトハイクも楽しめただろうと思うと、悔しい思いもありました。
翌日も平熱が高めで体調がよくないので、もしやと思い抗原検査キットで検査しました。陰性だったので一安心しました。ようやくその翌日に平熱に戻りました。前週末のランニングでかなり疲労困憊になったので、山行までの中4日で回復するか不安でした、抵抗力も落ちていてイエロー信号だったのかもしれません。
経験上3000m級の弾丸山行では、だいたい2500mぐらいで高度障害の影響を受け頭痛に見舞われることがあるが、スタート前から頭痛だったらどうなるのだろうと実験をしてみたわけでしたが、結果として頭痛はさらに悪化、判断力がにぶります。うっかりも多発する。いいことはありませんでした。
リベンジとして鳳凰三山と甲斐駒をつなぐ別コースを考えてみましたが、今回のコースより長くてハードなコースになりました・・・大丈夫かい。機会があればやってみようと思います。
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