コラボで百名山遠征、「四阿山、根子岳周回」〜レンゲツツジの森と、花の草原ハイキング
- GPS
- 07:23
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 998m
- 下り
- 1,000m
コースタイム
〜十ヶ原〜四阿山山頂(9:10)〜小四阿山(10:30)
〜中尾根登山道入口〜駐車地(12:30、下山完了)
以降、周辺で昼食後、長野市内の
ビジネスホテルに移動。宿泊。
天候 | 曇り、ときどき薄日。 後半は、ガス。 登山口気温、17度 山頂気温、12度。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
長野道、須坂長野東ICから、国道408号線経由にて 菅平牧場登山口まで (菅平牧場TEL,0268-74-2356 ) 登山口に、3段の大駐車場あり(300円/1名) |
コース状況/ 危険箇所等 |
菅平登山口〜根子岳山頂) 至極、一般的な、ハイキングコース。 危険箇所は、全くありません。 登山前から、正面に、根子岳が、ど~んと望めて すこぶる気分爽快です。 牧場の脇を、通り抜けると、 やがて、ツツジと新緑が美しい森の歩きと なります。 根子岳山頂〜四阿山山頂) 根子岳山頂からの展望は、360度の 素晴らしい、大パノラマ(らしい) あいにく、ガスってしまい、残念無念。 四阿山までの、稜線歩きは、前半の ハイライト部分です。 一旦、下って、上り返すルートですが 歩きやすいので、上り返しも快適。 各山頂周辺は、若干の岩場歩きが、ありますが 大半は、広々とした、草原トレイルです。 登山道脇の、小さな花々も、楽しめます。 四阿山〜菅平登山口) かって、火山であった面影が、随所で感じ取れる 変化が楽しい登山道です。 天狗岳上部とか、浅間山の外輪付近を 連想しました。 レンゲツツジが、見ごろなのは、標高1800m以上の あたりです。ブナの、まぶしい新緑と白い木肌の森を レンゲツツジの、オレンジ色が、アクセントに彩ります。 標高を下げるにつれ、ツツジは、終盤な印象。 その他の、高山植物は、根子岳方面よりも はるかに種類が豊富でした。 路面が濡れてると、予想以上に滑りやすく 要注意かと。 四阿山の山頂へは、四方から、登山道が 通じており、各箇所で、分岐が増えますが、 道標の表記が、「ダボス牧場」だったり 「牧場事務所」だったりと、まちまちなので 都度、地図での確認が無難かと。 |
写真
装備
個人装備 |
ザックカバー 1
雨具(上下) 1
レスキューシート 1
救急品セット 1
ヘッドランプ 1
水筒(1リットル) 1
ガスコンロ 1 予備燃料1個
地図・磁石 1
手帳 1
行動食 若干
食料 1食分
肌着・靴下予備 1 手袋も含む
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感想
今回の遠征は百名山の二座を訪ねる計画だ。
しかも待望のkomakiさんと同行登山。
気を揉みながら出発間際まで天気予報と睨めっこの結果、
計画通り初日は四阿山に向かおう。
早朝の菅平牧場の駐車場からは何と根子岳の山頂が見てとれる。
しかし不安定な天気のため、ピストンも考慮して根子岳から四阿山への周回に
コース順序を変更してスタートする。
牛の放牧を見ながらフェンスに沿って整備された木道を登ると、まもなくして
東屋に到着する。西から南が開けた台地は絶好の北アルプス展望地のようだが
あいにく今日は全て雲の中だ。
東屋を過ぎると徐々にレンゲツツジや笹、白樺が現れ山道らしくなる。
見上げる根子岳も薄いガスに包まれ始めた。
良く踏まれた道だが、濡れた岩に足をとられないように注意しながら辿る。
高度をあげるとレンゲツツジも鮮やかさを増し、ハクサンチドリやコイワカガミ等
花も多く見られる。
濃くなったガスに濡れながら辛抱強く登り続けると、蕾のツツジも姿を消して
笹の急斜面となる。石ゴロの斜面を一息喘ぐとやっと傾斜が尽きて
石の祠が建つ岩累の根子岳山頂となる。
爽やかな風に吹かれて中部山岳のパノラマを楽しみたかったが、
霧に濡れ、冷たい風に吹かれる山頂で長居は出来ない。早々と四阿山へ向かう。
笹を分けて右へ下ると一転して南側に鋭く切れ落ちた尾根のへつりとなり、
修験道のような屏風岩をすり抜けると、草原のような鞍部が広がっている。
緩やかな十ヶ原の笹原を過ぎるとやがて樹林の急な登り返しが始まる。
濡れた岩がむき出し、笹が足元を濡らす。ぬかるみが靴を汚す。
我慢の登りがやっと尽きると草原に出て四阿山の緩やかな山頂部となる。
ザックを降ろしてゆっくり休もう。行動食を腹に収めて煙草をくゆらせていると、
四阿山から周回してくる登山者とすれ違うようになってきた。
中尾根への分岐を右に見送り、木道から鳥居峠への道を分けて頂上稜線を辿ると
岩屋に守られた祠が現れ、百名山:四阿山山頂に出るが、ガスも濃く風も強いので
逃げるように山頂を後にする。
往路を分岐まで戻って、中尾根コースへ折れる。
高原状の景色が広がるまろやかな尾根を気持ちよく下るとゴゼンタチバナの咲く
鞍部となり中四阿直下に。
高度を下げるにつれガスも徐々に薄れて、火山の面影を残す岩尾根から小四阿を
過ぎると、白樺とレンゲツツジの咲き乱れる森となる。
素通りするにはもったいない景色だ。komakiさんの写真タイムにしましょう。
やがて遊歩道のような道でクリンソウを見ながら石伝いに大明神沢の右岸へ出ると
まもなくして牧場の脇に出て中尾根コースが舗道と出会う。
あいにくガスの中の周回となったが、それでも晴れていれば気持の良い山歩きを
約束してくれそうな雰囲気を感じ取れた山だった。
一座目も無事下山終了。今日は長距離移動の疲れをゆっくりとって、
明日の雨飾山に備えよう。
いつも、ヤマレコで、大変お世話になってる
また、ご近所でもある、憧れの、onetotaniさんとの、
合同コラボが、ようやく実現しました。
なかなか、休日、登山候補が重ならず、
お会いできる機会が、なかったのですが
今般、onetotaniさんが、天候等のご事情で
一週間、延期されたこと、また僕の方の
諸般の状況などが、うまく折り合い、
夢のような、信州百名山遠征登山が
実現となりました。
なかなか、北信州の山は、一人では、行こうと思っても
行けないエリア。
楽しい山旅を楽しめたのも、onetotaniさんの
おかげです。
なお、遠征の、総括的な感想は。
二日目、「絶景の、雨飾山」のレコにて。
今般のレコでは、四阿山、根子岳の登山レコに
徹したく思います。
登山)
今回の遠征のメイン候補は「雨飾山」。
四阿山、根子岳は、
「せっかく遠出するので、もう一座」といった
位置づけでした。
しかし、いざ、歩き出してみますと
とっても魅力的な山でした。
序盤の、見晴らしのよい牧場。
中盤の、新緑がまぶしい樹林帯。
後半の、荒々しい火山風景。
随所に登場する、ササ原の中を、
たどる草原歩きなど、登山道が、とっても
変化に富んでて、大変、歩いてて楽しい
山でした。
惜しかったのは、四阿山、根子岳ともに
山頂の展望に恵まれなかったこと。
でも、途中の歩きが、楽しかったので
十分満足でした。
この山の美林は、紅葉時期も、さぞ
素晴らしい景色を、見せてくれるんだろうなと
思いました。
花)
この時期のお目当ては、「レンゲツツジ」
昨年、湯の丸山で初体験し、
鮮やかなオレンジ色に、魅了された花です。
どこにでもありそうで、意外に、見れる機会が
少ない花であります。
今回、標高の低いトコは、終盤な印象でしたが
標高が高いトコは、まだまだ、つぼみも多く
見ごたえがありました。なんと言いましても、
本数が多いです。
ことに、ブナ林の中に、錦絵のように
オレンジな色が、散りばめられた様子は
幻想的な感じで、いいなと思いました。
また、岩場、稜線、樹林帯などに
ひっそり咲く花も、種類は少なめですが
満足でした。
なお、このお山の、高山植物の
本格的なピークは、8月ころのようです。
機会があれば、また、再訪したく思いました。
遠征初日、予想外に、晴れ間も望めて
楽しい山歩きが出来ました。
信州は、本当、素晴らしい山が多いなと
思いました。
(komaki)
なお、今レコにつきましては、
コメント欄を
閉じさせていただいております。
よろしくお願い致します。
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