ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4716181
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

尾須沢鍾乳洞・楢抜山〜星宮神社獅子舞

2022年09月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:04
距離
10.8km
登り
1,045m
下り
1,012m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:11
休憩
1:49
合計
6:00
距離 10.8km 登り 1,050m 下り 1,021m
7:59
15
8:14
8:16
21
8:37
9:23
26
9:49
9:50
6
9:56
10:11
7
10:18
42
11:00
11:15
12
11:27
11:28
26
11:54
25
12:19
12:23
17
12:40
12:44
11
12:55
13:07
3
13:10
13:11
36
13:47
13:54
4
13:58
13:59
0
13:59
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
東飯能駅から国際興業バス名栗線で往復。寄り道のため名栗川橋/宮の前BSで乗降したが、河又名栗湖/小殿BSを利用するのが本来の最短経路。
コース状況/
危険箇所等
尾須沢鍾乳洞までは道標や木段も整備され意外としっかりした道が続きます。ただし鍾乳洞自体は未整備なので中に入るつもりならライトは必須。コウモリ岩周辺からはクライマーの踏み跡が錯綜しており間違えやすいので注意。
三又〜天狗積間は急降下と急登が繰り返し現れるなかなかタフな行程。卍岩の分岐から雷岩ゲレンデ下までならロープが渡してあるので空身でも大丈夫ですが、アタックしている人がいる時は遠慮したほうがよさそうな幅しかありません。
仁田山峠から先は基本的に東電の巡検路を追ってゆきます。竹寺の鐘楼分岐から関東ふれあいの道に接続すれば、後は快適なハイキングコース。
今日は土木遺産に敬意を表して、名栗川橋のたもとから始動。バス停2つ分先の河又の登山口まで、足慣らしがてら名栗の町並みをぶらぶらと散策してゆく。
2022年09月25日 07:59撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
8
9/25 7:59
今日は土木遺産に敬意を表して、名栗川橋のたもとから始動。バス停2つ分先の河又の登山口まで、足慣らしがてら名栗の町並みをぶらぶらと散策してゆく。
来歴は不明ながら街道筋に彩色された双体道祖神があったので、山行の無事をお願いしておいた。
2022年09月25日 08:15撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
5
9/25 8:15
来歴は不明ながら街道筋に彩色された双体道祖神があったので、山行の無事をお願いしておいた。
ここから本番スタート、まずは鍾乳洞に向かう沢道に取り付く。この丸太橋もかつての名栗を支えた西川材かと思うと、なにやら有り難みも増してくる。
2022年09月25日 08:27撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
2
9/25 8:27
ここから本番スタート、まずは鍾乳洞に向かう沢道に取り付く。この丸太橋もかつての名栗を支えた西川材かと思うと、なにやら有り難みも増してくる。
尾須沢鍾乳洞に到着。さっそく右手の第一洞に突入すると、このところの長雨で洞床は滑滝と化していた。岩皺を伝って浸透水も滴り、現在進行系で鍾乳石の生成中といった様子。
2022年09月25日 08:42撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
3
9/25 8:42
尾須沢鍾乳洞に到着。さっそく右手の第一洞に突入すると、このところの長雨で洞床は滑滝と化していた。岩皺を伝って浸透水も滴り、現在進行系で鍾乳石の生成中といった様子。
中央の第二洞内から洞口を振り返る。入口は狭いがどうやら縦方向へと伸びてゆくタイプのようだ。表の壁はもう極めたという方、工作禁止ですがいかがですか。
2022年09月25日 08:59撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
4
9/25 8:59
中央の第二洞内から洞口を振り返る。入口は狭いがどうやら縦方向へと伸びてゆくタイプのようだ。表の壁はもう極めたという方、工作禁止ですがいかがですか。
最後の第三洞途中、二股に分かれる分岐のところ。ライトで照らしたあたりにコウモリが一匹いたのだが、シャッターを切る前に飛んでいってしまった。
2022年09月25日 09:11撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
4
9/25 9:11
最後の第三洞途中、二股に分かれる分岐のところ。ライトで照らしたあたりにコウモリが一匹いたのだが、シャッターを切る前に飛んでいってしまった。
ようやく地底人から蘇ったが、悪コンディションのせいかコウモリ岩への挑戦者は現れなかった。ここからは裏へ裏へと回り込むような感じで尾根に上がってゆく。
2022年09月25日 09:19撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
3
9/25 9:19
ようやく地底人から蘇ったが、悪コンディションのせいかコウモリ岩への挑戦者は現れなかった。ここからは裏へ裏へと回り込むような感じで尾根に上がってゆく。
意外なほどの急登に息を切らして辿り着いた楢抜山では、シンプルな山名板と三等三角点がお出迎え。しかしここから降りてまた登ってくると思うと少々堪えるな…
2022年09月25日 09:48撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
3
9/25 9:48
意外なほどの急登に息を切らして辿り着いた楢抜山では、シンプルな山名板と三等三角点がお出迎え。しかしここから降りてまた登ってくると思うと少々堪えるな…
次の天狗積も展望はないが、石灰岩に囲まれた山頂は明るく乾いた雰囲気で悪くない。株立ちの根元に括られた小さな山名札を確認して折り返した。
2022年09月25日 09:59撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
2
9/25 9:59
次の天狗積も展望はないが、石灰岩に囲まれた山頂は明るく乾いた雰囲気で悪くない。株立ちの根元に括られた小さな山名札を確認して折り返した。
往路ではスルーした卍岩に再び差し掛かると、木々を透かして小泉エリアの白い岩壁が奥に見えた。誰もいなさそうだしちょっくら覗いて行こうかな…
2022年09月25日 10:22撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
3
9/25 10:22
往路ではスルーした卍岩に再び差し掛かると、木々を透かして小泉エリアの白い岩壁が奥に見えた。誰もいなさそうだしちょっくら覗いて行こうかな…
ボルトの跡が点々と残るこのあたりが雷岩か。さらにこの先には蛇岩も控えているのだが、そろそろロープも脚も売り切れそうなので大人しく稜線に復帰することに。
2022年09月25日 10:32撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
4
9/25 10:32
ボルトの跡が点々と残るこのあたりが雷岩か。さらにこの先には蛇岩も控えているのだが、そろそろロープも脚も売り切れそうなので大人しく稜線に復帰することに。
なんだかどっと疲れたので、名残の寒蝉を聞きながら仁田山峠で一休み。道は右の擁壁上から降りてきて、林道を横切り左の巡検路にスイッチする。
2022年09月25日 11:11撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
2
9/25 11:11
なんだかどっと疲れたので、名残の寒蝉を聞きながら仁田山峠で一休み。道は右の擁壁上から降りてきて、林道を横切り左の巡検路にスイッチする。
奥秩父線46号塔から対岸に鳥居観音を望む。ここらから奥多摩方面も見渡せるはずなのだが、なかなか雲が取れないな…
2022年09月25日 11:43撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
4
9/25 11:43
奥秩父線46号塔から対岸に鳥居観音を望む。ここらから奥多摩方面も見渡せるはずなのだが、なかなか雲が取れないな…
続く45号塔付近、路草に埋もれた滝ノ入山の名標を発見。とはいえ本当のピークは鉄塔の奥あたりになるようだ…一応足を運んではみたが、この標を立てた人の「ここでいいや」という気持が分かる気がした。
2022年09月25日 11:51撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
3
9/25 11:51
続く45号塔付近、路草に埋もれた滝ノ入山の名標を発見。とはいえ本当のピークは鉄塔の奥あたりになるようだ…一応足を運んではみたが、この標を立てた人の「ここでいいや」という気持が分かる気がした。
お次の44号鉄塔の刈り払い(八幡坂峠と道標にはあった)から秩父方向を眺める。電線の広がりが漫画でよく見る集中線を思わせる。俺達は展望に恵まれない中での山行を、強いられている…訳ではない。
2022年09月25日 12:11撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
4
9/25 12:11
お次の44号鉄塔の刈り払い(八幡坂峠と道標にはあった)から秩父方向を眺める。電線の広がりが漫画でよく見る集中線を思わせる。俺達は展望に恵まれない中での山行を、強いられている…訳ではない。
竹寺に到着すると、ここまでの静けさが嘘のよう…というか賑わい過ぎて狐狸の仕業を疑うレベルだったが、どうやら「お寺マルシェ」なる小洒落た催しがあったらしい。三福だんご食っときゃよかったな。
2022年09月25日 12:42撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
3
9/25 12:42
竹寺に到着すると、ここまでの静けさが嘘のよう…というか賑わい過ぎて狐狸の仕業を疑うレベルだったが、どうやら「お寺マルシェ」なる小洒落た催しがあったらしい。三福だんご食っときゃよかったな。
竹寺の正式名称が八王寺というのも今日初めて知った。普段山中でもっと傍若無人に繁茂する姿を見慣れているからか、ここの竹林は流石にお上品に感じる。
2022年09月25日 12:46撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
3
9/25 12:46
竹寺の正式名称が八王寺というのも今日初めて知った。普段山中でもっと傍若無人に繁茂する姿を見慣れているからか、ここの竹林は流石にお上品に感じる。
鐘撞台まで登り返すと、ようやく静寂が戻ってきた。通りすがりの誰かが鳴らしていった鐘の余韻を感じつつ、飯能アルプス越しに東京の高層ビル群を見晴らす。
2022年09月25日 12:58撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
3
9/25 12:58
鐘撞台まで登り返すと、ようやく静寂が戻ってきた。通りすがりの誰かが鳴らしていった鐘の余韻を感じつつ、飯能アルプス越しに東京の高層ビル群を見晴らす。
小殿の登山口まで下りきったところで目に留まったのが、地元のご厚意で用意されているこの「なぐりづえ」…ぶっそうな連想が浮かんだ人は心が荒んでいるので、もう一度登り直してくるべき。
2022年09月25日 13:42撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
3
9/25 13:42
小殿の登山口まで下りきったところで目に留まったのが、地元のご厚意で用意されているこの「なぐりづえ」…ぶっそうな連想が浮かんだ人は心が荒んでいるので、もう一度登り直してくるべき。
秋祭の幟はためく星宮神社に到着して一息入れていると、本日の掉尾を飾る獅子舞の奉納が始まった。
2022年09月25日 14:09撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
6
9/25 14:09
秋祭の幟はためく星宮神社に到着して一息入れていると、本日の掉尾を飾る獅子舞の奉納が始まった。
芝は「屏風返し」、女獅子を巡って2人の太夫が争うという筋立てらしく、三頭の竜頭獅子が道化を蹴散らし、ささら役の冠った花篭の間を縫って激しく追い駆け回る。
2022年09月25日 14:39撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
7
9/25 14:39
芝は「屏風返し」、女獅子を巡って2人の太夫が争うという筋立てらしく、三頭の竜頭獅子が道化を蹴散らし、ささら役の冠った花篭の間を縫って激しく追い駆け回る。
境内には彼岸花が咲き乱れ、季節も祭もたけなわといったところで今回は終了としたいです。お疲れ様でした。
2022年09月25日 14:42撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
5
9/25 14:42
境内には彼岸花が咲き乱れ、季節も祭もたけなわといったところで今回は終了としたいです。お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

長雨に祟られた今年のシルバーウィークの最終日にようやく灯った晴れマーク。ここを逃してなるものかと東飯能に向かってみれば、湯の沢行きの始発バスはすでに満席、駅からの乗客はほとんどが立ち乗りとなりました。名栗川橋で降りたのは自分一人だけでしたが、他の方々は棒ノ嶺か伊豆ヶ岳?とにかく思うところは皆一緒ってことだったんでしょうね。
さて肝心の山行ですが、前半の山域では予想外の苦戦を強いられました。雨上がりゆえ鍾乳洞内の出水は覚悟していたのですが、天狗積までの手強いアップダウンでも水気たっぷりでズルズルの木の根と苔に神経を使いながらの足運び、よせばいいのに雷岩までちょっかいを出して急速に消耗、ピストンを終えた後は省電力モードで山を下りました。
仁田山峠で昼飯を早弁すると体力も復活(シャリバテ?)、後半戦は時々展望も開ける奥秩父線の下、道の状態も良くなり快調に歩くことが出来ました。尾根を挟んだ竹寺と星宮神社、奇しくも両方でイベントが開催中だったのですが、印象に残ったのはやはり獅子舞の方でしょうか。昨今の少子化&コロナ禍で、地方の民俗芸能はどこも後継者育成に頭を悩ませているらしいのですが、星宮神社では駿河台大学の学生がサポートに入っているそうで、なかなか頼もしいことです。来年は奥多摩や秋川の祭りも復活できるといいですね。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:160人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら