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記録ID: 4737453
全員に公開
アルパインクライミング
谷川・武尊

一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南陵〜国境稜線 谷川連峰

2022年10月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:43
距離
13.5km
登り
1,984m
下り
1,959m

コースタイム

日帰り
山行
7:42
休憩
3:16
合計
10:58
3:40
3:40
20
4:00
4:00
32
4:32
4:36
104
6:20
8:44
42
9:26
9:40
92
11:12
11:30
9
11:39
11:39
31
12:10
12:10
5
12:15
12:15
14
12:29
12:29
4
12:33
12:45
7
12:52
12:52
22
13:14
13:15
30
13:45
13:45
18
14:19
14:20
0
14:20
14:20
15
14:35
14:35
3
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
谷川ロープウェイ駐車場(=谷川岳ベースプラザ)は、期間限定(お盆、9月下旬〜11月)で夜間出入りができない時があり、この日も夜間はロープが張られていました。
http://www.tanigawadake-rw.com/category/32/blogid/18

→谷川岳インフォメーションセンターへ駐車(無料)。
https://tanigawa-ic.com/
コース状況/
危険箇所等
【一ノ倉沢出合いから南陵取り付きまで】
●所要時間2時間

●一ノ倉沢〜テールリッジ
秋のこの時期はテールリッジ取り付きまでの雪渓が消失しています。
沢歩き+右岸の高巻き(顕著な踏み跡あり)+懸垂下降(50M)が必要。メンバーが多いと時間が掛かりそう。。

●FIXロープが沢山設置されています(古いので自己責任で使用)。

●アプローチシューズはmont-bellサワークライマー(ラバーソール)をチョイス。

【南陵】
●所要時間2時間(つるべ)
1ピッチ目
2ピッチ目チムニー
3ピッチ目草付き
4ピッチ目馬ノ背
5ピッチ目リッジ
6ピッチ目垂直壁

【南陵終了点から国境稜線】
●所要時間約3時。
藪山歩きに慣れていないとキツく感じるかも。
急斜面で笹藪、足場も悪いのでロープが必要となる箇所も多い。時短を兼ねて最初からコンテで。笹薮のみになったらコンテ解除。沢形を辿ると少し楽。

●南陵終了点から約1時間で5ルンゼの頭。
ここは岩が脆く浮石が多いので注意。
その他周辺情報 コンビニやスーパーは土合周辺には無いので、買い物がある人はみなかみ町内で済ませておいたほうがよいです。
3時40分出発。
マチガ沢出合いまで約2.6キロ
一ノ倉沢出合いまで約1.8キロ
一ノ倉沢出合いでハーネス装着
4時25分GO
2022年10月01日 04:28撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 4:28
3時40分出発。
マチガ沢出合いまで約2.6キロ
一ノ倉沢出合いまで約1.8キロ
一ノ倉沢出合いでハーネス装着
4時25分GO
夜明け前の沢歩き+右岸高巻き。
「ヒョングリ滝」までの高巻きにはFIXロープがある
2022年10月01日 04:46撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 4:46
夜明け前の沢歩き+右岸高巻き。
「ヒョングリ滝」までの高巻きにはFIXロープがある
5時 ヒョングリの滝懸垂下降ポイントに到着
2022年10月01日 05:02撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 5:02
5時 ヒョングリの滝懸垂下降ポイントに到着
夜が明けてきた
2022年10月01日 05:02撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 5:02
夜が明けてきた
50M二本連結でピッタリの長さ
2022年10月01日 05:04撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 5:04
50M二本連結でピッタリの長さ
今日は私達が一番乗りみたい
あのとんがったやつが衝立岩
2022年10月01日 05:05撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 5:05
今日は私達が一番乗りみたい
あのとんがったやつが衝立岩
テールリッジ、この部分は夏位までは雪渓に覆われているみたい。
2022年10月01日 05:14撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 5:14
テールリッジ、この部分は夏位までは雪渓に覆われているみたい。
快晴の予兆
2022年10月01日 05:17撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 5:17
快晴の予兆
テールリッジにもFIXロープあり。
コンテしながら進む
2022年10月01日 05:22撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 5:22
テールリッジにもFIXロープあり。
コンテしながら進む
まだこちらには雪渓がある
2022年10月01日 05:22撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 5:22
まだこちらには雪渓がある
岩、こんな感じ
2022年10月01日 05:28撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 5:28
岩、こんな感じ
朝靄も
2022年10月01日 05:44撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 5:44
朝靄も
モルゲンロートだ!
2022年10月01日 05:47撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 5:47
モルゲンロートだ!
モルゲンロートに輝く峰々
南陵までのトラバースも快適
2022年10月01日 05:52撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 5:52
モルゲンロートに輝く峰々
南陵までのトラバースも快適
朝日だ
2022年10月01日 05:52撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 5:52
朝日だ
6:26 南陵登攀開始
2022年10月01日 06:26撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 6:26
6:26 南陵登攀開始
1P 師匠、フェースでピッチを切る。
2P チムニー、私。
2022年10月01日 06:45撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 6:45
1P 師匠、フェースでピッチを切る。
2P チムニー、私。
3P 師匠、草付き
4P 私、馬ノ背
5P 師匠、リッジ
6P 私、垂直壁
2022年10月01日 07:23撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 7:23
3P 師匠、草付き
4P 私、馬ノ背
5P 師匠、リッジ
6P 私、垂直壁
素晴らしい景色が広がる…
2022年10月01日 07:23撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 7:23
素晴らしい景色が広がる…
が、高度感を感じない。
…やっぱり私、高度感メーターが壊れているかもw
2022年10月01日 07:23撮影 by  SC-51B, samsung
2
10/1 7:23
が、高度感を感じない。
…やっぱり私、高度感メーターが壊れているかもw
3P目草付きは確保解除で進む
2022年10月01日 07:28撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 7:28
3P目草付きは確保解除で進む
ZOOM
2022年10月01日 07:28撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 7:28
ZOOM
8:26 南陵終了点着。

クライミングシューズを履き替え、9時には出発。
2022年10月01日 09:12撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 9:12
8:26 南陵終了点着。

クライミングシューズを履き替え、9時には出発。
後続パーティーのかけ声が聞こえる
2022年10月01日 09:12撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 9:12
後続パーティーのかけ声が聞こえる
国境稜線までが長い。
ここからが核心。
気を抜かずに進む
2022年10月01日 09:14撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 9:14
国境稜線までが長い。
ここからが核心。
気を抜かずに進む
岩笹藪の中に踏み跡あり
2022年10月01日 09:24撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 9:24
岩笹藪の中に踏み跡あり
谷川ブルーでテンションMAX
2022年10月01日 09:25撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 9:25
谷川ブルーでテンションMAX
オキノ耳方面
2022年10月01日 09:25撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 9:25
オキノ耳方面
1時間弱で5ルンゼの頭。
浮石があり脆い
2022年10月01日 09:58撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 9:58
1時間弱で5ルンゼの頭。
浮石があり脆い
5ルンゼの頭は一旦コンテをほどいてスタカットで。
2022年10月01日 10:08撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 10:08
5ルンゼの頭は一旦コンテをほどいてスタカットで。
藪山尾根(烏帽子尾根)は続く
2022年10月01日 10:08撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 10:08
藪山尾根(烏帽子尾根)は続く
ずっとコンテ
岩あり藪あり体力勝負。変化に富んでいます
2022年10月01日 10:23撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 10:23
ずっとコンテ
岩あり藪あり体力勝負。変化に富んでいます
烏帽子尾根、いい感じ。
アルパインを目指す人の「the登竜門」って言うのが頷ける
2022年10月01日 10:28撮影 by  SC-51B, samsung
1
10/1 10:28
烏帽子尾根、いい感じ。
アルパインを目指す人の「the登竜門」って言うのが頷ける
藪山と言っても踏み跡顕著
2022年10月01日 10:28撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 10:28
藪山と言っても踏み跡顕著
あの稜線が国境稜線
2022年10月01日 10:33撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 10:33
あの稜線が国境稜線
ここからあと一時間半かかる
2022年10月01日 10:34撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 10:34
ここからあと一時間半かかる
この時間でここだから、確実にロープウェイ下山(勝ち組下山)可能
2022年10月01日 10:37撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 10:37
この時間でここだから、確実にロープウェイ下山(勝ち組下山)可能
登ってきた烏帽子尾根を振り返る
2022年10月01日 10:42撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 10:42
登ってきた烏帽子尾根を振り返る
背丈程の笹藪を藪こぎ
2022年10月01日 10:55撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 10:55
背丈程の笹藪を藪こぎ
オキノ耳が格好良く聳える
2022年10月01日 10:55撮影 by  SC-51B, samsung
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10/1 10:55
オキノ耳が格好良く聳える
笹藪の中に沢型あり
なんとか見つけて辿ると藪こぎが少し楽
2022年10月01日 11:10撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 11:10
笹藪の中に沢型あり
なんとか見つけて辿ると藪こぎが少し楽
国境稜線へ出た!
2022年10月01日 11:12撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 11:12
国境稜線へ出た!
なんと大勢の登山者が!!
2022年10月01日 11:59撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 11:59
なんと大勢の登山者が!!
トマも凄いひとだかり。
「登山道渋滞」に巻き込まれ
2022年10月01日 12:00撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 12:00
トマも凄いひとだかり。
「登山道渋滞」に巻き込まれ
天神平着が14時過ぎ。
南陵での渋滞回避を目論んだのに、まさかの登山道渋滞となるとは…
2022年10月01日 14:18撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 14:18
天神平着が14時過ぎ。
南陵での渋滞回避を目論んだのに、まさかの登山道渋滞となるとは…
この挫折感はぐんまちゃんに癒してもらわなければ!
2022年10月01日 14:19撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 14:19
この挫折感はぐんまちゃんに癒してもらわなければ!
勝ち組キップ♪
2022年10月01日 14:31撮影 by  SC-51B, samsung
1
10/1 14:31
勝ち組キップ♪
通称「●●●●尾根」というらしい…。
2022年10月01日 14:32撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 14:32
通称「●●●●尾根」というらしい…。
白毛門も美しくみえた
2022年10月01日 14:32撮影 by  SC-51B, samsung
10/1 14:32
白毛門も美しくみえた

感想




ここはアルパインクライミングの登竜門と言われる名ルート。
当初の計画では11月頃で肩の小屋泊でしたが、諸々のリスケで日程がこの日になり急遽ロープウェイで下山しようということに。そのためコースタイムを把握したくてネット記録を多々探しました。
が、国境稜線まで抜けてロープウェイ下山(天神平最終が17時発)した記録が殆んど無し。
(しかも、記録自体が6月・7月のものが多い。色々読み漁るとその時期は雪渓がありテールリッジまで取りつきやすく時間短縮を図るためらしい。
秋だと雪渓が消え沢歩きや懸垂下降をしなければならず時間がかかる。
往々にしてクライマーさんは水が苦手。沢からあがるなんてもってのほかなのでしょう、たぶん。)

●私は初の一ノ倉沢〜南陵〜国境稜線。
タイムオーバーしている記録が沢山ある中、一抹の不安を抱えながらもスピード勝負で挑みました。鍵は軽量化・水分補給(快晴予報の為2L持参)・時間配分。

●南陵=元蕕離ライミング ってことでさぞかしタイヘンなのかと想像していたけれど、岩が乾いていたからか快適クライミング。

●南陵終了点からも、日ごろの藪トレの成果(;´∀`)か特別苦しむところは無かったです。体力勝負のルートなのだと感じました。

●この時期は雪渓が消失し、沢歩きもあるのですが、沢好きの私にはとっても楽しめました。ヒョングリ滝の50m懸垂とかダイナミックですごく面白かった。

●やはり当初から分析した通り、南陵までのアプローチと南陵終了点から国境稜線までが核心。師匠にリードして頂きましたが、コンテのやり方とかとても勉強になりました。

●ただ、今回は登山道に出てからの下山が人混みで辟易。「南陵渋滞」ではなく、まさかの「登山道渋滞」。ここは人気の百名山。見落としていました。

紅葉や谷川ブルーも美しく、楽しいクライミングができ、充実した山行でした。

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コメント

たまたま見かけたので書き込みさせていただきます。
陵の字を多用されています。登山者やクライマーには不吉な文字で、決して間違えてはいけないものだと思っています。
多分変換ミスだとは思うのですが、(稜線は正確に記載されている。間違いは南陵の時のみ)
特に一ノ倉は死者の多い山ですので、細かい事なのですが、あえて苦言を書き込みました。
2023/3/31 22:22
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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