快晴の岩菅山(新潟・長野遠征二日目10/2(日))
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- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 920m
- 下り
- 920m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:20
昨日の苗場山に続いて、志賀の岩菅山に向かうため、下山後、秋山郷から志賀高原へと雑魚川林道を使って一ノ瀬へ向かい、ここで車中泊。この時期の志賀高原、明かりもなくて、廃墟のようでちょっと怖かった。人気もないし、ホテルなんかも全部しまって真っ暗。うーん、夏のスキー場ってこんなんなのかな???なんとか街灯のある駐車場探して車中泊したが、道の駅のようなイメージでいると、大間違えですね。なんか2度と泊まりたくない場所だな。しかし車中泊したおかげで翌日の早出につながったのでいいとしましょう。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日志賀高原一ノ瀬にて車中泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体によく整備されており特に危険個所はありません。聖平口から上条用水路に上がって、用水路沿いに進みます。用水路の水は飲用に適するかどうか不明。アライタ沢の橋を渡るところで沢水とれます。ここは大きな沢です。それより上に水場はありません。 アライタ沢から上は階段の登りです。よく整備されてます。稜線に上がった地点が、のっきという場所。この先は寺子屋山からの縦走路と合流。岩菅山までガレバの急登です。稜線上は風が結構強く、悪天時は要注意。岩菅山避難小屋はほぼ頂上にあって岩室のような造りで、昔ながらの味ある山小屋という感じ。外にトイレありますが、中は見てません。泊まるには、水を背負い上げる必要あり。しかし最高のロケーションなので、一度は泊まってみたい小屋ですね。頂上からの眺望は、360度大展望です。 裏岩菅山までの稜線歩きは、主に笹原の道で、展望の道ですね。大きな上下もなく、高低差は少ないので稜線漫歩できます。往復で1時間半ぐらい見れば余裕です。 |
その他周辺情報 | 志賀高原にガソリンスタンドはありません。渋温泉まで下ればたくさんありますが、単価めっちゃ高い。中野まで出た方がお得に給油できます。 道の駅、山の内の直売所はとても良心的。リンゴがめっちゃおいしかったし、なおかつ安い。秋映と恵という品種買ったけど5〜7個入って1袋250円でした。都会ではあり得ない価格!農家さん泣くよね。パキパキの新鮮なリンゴ、うまいよ! その他ぶどう、農産物、何でもお買い得でした。もちろん贈答用のお高い箱入りも、ございましたが・・ |
写真
沢を渡ってようやく、本格的な登り。ほぼ樹林帯の道。階段状でよく整備されてる。ところどころ平坦な泥濘箇所あり。
顔の大きさほどの大きなベニテングタケ3兄弟
西側から登るルートなので、朝はここまでほぼ日陰を歩けて、暑さに対しては良かったが、お日様あたらず、写真は厳しい。まあほぼ樹林帯の道なので、時間によらず、直射日光は避けられる道だった。
長野・群馬の県境尾根を見渡す。ドーム型の高い山が白砂山。
遠くは白砂山の左が日光連山、右に足尾山塊その右に赤城山、さらに右が榛名
感想
車中泊したので、朝早出が出来て、今日は余裕のスケジュール。もちろん10/2のこの日も終日快晴で、素晴らしいお天気に恵まれた。また朝晩は冷え込んだものの日中はあったかい日和だったこともあって、快適な登山ができた。
昨日の苗場山の疲れがかなり残るかな?と思ったが、ぐっすり眠れたので、結構すっきりした目覚めができ、疲れはあまり感じなかった。ひざ痛の方も、思ったほどひどくなくて、今日も歩けそうな感じだ。登山口の駐車スペースは10台程度と狭い点を気にしてたが、さすがに5時前なら空いてるだろうと、来てみると先行の車は1台のみでちょっと拍子抜け。まあこの時間では無理もない。
支度して、うっすら白み始め、視界が取れる感じだったので、重いヘッデンは車に残して、登山口を日の出前の5時10分スタート。初めだけ50mほど標高を稼ぐが、一ノ瀬からの道をあわせると、一条用水路沿いに平坦な道を歩く。暗い中登り始めたが、すぐに明るくなってきて、東の空が赤く染まってきていた。林の中なので、木越に空の変化を感じつつ歩く。折れた橋は右側に渡渉用の石の道が出来ていて、そちらをすり抜ける。5分ほど行くとアライタ沢の本流にかかった橋を渡る。
ここから先が本格的な登りの始まり。階段で一気に標高稼ぎ、一旦平坦な地帯を抜けると再び階段の急登。ずっと林で気が滅入るが急に開けて、寺子屋方面の尾根が見渡せ、中間点の手作り案内板。ここを過ぎると、傾斜がゆるくなって、歩きやすい。しばらくいくと、やっとすっきり岩菅山が眺められる場所に出る。地味に長い緩路をダラダラ登っていくと、やっとこ、のっきに到着。ベンチがあり、休みにちょうど良い。寺子屋からの尾根の道と合流。少し休憩、エネルギー補給。
この先は稜線歩きで、これまで日陰だったが、直射日光浴びながら登る稜線は明るい道だ。暑いかな?と思ったが、風が結構強くて、暑くも寒くもなく、ちょうどいい塩梅で、ストレスは感じなかった。最初は緩い笹原の道で、そのうちガレバの急登に変わり、けっこうしごかれる。頂上付近は傾斜も急で、一気に標高差を稼ぐ感じ。ただ標高上げるにつれて眺望も一気に広がり、振り返る寺子屋からの尾根や、広大に広がる樹海、西側の屏風のように北アルプスが鎮座した風景はすばらしく、疲れも吹っ飛ぶ。よくよく見ると特徴的な浅間の裾野の左側、なにやら肉眼でも富士子ちゃんのような・・・カメラを出してクローズアップで確認すると、日本一の富士山でした!それほど空気の澄んだ1日だったのですね。
ようやくついた頂上は、360度の大展望、まさに眺望のお山なんですね。頂上に着くと一人だけ先行の方がおられ、聞くと頂上避難小屋で泊まられたとの事。下の駐車場に停めてあった赤い車ですか?と聞くとその通りでした。ということは今日の一番乗りは自分だったわけですね。ちょっといい気分。その方はアマチュア無線を楽しんでおられる地元の方のようでした。今朝の山頂の日の出は素晴らしかったとのお話を聞いて、いつかはここで泊まってみたいいものだと思いました。避難小屋は岩小屋の造りで、中はとてもきれい、雰囲気ある小屋です。
話を戻して見える山の数と展望の良さは屈指かもしれません。北アルプスや頚城山塊はもちろんのこと、関東、越後の名だたる山々が遠望できて、山岳同定の面白い事!主だった山はそのフォルムから、多分あの山だな!と納得できるが、もちろんその場で、すべての山を言い当てられるものでもなく、写真撮って帰ってから、地図とにらめっこして、わからなかったこの山はこれだったんだ!と一人楽しんでいます。
裏岩菅山への道は標高差も少なく、緩い上下の笹原の明るい尾根道で、眺望抜群、稜線漫歩できるとても素晴らしい道でした。岩菅山から往復1時間半もみれば、ゆっくり漫歩できまっせ!裏岩菅山までいくと、苗場山と鳥甲山がドドーンとみえて、果てまで来た感じがする。岩菅山へ戻って12時目標に下山開始。のっきまでは20分と順調だったが、この直下でかなり紅葉が始まってる状況に足止め。結構撮影に費やしてしまった。稜線のっきから少し下ったナナカマドやダケカンバの紅葉は、一気に色づいてきており、来週あたりが見頃かも。ここらのダケカンバ林はすばらしく、黄葉したらさぞかしきれいだろうな?
予定の12時を30分遅れで、何とか無事駐車場まで下り降りました。下山時駐車場は路駐が長く続いて、今日も随分たくさんの方が岩菅山に入られたのだろうな?快晴の中素晴らしい山に来られたことに感謝。今度は新緑の頃や、志賀高原が紅葉最盛期の頃に、来てみたいかな。
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