記録ID: 477706
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
針ノ木岳・蓮華岳〜扇沢→針ノ木→新越山荘→種池周回
2014年07月12日(土) ~
2014年07月13日(日)
uneme
その他1人
- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,518m
- 下り
- 2,554m
コースタイム
【12日】
・7:50扇沢→9:15大沢小屋9:20→12:30針ノ木峠(針ノ木小屋)<テント設営>
・14:10針ノ木峠→15:40蓮華岳15:50→16:50針ノ木峠
【13日】
5:20針ノ木峠→6:30針ノ木岳6:40→7:30スバリ岳→9:40赤沢岳→10:40鳴沢岳→11:15新越山荘11:40→12:35岩小屋沢岳→13:50種池山荘14:10→(柏原新道)→15:30ケルン→16:35扇沢
・7:50扇沢→9:15大沢小屋9:20→12:30針ノ木峠(針ノ木小屋)<テント設営>
・14:10針ノ木峠→15:40蓮華岳15:50→16:50針ノ木峠
【13日】
5:20針ノ木峠→6:30針ノ木岳6:40→7:30スバリ岳→9:40赤沢岳→10:40鳴沢岳→11:15新越山荘11:40→12:35岩小屋沢岳→13:50種池山荘14:10→(柏原新道)→15:30ケルン→16:35扇沢
天候 | 12日→晴れ 13日→雨、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【扇沢〜大沢小屋〜針ノ木雪渓取りつき】 危険箇所無し。道はとても良く整備されていて、傾斜もゆるやか。 【針ノ木雪渓】 雪渓。ほとんどの人が軽アイゼンだったが、要所で急坂のため、前爪がある10本以上の方が登りやすいと思う。迷う事は無いが、踏み跡はまばら。下山はピッケル必須と思われる。ストックの下山者もいたが、危険。 【針ノ木峠〜蓮華岳】 スタートは急な道を登る。そのあとは比較的緩やかで整備されたザレ場を行く。途中コマクサの群落がある。テント場からも山頂が見えてるが、見た目以上の距離を感じる。広くて気持ちのいい尾根で、槍が岳、後立山連峰など北アルプスの主峰が見渡せる。 【針ノ木峠〜針ノ木岳】 岩場と雪渓を交互に登る。雪渓はステップが切ってあるので登りやすいが、過信は禁物。雪が緩んでいて、ステップごと踏み抜いて滑った。 とはいえほとんどが岩のザレ道だったのでアイゼンは使わなかった。 【針ノ木岳〜スバリ岳】 今までの道と違い、全体的に道が細くなる。危険箇所なし。 【スバリ岳〜赤沢岳】 スバリ岳直下の下山はかなり急な岩場。その後鞍部から170mほどの落差がある登り返し。 針ノ木峠から赤沢岳を見ると、とても急な斜面に見えたが、実際は比較的緩やかで登りやすい。赤沢岳直下に、滑落注意の看板があるもろい岩場がある。距離は短いが慎重を要する。 ただ、我々は道を間違えてしまったため、(結果よかったのか?)その岩場を登る事は無かった。どこでどう間違えたか不明。 【赤沢岳〜新越山荘】 鳴沢岳までゆるやかで気持ちのいい登山道。風雨が強くてそれどころではなかったが、鳴沢岳からの下山道は、整備が入ってるものの少し急。腰を落としながら慎重に下る。 シラネアオイがたくさん咲いていた 【新越山荘〜種池山荘】 扇沢方面の眺めが素晴らしい道。何度か雪渓のトラバースがあるが、危険箇所ではない。 それより、岩小屋沢岳を過ぎた辺りから、扇沢側に向かって道が崩落してる。道幅は十分なのだが、切れ落ちてるため少し怖い。特に今回のように強風があると吹き飛ばされるんじゃないかとヒヤヒヤする。 種池直下の登りが地味に疲れる。また倒木の枝がうっとうしい。 【種池〜柏原新道】 登りで使った時には感じなかったが、ケルンより先きがかなり急。「扇沢まで40分」の表記があるが、とても40分では着かない。1時間はかかる。 下山なので時間はかからないが、疲労感は強い。 |
写真
感想
北アルプスの中心地針ノ木岳。立山、槍が岳、鹿島槍、どこからでも見えた印象的な山頂を持つこの山に一度登ってみたかった。
扇沢を中心に、雪渓→針ノ木→スバリ→新越山荘→種池の周回ルートは割と有名なルートなのだが、逆回りを行く登山者に10組以上すれ違った。大半が赤沢岳手前までに会ったのだが、逆に我々と同じ回りをしてるパーティは、私が見る限り4パーティほど。逆回りの方が、累計の標高差が200mほど高く、体力的には種池に向かうルートの方が楽。
今回のルートで一番の難所は、やはり雪渓。前爪のないアイゼンで登ってる人がいたが、あれだけの急傾斜では太刀打ちできないだろう。合わせてピッケルが必要だ。
針ノ木から種池山荘間はアップダウンあるものの、全体的に道は揺るやか。針ノ木峠からは赤沢岳への登りがかなりキツそうに見えたが、実際はそれほどでもなかった。
それよりも鳴沢岳から新越山荘までの下りは要注意。
時期が良かったのか、コマクサ、シラネアオイなど高山植物が咲き乱れていた。
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コメント
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雨の中での縦走、お疲れ様でした。私も12日に爺ケ岳に登りましたが、翌日13日は根性なく雨が降る前に降りてしまいました。雨と言っても結構景色は見えるものなのですね。私もいつか再度挑戦してみたいと思っています。レポート参考にさせて頂きます。私のところにも遊びに来て下さい。それでは。
13日は、雨だけでなく風も強かったので、下山されたのは英断だと思います。
特に種池からだと、かなり長丁場になりますし。
種池方面からだと、赤沢岳頂上からの下りや、その後のスバリ岳の登りは、岩場の傾斜がキツかったですね。
ただ、黒部湖をはさんだ立山や劔の眺めは最高でしたね。是非一度行ってみてください!
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