那須岳紅葉山行
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,107m
- 下り
- 684m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:02
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はとくにナシ |
その他周辺情報 | 大丸温泉駐車場周辺に温泉アリ |
写真
感想
今年の夏は台風に振り回され、幾度となく山行が中止になった。
今回も天気予報は怪しかったが、「最悪は温泉でのんびりすればイイ」と、大きな期待を持たずに前泊の宿へ出発。とりあえず翌朝は予定通り3:00amに起床し、空の様子をみてから決行・中止を決めることに。
3:00am起床。月と星がキラキラ光っている。放射冷却でかなり寒い。
これは良いご来光が観れそうだ。
さっそく準備をして真っ暗な大丸温泉駐車場へ向かう。この時間(4:00am)から登るのは私たちだけかも知れないと思い、クマ鈴やらもろもろを準備して行ったが、同じことを考えている人はやはりいるもんで、駐車場にはそれなりに車が停まっていて、歩き始めている人たちがいた。ホッとした。
那須ロープウェイ駐車場に駐車するのが理想的だが、紅葉の繁忙期は朝8:00まで施錠されていて入れなくなっているから、下の大丸温泉に停めて、そこからまずロープウェイまで車道をショートカットしながら上がる。峠の茶屋、指導所を経て、鳥居のある那須岳登山口へ。ここからしばらくは樹林帯を登る。樹林帯を抜けると視界が開け、茶臼岳の腹をトラバースする登山道になる。遠くに峰の茶屋跡避難小屋が見えてくる。ここは風の通り道で風が強いのだが、この日はほぼ無風。相変わらず寒いが、風のない御来光待ちはありがたい。下にはキレイな雲海。だんだん雲と空が赤く染まってくると、いよいよ天照大神の登場だ。何度見てもこのドラマチックな登場は感動する。右に茶臼岳、左に朝日岳が紅葉と相まって真っ赤に焼けた。これが観たかったのだよ!
陽が昇りきるのを待って熊見曽根に向かう。朝日岳には過去に登っているから今回はスルー。熊見曽根から隠居倉までの尾根歩きは眺望最高でなんと快適なことよ。ここまで来ると人がほとんどいない静かな山歩きが楽しめる。たまにすれ違う登山者がいると安心する。隠居倉で展望を楽しんだら、樹林帯を三斗小屋温泉まで降る。自分の足でしか来れないこの秘湯はとても魅力的。煙草屋旅館には熱い源泉が流れていて泊り客はセルフで温泉卵がつくれる。ひと休みしたら姥ヶ平を目指して沼原方面へ (ここで沼原方面への分岐を読み誤り、峰の茶屋跡避難小屋に戻る方面に歩いて30分ロスしたのは失敗だった)。
姥ヶ平下を経て紅葉が見頃の姥ヶ平へ。ここはロープウェイ利用で来れるので急にハイキングや観光の人が増えて賑やかだ。近くのひょうたん池への細道の脇にひっそりと姥ヶ平の由来となる石仏があるのを今回初めて知った。これは「奪衣婆」で、三途川(葬頭河)で亡者の衣服を剥ぎ取る老婆の鬼らしい。ここからは天気が良ければ紅葉越しに蒸気が沸く茶臼岳の勇姿が観られるのだが、残念ながら上からガスが降りてきて、せっかくの茶臼岳も見え隠れ。それでも周りの紅葉は息を呑む美しさ。どうしたらこのような色になるのだろうと不思議に思ってしまう。
待ってもガスは抜けそうもなかったのでロープウェイ山頂駅へ。何度も振り返っては紅葉を見納めし、分岐の牛ヶ首まで来るとすっかり観光客でイッパイだ。さすが紅葉時期の3連休。11:50発のロープウェイで下山。山麓駅から大丸温泉駐車場まで降って今回の紅葉山行は終了。たくさん歩いてキレイな紅葉が満喫できて大満足!駐車場脇の「ニューおおたか」さんで温泉に入ってサッパリして帰る。
都心から近く行きやすい那須岳だが、ルートの取りかたによって短くも長くもいろんなバリエーションが楽しめる良い山だと思う。
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